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【#165】ささやかなことに

意外なところに

 先日の出張の時に泊まった部屋は、小さいながらも必要なものは全て揃っていて、デスクスペースの配置、電源、電気、その他、よく考えられている部屋だなあと思いました。ただ、こぢんまりとしている一方、スーツケースを広げるスペースが無いなあと思っていたところ、意外なところにありました。

▲ ベッド下の荷物スペース(2023年10月25日)

 ベッドの下が荷物スペースになっていたのです。なるほど!スーツケースを広げたままでも、すっと入れることができます。ベッド下が大きく空いているので、掃除もしやすいので清潔でしょう。ちょっとしたことですが、考えた方がこのことを思いついた時、きっと「!」という顔をしたことでしょう。

コキア

 北見市内のあちこちに、コキアを見ることが多くなりました。大阪時代に「ほうき草」を育てていたことがあり、ほうき草のことをコキアと呼ぶことも数年前に知りました。

 10月半ば「真っ赤に染まる秋 コキア3万株見ごろ 北海道・由仁」というニュースを見たので、コキアの好きなCさんにURLをお送りしました。

 するとCさん、すぐさまCさん宅に植えているコキアが紅葉している様子の画像を送ってくれました。写真の撮り方もあるのでしょうが、とても鮮やかな色ですね。

▲ Cさん宅のお庭(2023年10月)

 また10月29日(日)、オホーツクブランチ礼拝のために清里町へ出かけた時、面白いものを見つけました。もう終わり頃のコキアなのですが、まだ赤くなっているものに、目玉をつけてガチャピンとムックのムックのようにしていたのです!しかもよくよく見ると頭と体の区別をつけるために、細い紐で巻いていました。

▲ ムック風コキア?(2023年10月29日)

 この家の皆さん、きっと楽しみながら目玉を付けられたのでしょうね。もう枯れてしまっているコキアも工夫すれば、「ゴン太くん」のように見えるかもと思っていました。

小さなことに

 ベッド下スペースのちょっとした工夫、ムック風のコキアを見つけながら、「ちいさい秋みつけた」という童謡を思い出しています。もう北海道・北見は晩秋、気温としては初冬になるでしょうか。それでも昨日から11月になりました。ちょっとしたことに「!」と驚き、神様が与えてくださる小さな恵みを見出していければと願っています。臨床心理士の藤掛明先生の言葉も思い出しました。

 本当の喜びとは、むしろ自分の中に大きな悲しみがあることを認め、悲しみと喜びが同時にあることを受け入れることから始まると思います。大きな悲しみのすこし脇にある「小さな喜び」「ささやかな希望」を見いだしていく体験が大切なのです。
 環境が変わらなくとも、自分の能力やコンディションが変わらなくとも、今の自分のままで、すでに神様が備えられている「小さな喜び」「ささやかな希望」を見いだすことが肝心です。これこそが究極のストレス対策なのです。

藤掛明『十六時四〇分 がんになった臨床心理士のこころの記録』キリスト新聞社

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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