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【#52】3ヶ月の実習を終えて

本当にそうだなあ

 1月29日(日)、Y神学生夫妻が約3ヶ月に渡って紋別で実習をしてきた最終日となりました。正確には夫のK神学生が紋別で3ヶ月、妻のC神学生は九州での2ヶ月の実習を経て紋別で約1ヶ月ということになります。

 紋別と北見の2つの教会をzoomで結んで、賛美と祈りなどは北見の教会がリードし、証しとメッセージをY神学生夫妻が担当してくれました。C神学生が証しの中で祈祷会に参加しての恵みとして、「共に祈り合うところに、神の証しが与えられていくことを一緒に体験することができました」と言われました。私はその言葉を聞いて、「本当にそうだなあ」と思いました。

 夕方、C神学生に上記の言葉に対して「C神学生は時々、名言のような言葉が出てきて、それがとってもいいね」とお伝えしました。するとC神学生は「多分、日吉先生が語っていた言葉だと思います」と言われ、「ええ!そんなこと言ってたんだあ」と笑い合いました。後から妻に「自画自賛してるみたいね」と言われて、何だかとっても恥ずかしくなりました。

▲ 紋別での送別会で持ち寄られた料理。真ん中にあるのは、高野豆腐を使った肉料理だそうです。
画像にはありませんが、海鮮ちらし寿司もあります。

目指すところ

 夫のK神学生は、「いつも紋別の兄弟姉妹の間にあるキリストの愛が、ここにはあふれている」と言われました。そして「私が卒業して牧会する教会もこうでありたいと思いました。『ここに来れば愛があるんだ』とわかる場所なら幸いだなと思うのです。初めての人も子どもも、誰が来ても『愛があるなあ』という教会です」と目指す教会像を紋別と北見の教会の一端から受け取られたようです。

 以前にも記しましたが、中国出身のEさんが「先生(私のこと)のメッセージはよく分かりませんが、この教会には神様の愛があること、それはよく分かります」と話されます。私のことは全く褒められていないのに、とっても嬉しいのです。その嬉しさと同じ喜びを、K神学生の言葉から受け取ることができました。

▲ 左のお皿は、タコのカルパッチョ。「上にニンニクがのっていて、混ぜてある生パセリとバジルがポイント」で、C神学生がレシピをメモしていたようです。
ポテトサラダには、蒸した鶏肉が入っていて、ニンニクとレモンがアクセントとのこと。

楽しみです

 クールガイ、シティボーイという感じのK神学生が綴られる紋別日誌のblog。「たまには画像を入れてよ!」とお願いすると、「投稿内容とは関係ありません」という注意書きの付いた画像を貼り付けてくれるようになりました。サイトのタイトルがなく、キリスト教色も一切ない簡潔な文章なのに、根底にある大切なものが伝わってくるのが不思議です。

 2019年4月から、メンターとして関わってきたC神学生。彼女とzoomなどで面談している時、妻に言わせると私の口調は「ちょー優しくなっている」そうです。話の内容は聞こえないのに、その口調でだいたい誰と面談しているか、妻には分かるそうです。そんなC神学生の純粋さは、これからも多くの人々を優しくさせるでしょう。

 この時期は暴風雪で飛行機が飛ばない時もあります。「飛ばなくて、そのまま紋別に居てくれても、大いに歓迎なのですが」と伝えると、「勿体無いお言葉ですが、卒業したいです笑」との返信が届きました。そして昨日、無事にマイナスの世界から関東へ帰られました。

▲ 紋別での礼拝後の1枚。(2023年1月29日)

 今日2人は、伝道者になるための検定試験を受けます。やがて彼らを「同労者」と呼べることが、とても楽しみです。ただ2人とも「卒論がまだできてないんです〜」とのこと。無事に卒業できますように。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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