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【NPO法人】助成金申請の"裏側"を感じた体験

こんにちは。文化財保管活用支援機構の中の人です。

最近、ある助成プログラムに応募してみました。私たちは、文化財の整理・保管という、いわば「未来のための仕事」に情熱を注いでいます。助成金がいただけたら活動の幅が広がり、未来への貢献も増える…そんな期待を胸に結果を待っていました。

数週間後、ついに通知が。内容を確認すると「厳正なる審査の結果、不採択」との一文が。しかし、それで終わりではありませんでした。なんと続けて「応募団体限定の特典」として、ある企業の無料相談会や割引クーポンが案内されていたのです。この「特典」、よく見ると不採択となったにもかかわらず応募団体の情報をもとに営業をされているように感じ、不安になりました。

そもそも助成プログラムは、「支援が必要な団体を助けるためのもの」ではないでしょうか?結果として、私たちのように支援を必要として応募した団体が、ただのマーケティング対象にされてしまうとすれば、それは本当に助成の本質を果たしているのか疑問です。

この経験を通して、助成プログラムに応募する際は、何が目的で運営されているのか、その真意を見極める目が必要だと感じました。助成金を求めているのに、営業リストにされたくはないですよね。私たちが感じた違和感を共有することで、他の団体にも、支援を求めるプロセスで注意が必要な点があることをお伝えできればと思います。

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