見出し画像

【#185】今日から(メッセージの断片集59)

12月17日(日)の様子

 まるでこの日に合わせるかのように、雪が降り出していました。「皆さん、大丈夫かなあ、来れるかなあ」という心配はあったものの、大荒れにはならず、また予想よりも少ない降雪量でした。Mさんは「途中かなり吹雪いていましたが、守られました」と話されていました。やはり峠などは振っていたようです。しかし反対方向から来られるAさんは、「このくらいでしたら、大丈夫です」と、北海道出身ではないのに頼もしい言葉が返ってきました。さすが日本一寒い町に住んでおられます。
 
 今年は12月24日(日)が日曜日です。前後の日にキャンドルサービス(燭火礼拝)をするということになれば、天候も心配され、日曜日と連続になるということもあり、12月24日(日)は午前から部屋を暗くしてのキャンドルサービス礼拝、そして17日(日)はアドヴェント3週の礼拝ではありますが、一足早くクリスマス礼拝としました。

 そのクリスマス礼拝の中で、先ほどのAさんが証しとスペシャル賛美を捧げてくれました。今年のイースターから一緒に礼拝を捧げているAさん。幼い時にそういうことを体験したんだなあ、両親の本物の信仰と愛の中で育まれてきたんだなあ、また生きておられる主なる神を体験し、悲しみを悲しみで終わらないようにしてくださる主を賛美しつつ歩まれたんだなあと、共に主を見上げるひと時となりました。(下記のYouTubeはAさんが賛美してくれた「Goodness of God」)

 礼拝後は祝会の時を持ちました。各自が自分の昼食を持ってきて、デザートはMさんがたくさん作ってきてくれました。妻も初めて来られた方々のためにシチューを作りました。先週のユースクリスマスの来られた二人の兄弟たち、そしてユースクリスマスには来られなかったKちゃんもクリスマス礼拝、祝会に参加し、一緒に楽しみました。お洒落な何か、洗練された何か、というものはありませんが、確かに救い主が私たちの真ん中に居てくださるあったかい1日となりました。(以下は、礼拝メッセージの断片集です)

▲ 画像をクリックすると、メッセージのエッセンスを250字で読むことができます。

救い主が生まれた

 今年のアドヴェント・クリスマスはクリスマスの5W1Hを分かち合っています。今回は「What」と「When」です。クリスマスは何か? クリスマスに何が起こったのか? あるいは何が起こったからクリスマスになったのでしょうか? ルカ2:11より、クリスマスに何が起こったのかと言えば、救い主が誕生したということです。そしてクリスマスとは、救い主であるイエス・キリストの誕生をお祝いする日だということです。誕生者のいない誕生日会が無いように、誕生者のイエスがおられないクリスマスは、本物のクリスマスではありません。

 救い主誕生の知らせを最初に受けたのは、夜、野宿で番をしていた羊飼いたちでした。野宿をするって大変なことです。むしろ当時の社会では、羊飼いというのは、人々から低くみられる職業でした。しかし、その夜、そんな彼らのもとに、救い主の誕生の知らせが届けられたのです。世界で最初のクリスマスは、人々が見向きもしない羊飼いに、救い主の知らせが届けられたのです。「恐れなくていい、大きな喜びだ」、あなたに与えられた大きな大きな喜びがある、それが救い主イエスの誕生なのです。クリスマスとは、救い主の誕生を喜び、祝う、感謝するのです。

▲ 途中で帰られた方々もおられましたが、最後に記念写真を撮りました。(2023年12月17日)

今日から救いが始まる

 普通は誕生を祝うのは生きている人だけ、死んだ人の誕生日は祝わないのです。しかしイエス・キリストの誕生を記念するクリスマスだけは毎年、毎年、毎年、世界中で記念され、祝われます。何故でしょうか? それは主は今も生きておられるからです。2千年前にこの世に誕生された主イエスを、2千年間、世界中の人々が信じてきました。救い主として信じ続ける者を裏切ること無く、救い続けてくださるのです。そして今も生きている救い主が、今も、今日も、私たちを救い続けてくださるのです。私たちを罪という暗闇から、今も生きておられる主が救い続けてくださるのです。

 誰でも様々な問題を抱え、いろんなものを背負いながら生きています。そんな私たちに神様は「救いはいつかわからないけれど、もしかしたらやって来る」とは言われません。反対に「もう今では遅い取り返しのつかない過去のことだ」とも言われません。救い主を礼拝する者に、「今日」救いは実現するのです。今日から救いが始まる、それがクリスマスです。ある面、毎日がクリスマスだと言ってもいいのです。私たちは、救われ続けながら生きるのです。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?