訪問看護師の採用が難化する可能性について

結論


訪問看護師採用・定着が困難になる可能性

医師の2024年問題(医師の働き方改革)に関連して、訪問看護師の確保が困難になる可能性があります。
その理由を以下に記載します。

医師の働き方改革の概要

2024年度以降、診療に従事する勤務医には、時間外・休日労働時間の上限規制が適用されます。
年間の残業上限が一般の労働者と同程度である960時間となります。

しかし、ある調査によれば回答者の約4割が上限規制の範囲内で勤務できないと回答されたそうです。

すなわち、年間の残業上限を超える業務について、医師の増員も含め、誰かが受け取らなければならなくなるということです。

訪問看護師採用・定着が困難になると考える理由

病院もDX化などにより全体的な業務効率化を進めていますが、医師の労働時間削減を実現するほどの効果はまだ出ていません。

今後、看護師や看護助手を確保して、タスクシフトにより医師の業務負担を軽減しようという流れが出てくる可能性があります。

2024年度から始まる話ですから、これはこれから徐々に影響が出てくる話、ということになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?