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36節 アストンヴィラ戦 プレスカンファレンス 和訳

 FA杯準決勝でも使った、新たなシステムを採用し乗り込んだヴィラパーク。攻守でWBが可変的に動く3バックを採用し、前半にはWBの素早い上がりからチャンスも作ったが、後半に大外からクロスを上げられ失点。その後、途中出場のシュラップがセットプレーからの流れの中で押し込みなんとか勝ち点1を拾った。

 サポーターの間では勝ち点3も十分に取り得る内容だっただけに、内容に見合わない結果だという声も出ており、ゴールシーンなど審判の判定にも不満の残る一戦となった。ヴィエラはこの試合をどのように振り返ったのだろうか。

いい試合でしたか?

 あぁ、選手たちのパフォーマンスには本当に満足している。特に前半は相手を上回ったし、試合をうまくコントロールできていたと思う。後半に入ってからも、勝ち点を取るために選手の質とキャラクターを示せたと思う。

ビハインドの展開での選手たちのリアクションには満足ですか?

 とても満足している。あのゴールを許したことで試合を難しいものにしてしまった。我々のプレーは相手にゴールを許すような出来ではなかった。だが、そこから切り替えてゴールを決める強さを見せつけるために、選手たちは戦い、見事に成し遂げてくれた。

ワトキンズのゴールに対する判定についてはどう感じますか?

 私が居たところからはファールに見えた。プレー中にボールに向かってプレーしている選手と、相手選手に向かってプレーしている選手がいる。あのプレーをまだ見返しては居ないが、ベンチからだとワトキンズは後者のように見えた。

ファイナルサードでいくつかのチャンスを逃してしまいましたね。

 最善を尽くそうとしたが、アタッキングサードに侵入する時、いつも正しい判断を下せるとは限らない。もちろん、改善しトレーニングを続ける必要があり、これも来シーズンに質を高めなければいけない分野の一つだ。
 ある程度スペースがある状況下で、我々のプレーの質と作ったチャンスの数を考えると、複数点取らなければならない。

ザハは冷静さを欠いているように見えました。彼なりの理由があるのですか?

 ザハの持つ気質や、人柄の一部が出た。これは彼の強みだが、同時に弱点でもある。試合中、彼は複数のファールを受けた。しかし、彼はああいった状況を支配すべきだ。

(上記の回答を受けて)ファールや観客のブーイングに対するリアクションの代わりにということですか?

 彼はファイナルサードで違いを生み出せるように、怒りを管理し、エネルギーと強さを維持しなければならない。もっとうまく管理しなければならない。
 時として彼はブーイングの対象になるが、彼にとって本当に難しいことだと思う。相手サポーターにとって彼は攻撃の対象なんだ。

ミリヴォイェヴィッチのパフォーマンスはどのように評価しますか?

 彼の今日のパフォーマンスには本当に満足している。彼はここ数ヶ月で満足に出場機会を得ることができていなかったが、今日彼は、経験値と高い質を示してくれた。彼のプレー判断は素晴らしかったし、彼は試合のテンポを支配した。彼のパフォーマンスには本当に満足だ。

オリーセが帯同していませんが彼に何が起きているのですか?

 オリーセは怪我をした。彼に無理をさせるつもりはなく、今シーズンはもう起用するつもりもない。


終わりに

 数ヶ月ぶりのスタメンとなったミリヴォイェヴィッチのパフォーマンスは確かに素晴らしいものだった。今シーズンも残すところあと2試合、最終節にリヴァプールとの対戦を残す8位ウルブズとの勝ち点差は6。
 得失点差ではパレスの方が上回っている。トップハーフ争いをしている7チームの中では唯一得失点差がプラスというのはアドバンテージになり得るはずだ。
 次節は降格のかかったエヴァートン戦。相手も捨て身でくることが想定され、難しいゲームになることが予想されるが、今シーズンの相性の良さを活かし勝利を収めたい。

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