見出し画像

不登校となった男子のその後

不登校の児童・生徒が増えている

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221027/k10013872111000.html

特に夏休み明けで自殺が増えるとされる時期には大学教授や教育評論家、そして各界の著名人などが「無理して学校いかなくてもいいよ」などと暖かい言葉をかける

それでは実際に不登校を選択した者の人生とはどういったものであるのか
今回はとある元中学校不登校「男子」生徒のケースをもとに紹介する
ちなみに子宮課税論者自身も中学時代不登校を経験し、そして巡り巡って現在弱者男性となっているので、内容としては信憑性がある
何かのきっかけで不登校あるいは不登校になりそうな男児・男子そしてその親御さんの目に触れることがあれば、これが不登校となった結果だという参考になればと思う


外に出られない

まず外に出られなくなる
これは精神的なものだったり、それ故の昼夜逆転だったりも原因の一つだが、街で同級生に遭遇するかもしれないという恐怖があるからだ
都会であれ地方であれ、中学生の行動圏内と行くところなんてたかがしれている
少しでも運が悪ければ確実に出くわすであろう
そうして近所のコンビニすら行けなくなった不登校の生徒は当然のごとく体力が落ち始める
これが後々社会復帰の際の支障となるのだ

入試で絶望する


不登校となってまず衝突する壁が勉強だ
学校に行って授業を受けることができない以上自分で自主学習する必要がある
しかしよっぽど優秀な生徒を除けばそれはほとんど不可能である
なぜなら授業を聞いて勉強するのと自主学習とでは同じ一時間でも負荷が違うからだ
高校生でも毎日3時間も勉強すれば優秀層である
ましてや事前に授業で知識を得ていないまっさらな状態ともなれば必要な時間数も増え更に負担は増す
塾や家庭教師という手段もあるが地方に住んでいる場合地元の塾は第二の学校とも言える状況で、同じ中学の生徒が必ずと言っていいほどいるため現実的ではない
Twitterにうじゃうじゃいるアッパーミドル層ならともかく、一般家庭には家庭教師も学校の授業を補えるほど雇う余裕もない
そもそもまともに家庭教師がいない地域もある
今回話のもととしている生徒はまさにそのケースであった
今でこそオンライン学習の環境は整っているが、ほんの数年前まではそれすらもなかった
そして現在はオンライン学習の環境が整っているとは言え、既述の通り毎日自主的に何時間も自主学習ができるのはよほど優秀な生徒でない限り厳しい
それは浪人がどれだけ厳しい生活であるかを考えればなんとなく想像がつくと思う

こういった学力的な面の困難に加え、入試では公立校の場合内申点が関わってくる
地方に在住の生徒の場合、この時点で選択肢がかなり狭まる
試験は別室で受けることも可能だが、登校していないため内申点がほぼないのだ
そして私立といえば滑り止めであり、それも都会ほど細かくランクが分かれておらず、公立校に受からなければ何ランクも下の大学進学すら怪しいレベルにしか通えなかったりする
都会では私立が充実しているし、私立のほうがレベルが高いが、高いからこそ不登校の生徒には厳しい壁となる

こういった事情から、中学で不登校になった生徒は全日制の高校に通うことすら難しく、多くは通信制の高校や学校に通っていた場合の本来の学力水準とは大幅にレベルの下がる高校に通うこととなる

高校卒業後の進路の壁


こうしてなんとか高校に受かり通うことができたとしても次の壁が待ち受ける
進学や就職である
大学に進学しようとする場合、普通に中学に行って普通に全日制の高校に通えていた場合より、同じレベルの大学に受かる難易度が飛躍的に上昇する
なぜなら授業が入試に対応していないからだ
一応数学や英語は学んでも入試に対応できるレベルではないし、数三などの授業はないケースがほとんどである
そもそも中学の時点で学力的に躓いてしまっているので大学受験となるとなかなか難しいのも実情だ
そういった事情から進学はほとんどが専門大、短大、Fラン大となってくる

就職する場合も困難が待ち受ける
工業高校や商業高校のように就職するためのカリキュラムも受けていならければ、学校にそういったパイプがあることもない
とある通信制高校の就職実績にはローソンと書いてあった
おそらく近所のコンビニであろう

そして弱者男性というパブリックエネミーへ


お気づきの方も多いと思うが、不登校だった男子生徒はこうしてよほどのことがない限り学歴も低く年収も低い弱者男性となる

不登校となった男子生徒の末路とは弱者男性であり、社会からそして女から「正しくない汚い弱者」として蔑まれ見下され疎まれ気持ち悪がられ、そして透明化されて相手にされない人生である

不登校だった男子生徒も弱者男性ともなれば社会の扱いは変わる
かつては「不登校の児童・生徒」としてどこか暖かく同情に満ちた眼差しで扱ってくれて「大丈夫だよ」「学校が全てじゃないよ」と声をかけてくれた世間も阿修羅の形相で手のひらを返し「弱者男性www」「社会のお荷物じゃん」「お前は底辺」「お前みたいな低スペが女に相手にされるわけなだろ笑」「うちの子供に近づかないで!」「お前の低学歴低収入は自業自得」と途端に嘲笑し、まるでかつてのいじめっこのように石を投げ始める
「実は自分中学の時にいじめられて…」と言い出そうものなら「い じ め ら れ た www」「雑魚wそんなんだからモテないしいじめられるんだよ」と言われてしまう
あまりの扱いの差に絶望して「死にたい」と漏らせば良くて無視、最悪の場合には特に女から「あなたが死んでもだれも悲しまないので死んでいいと思いますよ」「はやく自殺してください」などと言われる(実話)
弱い男に対して社会や女は攻撃的になる
特に女にとっての脅威とは実際に危害を加えたりするかどうかよりキモいかどうかであり、その点弱者男性は生きているだけで深刻な女性への人権侵害として攻撃されるのだ
しかもその攻撃は攻撃として社会に認知されず、あくまで女性が女性のみを守るための権利として仕方なくやった自衛であり女性の権利であるとされる

かつては外に出られただけで周りが喜んでくれた不登校の男子生徒も弱者男性ともなれば歩いているだけで上記のようにキモがられそれ自体が脅威とみなされる
地域の学校では不審者として扱われ、社会や保護者から子供を関わらせたくない汚くて悪いキモい大人として認識される

精神が不安定で何もできず実家に引きこもれば親も段々と文句を言い始める
考えてみてほしい。いじめられた結果不登校となって引きこもりとなった女の子がいたらどうだろうか
助けてあげたいと思うだろう
しかし男だったらどうだろうか
少なくとも同居する家族は徐々にいらだちを見せる
世間の目も厳しい
成人した男が仕事も勉強もせず自宅にいるのは周囲にストレスを与えるのだ

学歴の話題でも年収の話題でも、いくらいじめられて不登校になってと説明したところで社会や女は冷酷に自己責任論をぶつけてくる
ただひたすらに怠惰で能力が低い低スペ男として非難・罵倒されるだけである
そこにはもはや「学校が辛いなら行かなくてもいいよ」「いじめは絶対にいじめるやつが悪い!」と言っていたかつての優しい姿はない
絶対的な社会悪、見下すべき劣等人種として社会から石を投げつけられ続ける

不登校の結果、残ったのはどうしようもない経歴と少ない体力、不安定な精神、少ない年収、友達も彼女もいない孤独、家庭を築けないことの確定、進学も就職も家も車も結婚も子供も全てを諦めるしかない消化試合と社会からの徹底的な排除である

一方で不登校に追い込んだ同級生たちは


こうして弱者男性罪で実質の社会的死刑判決を受けることとなる不登校の男子生徒に対し、いじめて不登校に追い込んだ同級生の陽キャたちはどういう人生を歩んでいるか
大抵の場合は何もお咎めを受けず高校に進学し、そこで彼女を作ったり友だちと遊んだり、勉強や部活に励んで青春を謳歌する
不登校の男子生徒が外にも出られず自宅でアニメを見ている間に彼らは本物の青春を手にしている
そして何もなかったように大学へと進学し、就活をこなし、愛する人と出会って恋をし、安定した企業に入ってそして大切な我が子を授かり良きパパとなり、会社でも信頼される立派な社会人となって「正しい人」となる
決して近所を歩いているだけで子どもたちへの脅威として、深刻な女性への攻撃として不審者扱いで通報され、社会から女から警察から地域社会から警戒される元不登校弱者男性とは異なる
好青年として人生を歩み良きパパとなって「正しい人」となった陽キャいじめ加害者は、子供を守るために元不登校のような弱者男性を警戒し、糾弾する

学校では確かにいじめたほうが加害者でいじめられ不登校になった方が被害者であったはずなのに、月日が経って気がつけばいじめた陽キャは「正しい人」として「汚い弱者」である弱者男性を警戒し避難する立場になっている

いじめられるぐらいならいじめろ


男性は女のように被害を受けることで正しさを獲得するということはできない
むしろ被害を受けたということが正しさを失うきっかけとなるのだ

それではもしいじめられたらどうすればいいのか
一番いいのは転校したりすることだが、それも難しければいじめてきた相手のカーストを落としてやることである
その気になれば相手を教室で全裸にしてぐるぐる巻きにすることぐらい男ならできるだろう
殴ったりするよりも辱めた方が確実に相手のカーストを落とせる

もし既に成長して弱者男性となった不登校の男はどうすればいいのだろうか
残念ながらもうどうしようもない
残りの人生を消化試合と割り切ってほそぼそとそして不安定に生きるしかない
最後の手段として死ぬ前に相手の娘と妻あるいは息子であっても強姦して撮影し、ネットにばら撒いて散る、それが弱者男性となった不登校の男の残された選択肢である

なお女子の場合どうとでもなるとも言えるしそうとも言えない


以上が男児・男子についての不登校となったその後についてだが、女児・女子の場合はどうとでもなる
まずスキル「子宮の恩寵」で弱者性をパワーに変えることができる
たとえ実家に引きこもっても「あの子は大変なことがあったから…」と優しくされる
低学歴や低収入であってもそもそも女はそのことで責められないし馬鹿にされない
たとえ本人がサボってやる気がなかっただけだとしてもフェミお姉さん達が「女性が一流大学に合格できないのは男のせい!」「そもそも数学や物理化学自体がミソジニー科目」と擁護してくれる
ましてやいじめられて不登校となった結果の低学歴低収入であれば窒息死するほどの同情が集まるだろう
恐らくカンパで恐らく家が建つ

そして言うまでもなく理解のある彼くんポップイベントがどこかで発生するし、理あ彼であってもなくても結婚は容易であり、したがって結婚で逃げることが可能である
そもそも男と違いいじめられて不登校だった経験があるというのは凄まじくモテに繋がる
「実は私…」のような形で告白されればどの男も勝手に「俺が守護(まも)らなきゃ!」と決意を固めるだろう

しかし、大変なのは不登校になったことでメンタルが荒れて自殺未遂を繰り返したりするようになった場合である
そうした場合、メンヘラビッチとなったり風俗始めてそしてホストにはまったりして破滅するケースが存在する
実際、風俗嬢はそもそも風俗を始める前からメンクリに通っている事が多い
女にも破滅ルートが存在するにはするが、それでも弱者男性と違って稼げるし、何よりその破滅ルートを突き進んでしまっても困難女性として国や社会が全力でバックアップしてくれる
やはり女は男よりなんとかなりやすいのだ

まとめ


以上が自分が不登校だった経験と周りの不登校だった男女のその後を参考にしながら書いた不登校の児童生徒のその後である

社会の「嫌だったら逃げていいよ」を鵜呑みにしてはならない
いざというとき社会は助けてくれないのだから

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?