Mie Miyakawa
きっかけはおばあちゃんの着物でした
英国での学生時代、ジュエリーをデザインする時にいつも「自分らしさってなんだろう」と考えていました。そして帰国後、北海道の祖父母が住んでいた家に移住したときに出逢ったのが、祖母が着ていた着物です。日本の伝統色で彩られた、やわらかな色使いのテキスタイルデザインはシルバーとの相性もよく、自分のルーツを見つけた気持ちになりました。おばあちゃんから孫へ大切に引き継いでもらえる、そんなジュエリーをこれからも丁寧につくっていきたいと思っています。
はじめまして
東京の短期大学卒業後、都内の貴金属会社に勤務。そこで培った経験をさらに深めるため、2002年に英国へ単身留学。大学在学中よりジュエリー作家制作アシスタントをはじめ、プロダクトジュエリーの商品化やアーティストインレジデンスなどにも精力的に活動する傍ら、ロンドンやエディンバラ、ドイツなどで数々の展覧会をおこなう。2011年に帰国、北海道在住。
北国のスタジオでひとつずつ、想いを込めて
スタジオのある北海道・十勝地方は厳寒期はマイナス20°Cを下まわるほどの地域。でもこの冷涼な気候がもたらす自然の恩恵ははかり知れません。十勝晴れの空の下、日高山脈の稜線のもとに広がる田園風景は季節 ごとに色を変え、鳥のさえずりや木々のざわめきなど全てがジュエ リーデザインの源泉となっています。小さなスタジオではあります が、都会では感じる事ができない自然のインスピレーションを日々感じながら、身につける方が一生大切にしていただけるようなジュエリーをひとつひとつ、丁寧におつくりしています。
北海道は自然の宝庫
イギリス留学時代に始めたアウトドア。自然の美しさに魅せられて以来休日は登山などをしてメンタルもフィジカルもリフレッシュしています。北海道の自然からいただく沢山のエネルギーが日々の制作活動へとつながっています。