「推し」という概念ができて、幸せになった人が多いんじゃないかなぁ

最近よく聞く「推し」という言葉。
あれ?ちょっと前までは「ファン」て言ってなかったっけ?と思い、私なりにどんな意味なのか考えてみました。
その結果、「ええ言葉やん…いっぱい使ってこ。」と思っているお話です。


最近、「推し」という言葉をよく聞きます。
小説のタイトルになったり、話す中でもかなり使われるようになった言葉ですよね。

私は昔からとあるグループのファンなのですが、周りに「ファン」と宣言するより「推し」という方がハードルが低いな…と最近気がつきました。
好きなものや、好きな人のことを気軽に伝えられる「推し」という言葉ができたのは、すごくいいことだと思います。
好きな対象について話をしている人って、すごく楽しそうでキラキラしていて、見ている側も楽しいですもんね。


実は、なぜこんなに「推し」について考えているかというと、息子が生まれる少し前に、私がファンだったグループから一番好きだった人(全員好きですが)が抜けてしまうという事件が起こりました。
かなりショックだったのですが、その後1ヶ月ほどで息子が生まれ、ショックを引きずり続けている暇もなくなりました。(むしろありがとう息子!)



そして、少し子育てにも慣れてきたころ、ひさーーーーしぶりにそのグループを見てみたら、なんかもう揺さぶられてしまいまして。安らげなくなっちゃったんですよね。

そんなことがあったので、それからは他のアーティストの音楽を聴いて、今までとは少し趣味が変わったりしました。
ダンスもするようなアーティストが好きだったのですが、子育て中に「見る」余裕ってあまりなくて、耳から聞くだけで面白い歌詞にストーリーがある曲が好きになったり…


そしてまた、ひさーーーーしぶりにファンだったグループを見てみました。
なんか、優しい気持ちで見ることができました。

「ファン」だった頃は、「永遠にずっと好き!!」みたいな気持ちが強かったんですが、「推し」と言っても良いかもと思うようになってから「今も好きだよ〜。」という感じの気軽な気持ちで見られるようになったんです。
「推し」という言葉の中には、「今の自分にとっての」という時間軸みたいなものが内包されていて、「流動的でいいんだよ」って言われている気がするんですよね。


私なりの「推し」の意味とは。
今の私に響くのはこれ。明日も好きかもしれないし、変わるかもしれない。
でもそれって当然のことだし、一途でいなきゃいけない決まりなんてない。
その時々の気持ちを受け入れて、楽しく幸せに過ごしましょう。

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