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知らないうちにiPad ProでUSキーボードが使いやすくなっていた -- iPadOS 13.5 PB

追記 5月17日(日)23:12
この記事に書いた事はMagic Keyboardのみかもしれません。
少なくともSmart Keyboard Folioでは従来通りの挙動でした。
他のハードウェアキーボードでは確認してません。
Magic Keyboardでは他にも、地球儀キー+Deleteキーでの"forward delete"が無効にされていたりと細かな点が他のキーボードと異なるようです。
ちなみにforward deleteをMagic Keyboardで実現するにはctrl+Dです。

私はiPad Pro 12.9" に現在13.5 PBを入れてます。

巷のブログでは、MacでUSキーボードを使っている人もiPadではJISキーボードを利用しているという記事をたまに見かけます。理由は簡単で英数/かなキーがJISキーボードにはついているからです。

MacであればUSキーボードを使っていてもKarabiner Elementsなどでキーアサインを変更してしまえば仮想的に英数/かなキーを使えるようになるのでなんの問題もないですが、iPadでは同様のソフトは利用できません。そんなわけで、JISキーボードでレイアウトを妥協する代わりに物理的な英数/かなキーを手に入れることになるわけです。

でも私はどうしてもJISは嫌なんです。
Windows時代にメカニカルキーボードを使っていた頃からずっとUS配列で通してきたのでJISキーだと@マークを打つときにイライラするんです。久しぶりに設定をいじってみたら気づいたことがあったので書いてみます。

トグル切り替えの挙動の変化

自分がiPadOS13.5 PBを使っているうちに気づいたことなんですが、もしかしたら少し前のバージョンからできた事なのかもしれません。
以前からiPadでUS配列のハードウェアキーボードを使った文字入力は言語(キーボード)の切り替えがトグルでしかできません。それは引き続き変化がないことなんですが、今回気づいた事は言語(キーボード)切り替え時の挙動の変化です。

iPadOSの少し前のバージョンから修飾キーのキーアサインをユーザーがある程度変更できるようになりました。キーボード最下段左端にある地球儀キー(Gloveキー)で言語切り替えができるのがデフォルト動作ですが、この地球儀キーで切り替える時のトグルの挙動と、「Caps Lockを使用して言語を切り替え」をONにしてCaps Lockで切り替える時の挙動が全く違うことに気づきました。

トグル切り替え中にフォーカスを奪われることが嫌

地球儀キーで切り替える時の挙動は言語選択ポップアップが表示されます。日本語と英語などキーボードの数だけ表示され、押すたびに切り替わる動作をします。
この挙動の問題点は、ポップアップにフォーカスを奪われてしまうことです。これが個人的にものすごく許せないものでした。

具体的な例として、テキストエディタで文字入力中に言語切り替えをしようとして地球儀キーを押し、すぐに1行下にカーソルを送りたいので下矢印キーを叩くとします。でもカーソルは下の行に行ってくれないのです。矢印キー押してもカーソルではなく、言語切り替えポップアップの言語が切り替わってしまうのです。

しかし今回気づいた13.5PBでの「Caps Lockを使用して言語を切り替え」はその問題が解決されていました!
今までのように言語の数だけポップアップが出るのではなく、「切り替わった言語」だけを表示してくれるようになり、さらにフォーカスも奪わなくなったのです!

上の例でいえばきちんと1行下の行にカーソルが移動できるようになったわけです。しかも「切り替わった言語」が明白な時は表示される前に何かキーを叩けばその表示をキャンセルして邪魔な表示を目にする必要すらなくなりました。
どの言語に切り替わったか明示的に確認したい場合はコンマ数秒待てば表示されます。

これでUSキーボード命のiPadderも安心して高いお金を払ってMagic Keyboardを買えるようになったんじゃないでしょうか。

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