FA杯準決勝を終えて。インタビュー和訳 選手編
先ほどヴィエラ監督の試合後インタビューの和訳をアップロードしたが、今回は各選手の試合後の反応についてまとめていく。
ジャック・バトランド
まず、今日のサポーターの方々の熱烈な声援、特に試合終了後のリアクションは本当に素晴らしかった。
わたしたちの今季のパフォーマンスにサポーターが信頼を寄せてくれていることが試合を通した声援から感じることができた。
昨シーズンの初めにクラブに加入したが、サポーターの声援はどんな時でも一貫して素晴らしかった。
そんな中でも今年のサポーターたちは一つ違うレベルにあると思う。マンシティやスパーズ、ガナーズなどのビッグクラブを多く打ち破ったことに代表されるように去年とは異なるフットボールをしていることが彼らの反応に起因していると思う。
本当にサポーターのみんなは信じられないほど素晴らしい。勝敗に関係なく一年中僕たちを支えてくれる。試合後の彼らの反応がそれを象徴してるよ。
試合に関しては、ポゼッションのスタッツがどうであれ、前半はいいプレーをしていた。しかし、後半の2ゴールが我々を打ち砕いてしまった。試合を通してプライドも感じたが、何よりも失望が大きい。
我々は勝利に飢えており、今日のようなビッグマッチをどのように迎えるかというのは今回の教訓となった。
特にアディショナルタイムにおいて、前への強度を上げてボールを取るか、受け身になるかの意思を統一しなければならなかった。
マーク・グエイ
チームは今日、いいパフォーマンスを見せることができたと思う。クラブは規律を持ってプレーできていたし、こういったチームから得点することはチェルシーといえど難しかったはずだ。
ただ結局のところ、試合終了後の結果が全てを物語っている。僕らは完全に撃破された。チームとしていいプレーをしたし、ゴールを奪う機会もあったが良い時間帯をものにしたチームが決勝へと駒を進めた。
僕らとチェルシーとの差は細かいディティールを詰めることができたかであり、やはりチャンスをあるべき時間帯でものにしなければならないし、集中力を維持して相手の攻撃を受け切らなければならない。
一つ言えるのは、僕らはいい経験をした。チームには若い選手だけでなく、ベテランも多く存在し良いバランスを保っている。
まだリーグ戦が残っており、より良い順位でフィニッシュできるように努めていく。
ジェームズ・マッカーサー
前半はとても良い形で終えることができた。しかし、後半にチェルシーに主導権を握られ、取り返すことができなかった。試合の終盤に交代枠を通じて攻勢に出たが、及ばなかった。
前回対戦では彼らに圧倒的に支配されたが、今回、特に前半では修正し、改善できたと思う。後半では、特にジョルジーニョに対して十分なプレッシャーをかけられず、彼らに試合をコントロールされてしまった。
サポーターには本当に感謝しなければならない。2-0で敗戦し、試合後にベンチに座っていると、彼らは声援で我々を励ましてくれた。声を聞くだけで今日の試合を戦えてよかったと思えた。
今日のことは本当に残念だが、まだ我々にはシーズンをいい形で終わらせると言う使命がある。水曜日に好調のニューカッスル戦が控えている。この試合に勝ち、順位を上げる足がかりにしたい。
エベレチ・エゼ
タフな試合だったし、ゴールが遠かった。良いチーム相手にどの局面においてもハードワークを試みたことは誇りに思う。
サポーターはフォーメーションが変わったことに驚いたと思うが、我々は1週間このスタイルを続けてきたし、その成果はある程度出せたと思う。でも、後半はもっと振り返って分析する必要がある。僅かな、細かい差がこの結果をもたらしたと思う。
もっとゴールに迫ることができたし、決定機を決めきれなかったことが、我々を混乱させ、試合を難しくしてしまったと感じる。
今日のファンの歓声は特に素晴らしかった。多くのファンの前でプレーすることは僕にとっても素晴らしい意味を持つ。ホームかと錯覚するくらいの誇りと歓声に背中を押された。ファンにはいつも感謝している。
終わりに
選手たちはみな、口を揃えてサポーターの歓声に対して感謝の気持ちを述べていた。ハートルプール戦でも感じたことだが、FA杯を通して現地のパレスサポーターの団結力は素晴らしかった。
また再び大きな舞台でパレスの選手たちが躍動する姿と、それに熱狂するサポーターを見るのが待ち遠しくなる一戦だった。
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