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ファイナンシャル・プランナー資格への挑戦の軌跡〜回想CFP試験

思えば長い道のりでした

 AFP認定者になった後しばらくのうちは、FP資格を活かして何がしたいという、具体的な目標がなかったので、AFPで十分かなと思っていました。さて、じゃあ、FPとして、自分に何かできることがあるかと考えた時に、「全くない」ことに気づきました。それでは話にならないので、まずは形から入ろうと、CFP資格を目指すことにしました。CFP試験は6科目もあるので、チャレンジするかどうかは、かなり迷いました。一度にたくさんの科目の試験準備はできないから、おそらく2年くらいかかるであろう、、一度始めたら、もう引き返せないと、、悩み抜いた上で、挑戦を決意しました。一年あたり3科目、合計2年でゴールを目指すことにしました。

受験科目の順番

 最初から2年計画としたので、まず初めに、どの順番で試験を受けていくかを考えました。「独学 CFP試験」で検索した、さまざまサイトから、難易度や科目間での関連性などを調べました。その結果、とりあえず分かったことは、①タックスは全ての基本 ②難易度高いのは金融 ③それ以外は自分の得意分野から攻めよ、ということでした。自分の得意分野はないので、初回は、タックスとライフ(6月)、2回目(11月)はリスク、3回目(6月)は、不動産と相続、4回目(11月)は、金融とスケジュールを組みました。6月を2科目、11月を1科目としたのは、試験勉強に当てられる期間(前の試験終了から次の試験まで)が6月の方が長いという理由でした。

勉強方法

 基本として、独学での合格を目指しました。用意した本は、基本の学習書として、精選問題集(FPK研修センター)とCFP資格標準テキスト(日本FP協会)の2種類です。2種類と言っても、6科目あるので12冊。まあまあ高いので、これだけでも結構な出費ですが。。そして、試験1ヶ月前くらいから取り組むために、CFP資格審査試験問題集(日本FP協会)という過去問も、各科目3回分購入しました。

精選問題集

どの科目も、試験の半月前までは、精選問題集を3回まわして、間違えないところまで仕上げるように努力しました。精選問題集をやる過程で、自分なりのメモを作り上げていきました。標準テキストの方は、わかりにくいところなどをチラッと読んだだけで、ほぼ手をつけていないに等しいです。

過去問

試験の半月前からは、過去問を繰り返しましたが、この時は実践的な練習(空いているスペースに計算式を書いたり、自分なりの簡略表記の練習など)に重きを置くために、問題集を問題編と解説編にわけ、問題編を実際の試験問題と同じ大きさに拡大コピーして練習をしました。ライフ、タックス、金融などは、計算問題も多いので、ぐちゃぐちゃ書いて間違えてしまうなどのケアレスミスを防ぐために、計算途中の数値の書き方や時間配分なども、入念に練習しました。同じ問題を3回分くらいコピーしておいて、3回目には、正答45問以上(90%以上)、時間は1時間半くらいでできるように目指して練習しました。金融は、やはり何度目かの問題でも1時間半ではできるようになりませんでした。意外に苦労したのは相続で、試験前日4回目、5回目と繰り返しても、正答が40問程度というものもありました。

金融は通信教育も併用

ラスボスと言われる金融は、さすがに手強かったです。精選問題集の解説を見ても、なんのこっちゃ!って感じでした。ということで、この科目だけは、通信教育(DVD)を併用しました。FPK研修センターのCFP受験対策講座演習解説コースの金融1科目だけを申し込みました。このDVDで基本的なことを学んでから、精選問題集に取り組みました。基本的な考え方や計算方法、必須問題などを効率的に学ぶことができて、良かったと思いました。

そして、結局のところ、、、

 最後は、これらの学習の成果についてです。結局のところ、トータル2年で6科目の合格に行き着きましたが、若干計画通りには行きませんでした。最初の一年目は、タックス、ライフ、リスクと計画通りに合格。が、2年目の6月の試験で、準備が間に合わず、不動産のみの合格となりました。この年の5月のGW明けの時点で、あまりに学習が進んでいなかったので、その後の学習時間の全てを不動産のみに充てることにしました。これでなんとか不動産を死守することができました。相続は放棄しようかと思いましたが、不動産の試験終了後の一週間だけ相続の勉強をして挑みました。合格するはずもなく、この時、初めて不合格の場合に、自分の点数が合格点数のどのくらいまで達成しているのか知らされるということを知りました。ちなみに、私がとれた点数は合格点の70%ほどでした。相続が積み残しとなりましたが、2年という目標を達成するために、最後の秋は、ラスボス金融と相続の二つに挑戦しました。金融は、本当に必死に勉強しました。なんとか、2年で6科目クリアするという計画を達成できたのは、大変嬉しく思いました。


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