トリックアートのきまぐれ御朱印巡りの散歩旅 その6


下賀茂神社


 今回は左京区出町柳にある、下賀茂神社と妙音弁財天(清龍弁財天)社を訪ねます。
京阪電鉄の北の終点駅である出町柳駅を下車して前方のエスカレーターを上がると、正面には叡山電鉄出町駅があって、そこで叡山電鉄比叡山線に乗り換えると京都の奥座敷八瀬を経由して比叡山に行くことができます。また本線には京都のラーメン激戦地の一条寺駅、避暑地の岩倉駅等を経て、鞍馬寺のある鞍馬駅、山岳系神社の高パワースポット貴船神社や夏の納涼川床料理が楽しめる貴船口駅などちょっとした電車旅も楽しめます。
右手には暇素な住宅街が広がり、左に行くと加茂川と高野川が合流して鴨川となる、いわゆる鴨川デルタ地帯が目の前にあります。よく映画やドラマの撮影で出てくる風景の川中の石を飛び跳ねる地点ですね。
さて、デルタの先端に広がっている大神社が京都一の宮・下鴨神社または「加茂御祖神社」です。本殿にたどり着く間の気持ちの良い新緑の森がいわゆる「糺の森」です。途中「みたらし団子」の由来となった御手洗川などもあります。
創建は京都に都ができるかなり以前であろうと思われ、はっきりとはしておらず、初代天皇神武天皇説、10代崇神天皇説など様々です。上賀茂神社とともに加茂県主氏の氏神を祀り古くより朝廷の厚い崇敬を受けていたのは間違いないようです。

下賀茂神社御朱印

続いて下賀茂神社から南に出て賀茂川に架かる出町橋を渡って直ぐの南側
にあるのが、「出町妙音堂」または「青龍妙音弁財天社」です。ここは神社と寺院の古い形での習合が見られ(日本ではかつてより、神と仏が一体であるというホンチ・スイジャクという考えが根底にあり、明治維新後のハイブツ・キシャク運動まではその形態が残されておりました。)ご本尊は弘法大師作と伝わる妙音弁財天画像が境内六角堂に安置されております。また域内には愛知県豊川市にある豊川稲荷京都別院社が存在しております。寺院的には御所北にある禅宗のお寺「相国寺」の管轄下にあるようです。

出町妙音弁財天御朱印











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