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【#210】如月の2月

愛と寛容と忍耐と集中力

 「2月って、こんなに忙しい月だったかなあ」と思う日々が続いています。3月も同じようなペースなので、どこかで息抜きをしようと企んでいます。そんな2月に入っての三浦綾子カレンダーの言葉が、心に沁み入るのです。

 心のしこりを融かすものは、寛容であり愛である。共に荷を負ってくれる忍耐である。 

三浦綾子『明日をうたう』

 私の寛容や愛、忍耐だけではなく、集中力までも小さくなっていると感じているのか、妻からラムネを手渡されました。画像では少し見えにくいですが、「集中したい時に!」と書かれています。果たしてどこまで集中できたかは、「?」です。

不思議な出会いと再会

 2月のスケジュールが混んでいる1つに、昨日と今日、聖書神学校の入学面接をオンラインで行うことがあります。3年前の面接時、驚くべき出会いがありました。そこで面接をした一人の方は、10年以上前に心を注いで祈っていた方の家族だったのです。教会員の故郷に関することで祈りのリクエストをいただき、「どうしてそんなことが・・・」と思って心を痛めつつ、会ったことのない方のために、大きな試練の中にあることを容易に想像できるその家族のために祈っていました。そして時折り、その地名や県名を見聞きすると、思い出しては主の守りと支えを祈っていました。その家族の方が不思議に私たちと同じグループに導かれ、10年以上を経て、聖書神学校の面接でお会いできたというわけです。祈り続けることの恵みを思わずにはおれませんでした。

 そして昨日、私が面接をした方のお母さんのMさんは、私と同じ教会出身で、私の教会学校の先生でした。Mさんには大変お世話になりました。その娘が聖書神学校に入学されるとは!そして私が面接するとは、本当に不思議な思いです。面接中は私情を挟まず、面接が終わってフラットの立場になってから、懐かしさを思う会話を少し交わすことができました。嬉しいですね。今日の面接でも不思議な出会いが待っているでしょうか。

如月

 諸説あるそうですが、2月を「如月」(きさらぎ)と呼ぶのは、「衣更着(きさらぎ)」が転じたとのことです。「衣更着には、厳しい寒さに備え重ね着をする季節(衣を更に重ねる)という意味」があるとのことです。厳しい寒さや忙しさの中でも、様々な出会いや再会、出来事を重ねてくださり、主なる神は心が凍えないようにしてくださっているようです。

 さあ、明日は主日礼拝です。私は紋別に向かいます。流氷を見られたらと楽しみにしています。そして礼拝を通して、愛と寛容と忍耐を与えてくださる主なる神を、そして共に荷を負ってくださる主イエスを皆さんで心から仰ぎます。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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