見出し画像

【出展者のご紹介】新しいものをどんどん掛け合わせ、自由な個性を表現しているーNitton(ニットン)

こんにちは。
今回ご紹介するのは、ハンドメイド作家の『Nitton』(ニットン)さんです。
イヤリングやピアスだけでなく、タティングレース、編み物、ビーズ、アロマなど様々な作品をつくられています。
季節を感じさせるデザインやお花、大人っぽい印象のパールなど、素敵な作品がたくさんあり、大人気の作家さんです。
クラフトメイドマルシェには、なんとプレオープンの第0回から参加されているお馴染みのNittonさんにこの度インタビューのお時間をいただきました。


ハンドメイドを始めたきっかけは、“なんでもつくれる”おばあちゃんがいたから

画像1

ハンドメイドをはじめたのは、小学校4年生(10歳)くらいからですかね。
もともと美術・芸術系が大好きだったので、手芸クラブに入っていました。
私のおばあちゃんが編み物やパッチワークなどをしていて、それを見て私もやりたくて。
編み物の作品やマフラーを作ったり、ポーチやメガネケースをつくってお父さんやお母さんにプレゼントしていました。

中学時代では、雑貨屋さんに置いてあるリュックを見て、
「このリュックを作りたい」と思いたった時もあります。その時はリュックの写真を撮って、おばあちゃんに全部聞きながら作ったり。

おばあちゃんは、趣味でなんでも作れる人なんです。
家に親戚や友人が来ると、「これもらっていい?」「これはすごい」と言って、作品を持って帰るんです。そして今度は、持って帰ったおばあちゃんの作品を、親戚の人がさらに友人にあげるみたいな!

子供心に、『沢山つくってみんなにあげているおばあちゃんてすごいなぁ』と思ったんですよ。
おばあちゃんの作品を受け取ったみんなは、とても喜んでいたんですよね。その姿が“すごくいいなぁ、おもしろそう”と思ったのがハンドメイドを始めたきっかけです。
小さな頃から、ハンドメイドは身近な存在でした。


雑貨屋を経営者する友人との出会いが大きな転機へ

画像7Nittonさんのタティングレース作品

社会人になってからも、趣味としてハンドメイドを続けていました。
本格的に販売などもやっていこうと思ったのは5年前(2016年)頃です。

きっかけは、仲良くさせてもらった人が経営している雑貨屋さんに、ハンドメイドのアクセサリーが置いてあったことから。
“手作りですごくいいな”と思って、
「私もこんな風に、いつかお店に自分の作品を置くのが夢なんですよね」とサラッと伝えたんですよ。
そしたら雑貨屋を経営する友人から、「じゃあやってみる?」と言われて、「えっ?いいいんですか?そしたらぜひ!」みたいな。とんとん拍子で作品をお店に置いてもらえることが決まりました。

置かせていただく作品を色々考えたときに、思い浮かんだのが【タティングレース】でした。

タティングレースはレース糸ですが、もともと編み物をしていたので、糸の扱いは得意です。
涼やかそうに見えるレース糸は夏だけでなく、モチーフによっては冬でも可愛いものをつくれます。
自分の作品をお店に置いていただくのに、シンプルにビーズやパールを繋げるだけの作品では物足りないなと思って。

せっかくなら、オリジナリティがあって技術がいるものを作りたいなという想いがありました。その結果、自分の作品にタティングレースを選びました。

初めての試みでしたが、「タティングレースの作品をつくることができます」という写真をもとに雑貨屋の経営者の方にプレゼンしました。
そしたらその方が「素敵な作品でとてもいいですね」と言ってくださったんです。
その後1ヶ月半後には、タティングレースの作品を無事納品することができました。

ワークショップで気づいたのは「様々な人と一緒に作品をつくる楽しさ」

画像3

作品を数回お店に置いていただいた後は、
その雑貨屋さんでワークショップをメインでさせてもらうことが増えました。
ワークショップではニットリングや毛糸のヘアバンド、かすみ草のイヤリングなどのアクセサリー系を作りましたね。

ワークショップの頻度は月2回ほどしているときもあれば、3ヶ月に1回のときもあり、時期によって様々です。
慣れてきてからは、他のハンドメイド作家さんの教室の運営やメイクアップ講座など、幅広くお手伝いしました。

作品づくりについては、どれか一つを極めるというより、色々できるようになって組み合わせたいと思うようになりました。
編み物やアロマの資格を最近取ったので、例えば「アロマ」と「編み物・縫い物」を組み合わせてみたいと思っています。

自分1人で作るより、多くの人へ教えることの楽しさに気づけたので、
振り返ると雑貨屋を経営する友人との出会いはすごく大きいです。


クラフトメイドマルシェとの出会い

画像4

マルシェを知ったのは、またまた雑貨屋を経営する友人から。
その方がクラフトメイド協会理事の中野莉子先生と仕事仲間で、
「(マルシェへの出展を)やってみる?」と声をかけてもらったことです。

中野莉子先生のビジョンを聞いたときに、すごく私もやりたいと思ったんです。
先生のビジョンは「ハンドメイドを広げていく」ということと、「ハンドメイドの価値を高めることで、作家さんが経済的に自立できる状態を作る」ということです。
社会人になる前は、将来ハンドメイド系の服飾の仕事がしたいという気持ちがありました。
ただ「ハンドメイドの仕事を選んだ先」を考えたときに、働き方や収入に不安を感じたので、当時はやりたい仕事よりも現実を見て仕事を選びました。

社会人経験を通じて視野も広がってきた中で、仕事をしながらでも空いた時間を使えばハンドメイドを極められることに気づきました。
プラスα、よりできることが増えたらいいなって思っていたので、
マルシェ出展のお話を聞いたときに「楽しそう!やりたいです!」と二つ返事したのです。

マルシェ出展のお話があったのは、コロナによる自粛期間に入って数ヶ月後のことでした。出展方法はオンラインと聞いていましたが、新しいことにチャレンジしてきた経験があったので、なんとなくですが自信がありました。

最初は販売ブースに来てくれていたお客さんが、ファンになり、インスタのフォロワーになり、やりとりをしていく中でワークショップにもご参加いただいた時はとても嬉しかったです。

ワークショップは、時間があっという間なので、
簡単すぎず難しすぎず、ちょうどいいものを考えています。

オンラインのカメラ越しですと、手元が見えにくかったり、参加者の方のペースも様々なので、
進め方が少し難しいところがあります。しかしマルシェに参加したことで、今までにない色々な経験ができて、難しさもひっくるめて楽しいと感じています。

マルシェのテーマである「エシカル」については、当初全く考えていませんでした。
マルシェとともに、未来のために勉強し始めたなと思います。

お客様、ハンドメイド作家さん、マルシェのスタッフの方々など、全ての出会った方々への感謝を大切にしています。

オフラインでもオンラインでも繋がる楽しさと価値は同じ

画像5

2021年4月Instagramを新しく立ち上げ、夏に「ハンドメイドお茶会」を企画したんです。
いろんな方へお誘いのDM(ダイレクトメッセージ)を送ったところ、予想以上に反響がありました。お茶会は無事成功し、参加者の方とZoom上で盛り上がったことで、そこから仲良くなった人もいらっしゃいます。

ハンドメイド友達は、雑貨屋を経営する友人に出会ったり、マルシェに参加する前より、かなり増えました。横の繋がりはすごく楽しいなと思うので、
これからも協力して色々なことにチャレンジしたいなと思います。

また現在、クラフトメイド協会の「ブランディング講座」を受講しています。この講座を受けたことで、今まで感覚でやってきたブランディングの基礎や、Instagramについてやり方や押さえるポイントがはっきり見えてきたことが非常に勉強になるなと思いました。

サロン名の由来は大好きな編み物と自分のあだ名

画像6

サロンの名前は、きっかけの雑貨屋を経営する友人が付けてくれました。
私の名前が「ひとみ」ということから、小学2年生の頃から、『ひっとん』というあだ名で呼ばれていたんです。
そこに、作品のモチーフにしている編み物の英語『ニット』を掛け合わせて【ニットン・Nitton】になりました。

ニット【knit】はきちんとしたスペルだと、発音しないKが入るのですが、文字の可愛さを重視してKは抜きました(笑)
今では、『Nitton(ニットン)』の頭文字である『N』のネックレスも作ってます。

アクセサリーをつけるタイミングは、普段着でも、ドレスアップでも、いつでも。

『Nitton』のコンセプトは、"ハンドメイドを自由に楽しむこと”なので、
身に付けるタイミングは自由です。作品を購入された方がいっぱい個性を出して欲しいなと思っています。


一緒に楽しく作っていきたい

画像7

2021年9月に法人化をし、会社を立ち上げたんです。
先日名刺が届いたので、これから挨拶まわりをしたり、作品に同封したりしようかなと思っています。
私のビジョンは、『自分の幸せは自分で決める、本当の意味で自立する』ことです。
私自身もそうですが、私と関わる人がみんな同じように、自分で幸せを見つけて、
自分で幸せを手にできるようにしていきたいなという思いがあります。

その手段として、ハンドメイドがあります。
まずハンドメイド作家として自立するには、経済的に安定する必要があります。また一緒にハンドメイド作家として挑戦していける仲間を増やすことで、
同時にファンもたくさん増えたら嬉しいなって思っています。
将来的には自分のブランドで百貨店などにも出店したいと考えています。

ハンドメイドをされている人は、作品づくりの際に何かしら求めていることがあると思うんです。
つくるときって、自分がつくってるものに集中しますよね。
だけど手が止まった時に「わかる人にこういうこと聞きたいな」
であったり、「この作家さんはどんな風に製作しているんだろう」と聞きたくなるものです。また、ものとばかり向き合っていると、人と会って話したくなりますよね。

作品を大量生産するのは元々好きじゃないので、
自分がつくりたいように、新しいものをどんどんつくっていきたいなという思いがあります。

誰かと一緒につくっていく過程がとても楽しいんです。
私がアドバイスすることで、コツを掴んでうまくできるようになったり、
一緒に完成したことを喜んだりする瞬間などですね。
人と一緒につくることがとても好きなので、教えたり伝えていくことを極めたいなと思っています。

私だから来てくれるという人と一緒にやっていきたいですし、
やっぱり自分が楽んでいることが一番ですね。


先生のハンドメイドに対する想いだけでなく、原点からビジョンまでの考えが伺えた
あっという間のインタビュー時間でした。
一緒に素敵な作品を作って、楽しい時間を共有したい、その想いが伝わるからこそ、
ワークショップが盛り上がり、ファンが増えていくのだと感じました。

「Nitton(ニットン)」さんのSNSはこちらからチェックできますので、興味があれば覗いてみてくださいね。

Instagram

※ ※ ※
クラフトメイド協会では、オンライン・オフライン問わず様々な講師が活動しており、ハンドメイドのワークショップを随時開催・募集しています。
ご興味がある方は下記のSNSなどをチェックして、ぜひ参加してみたください。

クラフトメイドマルシェ公式HP
クラフトメイドマルシェInstagram
クラフトメイド協会Instagram

また、開催依頼に関しては下記の問い合わせ先からお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?