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30節 ニューカッスル戦 プレマッチインタビュー和訳

FA杯は敗退しましたが、リーグ戦は続きます。パレスは次節、ホーム戦は1月中旬から6試合負けなし、うち5勝しているニューカッスルに挑みます。ヴィエラはFA杯の敗戦からチームをどのように切り替えさせるのでしょうか。

以下、インタビュー

FA杯は楽しかったですか?

 勝てなかった試合はいつも楽しむのは難しいね。でも、結果はさておき、クラブ、選手、ファンにとっては本当にいい日だったし、我々はその日、その瞬間を楽しんでいたよ。
 敗戦のせいで不満が残るものとなったが、我々は最善を尽くした。我々は一生懸命戦ったんだ。
 チームのパフォーマンスは誇りに思うが、後半にチェルシーがテンポを上げてきた。その速さと質に対処しきれなかった。

後半、ギャラガーを投入したくなったのでは?

 いや、特には。我々の前半の守備の仕方は本当に良かった。いい時間にボールを奪い、ゴールに迫った瞬間も何度かあった。だが、そのチャンスをものにできなかった。あのようなビッグマッチではそういった瞬間を逃すことはあってはならない。

あの試合で何か得るものはありましたか?

 両チームを比較し、あの種のビッグマッチに慣れているピッチ上の選手の数の差を見たときに、これは簡単ではないなと感じた。
 世間は常に我々のその瞬間でのプレーや起用の選択について疑問を持っているが、我々は我々のやり方で爪痕を残したし、よく組織されていた。
 我々が示したピッチ上での規律に満足しているが、次のレベルに行くには運と対戦相手の状態を上げさせないことが重要だ。我々はあの試合から多くのことを学んだと思う。

あなたは試合後に成功体験を作り上げることが必要だといっていましたが、この先、そして次の夏をどのように見据えていますか?

 私たちにとってのこの先とは、いかに良い順位でリーグを終わらせるかであり、そのためにチームをどのように改善し続け、うまく行くことができるかだ。
 我々はニューカッスル戦に集中したい。重要な試合だ。我々はうまく戦い、パフォーマンスを発揮し、勝ちたいが、まずはパフォーマンスについて考えなければならない。
 そして、来シーズンについてどのように考えているかだが、出来る限り良い順位でシーズンを終える。このことに集中して夏に取り組んでいく。

ニューカッスル戦に向けて、どのような課題を期待していますか?

 彼らがホームに強いのは周知の事実だ。エネルギーと走力、質、才能を兼ね備えた選手たちで多くのチャンスを作り出しゴールを決めてくる。しかし、我々はピッチ上でうまく組織化すること、チームとしてプレーすることに集中している。
 シーズンを全体で見たときに、選手やスタッフがその試合を受けて、学び、改善する期間がいくつかある。今回はチェルシー戦を受けて、私を含めたチーム全体が何を学んだか、そしてこの試合で何を示すかというのが重要になってくる。

選手たちのモチベーションを保つのはある種の挑戦ですか?

 いや、挑戦ではない。私は選手たちから多くのことを学んでいるし、我々には成し遂げたい目標がある。我々はよくやってきているし、選手たちの集中力、決意、働きぶり、これらに関しては何もいうことがない。
 選手たちには試合の最初から最後まで集中することを求めるので、この試合に勝つために、トレーニングをどのように行うか彼らをよく見ておく必要がある。集中力やハードワークの欠如は決して容認しない。

チーム内のニュースはありますか?

 ミリヴォイエビッチがニューカッスル戦には同行しない。ハムストリングに違和感があるようで、チームから離脱した。
 ファーガソンはまだ怪我をしている。この2人を除けば、誰もがニューカッスル戦でプレーできる状態にある。

チェルシー戦ではフォーメーションを変えましたが、あの試合限定のものなのか、新たなスタイルとして取り入れるつもりなのか。

 新たなオプションとして取り入れていいんじゃないかと思っている。クヤテのCBのプレー振りを本当に嬉しく思っている。新たなシステムはいつも私の心の奥にはあるが、なかなか実行できずにいた。
 チェルシーの質に人数で対処すべくあのシステムを用いたが、功を奏したことに本当に満足している。

チェルシー戦の後すぐに順位の近いクラブと対戦するというチャレンジがあることはクラブにとっていいことですか?

  我々の周りのクラブと争うことは我々にとって成長に繋がる本当にいい挑戦であり、我々の組織力とキャラクターを示すことが重要だ。
 チェルシー戦を終えて、確かに失望はあるがいつまでも引きずっている暇はない。強みとモチベーションを見つめ直し、挑まなければならない。もし、選手たちが引きずったままであるならば、彼らに質問をし解答を期待した上でそこに焦点を当てていく。
 クラブとして、そして我々が持っている価値観として、一貫性を持つ必要がある。

ニューカッスルはエディ・ハウ体制になってから何が変わりましたか?

 彼らは好調で、ハウは自分自身がどのようなフットボールをしたいのかという明確なプランを持ってクラブへやってきた。ハウが連れてきた選手と共に、上手くクラブに溶け込み、いい仕事をしている。彼らは好調だし、試合をするのが楽しみだ。

ハウがやってきた時のクラブの状況などを踏まえたプレッシャーを鑑みた上で、彼はどれほどいい仕事をしましたか?

 ボーンマスでの彼の成功を見る限り、驚きはない。経験のある選手を抱えているし、彼がどんなアイデアを持っていて、選手に何を望むのかはっきりしているしね。新加入選手も彼のやり方に合った選手ばかりだ。降格の恐れがあるような一部のクラブは、新加入選手を選ぶときに冒険はできないし、そういった意味でハウがよく知る選手や特徴がはっきりした選手を加入させたのはパフォーマンスの向上にもつながったし、ハウの功績だろう。

今シーズンのことしか考えてないでしょうが、パリッシュオーナーがギャラガーについてメディアで話しました。あなたからも何かありますか?

 ギャラガーや他の選手について話すべきことはたくさんあるだろう。我々は新しいクリスタルパレスを築き上げようとしているが、今は目の前のニューカッスル戦、そしてリーグをうまく終わらせるかに焦点を当てている。我々は今シーズンの出来に満足しているが、それでも成長し続けなければならない。
 監督として選手にはもっと多くのものを要求をするし、来シーズン、チームを改善するために必要なものについて話し合うにはもっと適切な時期がこの先にあるはずだ。

監督によるハーフタイムのインタビューについてはいかがお考えですか? (プレミアリーグでは来シーズンからハーフタイムの監督、選手のインタビューが検討されている。)

 私がリーグ・アンやMLSにいた頃は行っていたし、いつかプレミアリーグでも実現すると思っている。

やってくれませんか?笑

 ただテクニカルスタッフを広報に派遣するだけでしょ?違う?笑笑

終わりに

 リーグ戦15試合戦い、僅か3勝とアウェイが苦手なパレス、ホームが得意なニューカッスルと噛み合わせは悪い。
 さらに、前回対戦では圧倒的にボールは握ったものの、コーナーキックの折り返しからカラム•ウィルソンのバイシクルで引き分けに持ち込まれるなど嫌な思い出もある。
 しかし、オリーセの復帰やエゼの復調、何より準決勝では出場が叶わなかったギャラガーがその鬱憤を晴らしてくれることを期待したい。

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