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2022年おすすめ新譜アルバムVol. 111: Alex Vaughn「The Hurtbook」

新譜アルバム紹介Vol. 111です。

今回紹介するのは、メリーランドのシンガーのAlex VaughnがリリースしたEPの「The Hurtbook」です。

Alex Vaughnはメリーランド出身のシンガーです。

2010年代前半に登場。YouTubeへのカヴァー動画の投稿などの後、2015年には初のEP「The 4 pm Mix」を発表します。2018年には2枚目のEP「The Shift」をリリースし、今年に入ってからも今作のほかにもEP「Voice Notes」をリリースしています。

Keyshia Coleあたりに通じる、真摯でソウルフルな歌を聴かせるR&Bシンガーです。サウンド的にはトラップなどの現代的な要素を入れつつも、1990~2000年代のロマンティックな空気を大切にしたようなスタイル。

今作はメロウ&スウィートな路線に統一されたサウンドでその歌が堪能できる好作に仕上がっています。Ella Maiなどが好きな方は是非。


1. So Be It

Rodney JerkinsとXeryusの共作。

生っぽい質感の落ち着いたドラムやメロウなシンセが効いた、シンプルに歌を聴かせるような曲です。古くからのR&Bファンの方にはたまらないはず。


3. Mirage

今作のハイライトの一つ。

高速ハイハットやブリブリのシンセベースを使いつつ、スウィートに仕上げた佳曲です。ファルセットと地声のスムースな行き来に悶絶必至。


5. Do You Ever

この曲にもRodney Jerkinsが関与。

1990年代後半から2000年代半ば頃までのR&Bっぽい空気のある良曲です。柔らかいギターと硬質なドラムが絶妙。


6. Demon Time

DJ Camperプロデュース。

クールなエレピにタイトなドラムを合わせたネオソウル系の曲です。抑え気味の歌声がサウンドに見事に溶け込んでいます。

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