髙際紡糸製作所
手紡ぎニット帽
原毛から紡いだ毛糸で編んだニット帽。
サフォークは弾力があって紡いでいても編んでいても「モチモチ」しています。
出来上がりは小さく見えるけど弾力があるので伸び、かぶるとほどよく頭を包んでくれる暖かいニット帽です。
はじめまして
天然素材(羊毛、麻など)に「染色(藍染)、手紡ぎ、手編み」の工程を加え、作品を仕上げています。
始めたきっかけは小学生の頃に友達の間で流行った編み物でした。
周りがやめていっても飽きることなくうん十年続けてきて、
そのうち編むこともさることながら糸自体に興味がわき「自分で紡ぎたい」、そして更に深みにはまり「紡ぐ前に染めてみよう」となりました。
今はちょうどこの辺りです。
周りからは「そのうち羊を飼うんじゃない?」と言われていますが、それはまだ妄想のお話です。
その熱は夫にも伝染し、今では夫の方が紡ぎは上手です。
3年前に「髙際紡糸製作所」を立ち上げ、本格的に共同で作品作りを始めました。
特別な日に使うものではなく、日常気軽に身に付けられる作品作りを心がけています。
紡ぎ車
ニュージランドのAshford社の紡ぎ車、トラディショナルシングルを愛用しています。
元々は白木(ナチュラル)だったものを解体し、ニスを塗りました。
長年使ってきて、良い色になってきました。
毛玉取り
フェアアイルセーターにはまり、自分でも編みますが古着を購入することも増えました。
スコットランドのシェットランドウール、Jamieson'sのカーディガン。
古着は毛玉がすごくて全体的に模様がぼやけているものが多いので、まずは毛玉取りです。
毛玉取り機はニット地を痛めるので使いません。
ハサミで切り、ブラシで仕上げます。
やっているうちに、毛玉取りにすっかりハマってしまいました。
編み物自体、何も考えず無になれる作業なのですが、
毛玉取りはその上を行く「無」です。
模様も、段数も、編み加減(手の強さ)も何も気にせずひたすら切るだけなので、時間を忘れるほど黙々と続けてしまいます。
ただ、編み地を切ってはいけないのでダラーと続けるのではなく
ものすごく集中しているので、編み物をするより疲れるかもしれません。