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【#225】あともう少し

安堵しました

 「眩しい日差しの北見の2月が好きです」というIさんの言葉と並んで、「春分の日のあたりは荒れますよ〜」というSさんの言葉も、季節に関する地元の方の言葉は年月とともに実感を伴います。果たしてその言葉の通り、3/20(水)の春分の日の少し前の3/18(月)、ヒューヒューと鳴る風と共に雪が降り続けました。(TOP画像)

 前日の日曜日(3/17)は、妻が紋別に出かけていたので、もしこの雪が1日早かったら、いろいろと大変だったなあと思います。北見や紋別の礼拝には、峠を越えて来られる方々もおられるので、真冬日で風が強く湿った月曜日の雪だったとしても、日曜日でなくて良かったと安堵しています。

美しいこと

 月曜日(3/18)の夕方、どれだけ積もったかと様子を見てみると、まだ風も強く、私の頬をめがけるかのように湿った小雪が降っていました。教会の壁を照らす照明は、まるで漫画で見るようなご飯の大盛りのように、雪の大盛りとなっていました。これ以上のおかわりは、No Thank Youです。

▲ 照明の上に積もる雪(2024年3月18日)

 そして教会の駐車場は、まるで鳥取砂丘のように美しい稜線を見せてくれています。TVで見る景色であれば、「風が造り出す造形って美しいなあ」と思うのですが、自分が除雪をしなければならないと思うと、その美しさを味わって眺めるという思いにはなりません。それでも、もしバラバラ、グチャグチャに雪が降り積もっていたら、心も同じようになるかもしれないので、やはり美しいことは良いことですね。

▲ 吹き溜まって稜線を描く積雪(2024年3月18日)

白くしてくださる

 ある方が「雪を白くしてくださったのは、神様の愛の業ですね」と言われていたのを思い出しています。確かに黒とか茶色だと、心も暗くなりそうです。全てを白で覆ってくださる様子は、全ての罪を雪のように白くしてくださる神の業の雛形ですね。

▲ 除雪車の作業後(2024年3月19日)

 19日(火)の夕方、心待ちにしていた除雪車が力強い音を鳴らして登場し、重い雪を除雪してくれました。「どうして教会の周辺にだけ吹き溜まるのかなあ」という私のつぶやきも一緒に除雪してくれたようです。除雪車ではできないところだけの雪かきは、かえって気分転換になり楽しいものです。

 春分の日の前後にある暴風雪は、さながら北国の春一番なのかもしれません。春二番はご遠慮したいのですが、雪解けまであともう少し、あともう少しです。

 さあ、明日は棕櫚(しゅろ)の主日礼拝(パームサンデー)です。主イエスが小ロバに乗ってエルサレムに入場し、十字架に向かっていく受難週も始まります。共に十字架の主を見上げます。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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