2024年おすすめ新譜アルバムVol. 50: Chris O'Bannon「All Strings Attached」
新譜アルバム紹介Vol. 50です。
今回紹介するのは、西海岸のシンガー兼プロデューサーのChirs O'Bannonがリリースした「All Strings Attached」です。
Chris O'Bannonは西海岸出身のシンガー兼プロデューサーです。
2010年代前半に登場。2014年にはミックステープ「After 9 thecollection」を発表します。その後もシングルのリリースや客演などを行いつつ、2018年にはアルバム「Sauce Meets World」をリリース。以降も2020年の「PNP Vibes」や2021年の「O'Bannon」、2022年のBig Sad 1900とのタッグ作「Pure Game」など多くの作品をリリースしています。また、プロデューサーとしてもBlxstやShooterGang Konyなどの作品に参加。西海岸~ベイ周りで活躍しています。
R&Bマナーのスウィートな歌声を基本に、ラップっぽい歌い方やレゲエ風味なども器用に取り入れるシンガーです。サウンド面でもストレートな甘いR&BやR&ベース系、トラップなど柔軟。ヒップホップ寄りのR&Bが好きな方にはたまらないであろうアーティストです。
今作は穏やかでメロウなR&Bを軸に、アフロビーツ風味なども程良く取り入れた好作に仕上がっています。
2. Buggin
ポロポロとしたギターが印象的な曲。
パーカッションのパターンや歌い方に、少しアフロビーツを踏まえたような味があります。ブリブリのベースには西の空気も。
3. SHOW IT (feat. Steven G & PHABO)
シンガー二人をフィーチャーしたマイクリレー。
爽やかなChris O'Bannon、フリーキーなSteven G、セクシーなPHABOと異なる持ち味が楽しめる良曲です。ギターに涼しげなヴィブラフォンを合わせたビートも美味。
5. UR AN ANIMAL
落ち着いたアフロビーツ風味の曲。
歌い方の面でも少しそれを踏まえたようなアプローチが聴けます。ギターを使った優しい佳曲。
今作のベストトラック。
浮遊感のあるウワモノとスナップ音のスネアが印象的なビートで、Young Thug風のフロウも交えてラップし歌う良曲です。キャッチーなフックが強力。
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