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「はじめの一歩」イベントに込めた思い~その3

働き方やキャリアに悩む方を救うべき企画された「はじめの一歩」イベント。2/14から4/8までの5日間、平日夜オンラインにて開催します。

こちらでは、主催者田中靖浩がこのセミナーに込めた思いや参加者を紹介します。

第2回に登場する黒田剛さんをご紹介します

Day2講師にお招きしたのは黒田剛さん。彼の名を知る人は少ないはず。なぜなら彼は最近までまったく「表に出ていなかった」からです。

ほとんどのフリーランスが発信を増やす中、「表に出ることなく」大手企業から仕事依頼が殺到する黒田さん。そんな彼が仕事の場に選んだのは、100人中95人が「景気が悪いとこぼす」書籍業界でした。

黒田さんの仕事は「書籍PR」です。と言っても、一般の人はわからないですよね。正直、私もわからなかった。彼は大手出版社から、「スポットで雇われて」仕事しています。
大企業から個人として雇われるのだから、その名の通り「フリーランス(ヤリを手にした傭兵)」 です。

はじめその仕事を聞いたとき、「なぜ大手出版社は個人のPR担当を雇うのか」不思議に感じました。「大手出版社にも営業部があるだろうに」と。

でも、よく考えれば昨今の大企業はあらゆる業務を外注しています。
多くの場合、受付嬢は正社員ではないし、システム関係の業務は当然のように外注しています。だとすれば「PR業務」を外注しても不思議はありません。

謎は「なぜ黒田さんに仕事が殺到するのか」--ここです。

大企業の仕事をするフリーランスは例外なく「相手の状況を読む嗅覚」に優れています。黒田さんもまた「クライアントは何を望んでいるか?」を敏感に読んで行動しています。

大手出版社にとって今もっとも必要なのは、美人受付嬢や、ミスのないシステムではありません。それにも増して「本をたくさん売ってくれる人」が求められています。なぜなら現在の出版業は売上が激減しているからです。

あえて出版業を選んだ黒田さん、自分自身が「書店の息子」として出版界を応援したい気持ちがあったそうです。
「不況業種だから」とうつむくのではなく、「あえて不況業種へ」行くことで勝機をつかめるのがフリーランスの醍醐味です。小さな存在にはそれが可能なのです。

「象が乗ったらつぶれる自転車でも、人間ならスイスイ走れる」

デザイナーやカメラマンラマンなどの専門技術とちがってPRは誰にでも出来る仕事です。その意味で「差別化」しにくい仕事といえるでしょう。そこどうやってライバルと差別化をはかっていたのか、今回のイベントではその秘訣をお聞きします。

イケてる”次男経営者”

その昔、私は2世経営者のことを内心「お気の毒」と思っていました。
親のひいたレールの上を行くだけなんて、かわいそうだと。でも、最近その考えを改めました。「イケてる2世」を何人も見たからです。
そして私がさいきん「イケてるな」と感じるのが「次男経営者」。慎重で責任感の強い長男とちがって、次男は攻めます。

MLBの過去データに興味深い事実を発見しました。
「盗塁王」には次男が多いというのです。
成長の遅れによって打撃・走力といった基礎体力では長男に適わない次男。だからこそ「体力に優れた兄貴に勝つにはどうすればいいか」を考えるのでしょう。

そこで基礎体力以外の盗塁であるとか、情報活用とか、そういった小技勝負が”負けん気の強い次男”の特徴になってくるのかもしれません。

黒田さんは私が考える典型的な次男経営者です。ホームランや守備範囲の広さより、盗塁を狙っています。自分が塁を進めることで、打者が「打ちやすく」なることを心掛けています。それによってすべての関係者が願う「チームの勝利」を導きます。

フリーランスや自営業には責任の強さが必要ですが、だからといってそれに押しつぶされてはいけません。ときに奇襲的な小技も必要。今回は黒田さんに正攻法と奇襲の使い分けについてもインタビューしたいと思っています。それはサラリーマンの方にも必ず参考になるはずです。

黒田剛さんの会は、2/26(月)19:00~21:00です。
私も黒田さんと同じく本を愛する人間として、ビジネスを超えたところで少々燃えています。

黒田さんのプロフィール、イベント詳細・お申し込みはpeatixからどうぞ。
http://ptix.at/N6uUee

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<イベント概要>

●場所:オンライン配信(アーカイブ配信有)

●日時:2/14(水)、2/26(月)、3/11(月)、3/26(火)、4/8(月) いずれも19:00~21:00

●出演:
 2/14(水)仲山 進也「自由なサラリーマンになる秘訣」
 2/26(月)黒田 剛「不況の出版界でも仕事をつくる秘訣」
 3/11(月)板谷 和代「会社員からワクワク独立する秘訣」
 3/26(火)須原 伸太郎「会計士が会社を上場させる秘訣」
 4/8(月)井戸 美枝「フリーランス成功の秘訣とまとめ」
インタビュアー:田中 靖浩(作家・会計士・フリーランス塾塾長)

●参加料:
全日程5Days チケット 20,000円(消費税込・すべての会をアーカイブ視聴可能)
各回単独チケット 5,000円(消費税込・申込み会をアーカイブ視聴可能)

●配信方法&アーカイブ:・5回のセミナーは毎回Zoomにてリアルタイム配信を行います。
・ZoomURLは「配信日1週間前」にメールアドレス宛にお送りしますのでご確認ください。
・購入した会について、アーカイブ録画を「4月末日まで」視聴可能です。アーカイブ視聴用アドレスは開催日の2日後までにメールアドレス宛お送りします。

<出演者プロフィール>

第1回<2/14>
仲山進也(なかやま・しんや) 仲山考材株式会社 代表取締役/楽天グループ株式会社 楽天大学学長

シャープ株式会社を経て創業期(社員20 名)の楽天に入社。「楽天大学」を設立し、出店者コミュニティの醸成を手がける。 楽天で唯一のフェロー風正社員(兼業・勤怠自由)となり、仲山考材を設立、考える材料を提供する。 「子どもが憧れる、夢中で仕事する大人」を増やすことがミッション。「仕事を遊ぼう」がモットー。著書に「「組織のネコ」という働き方」翔泳社、「組織にいながら、自由に働く」(日本能率協会マネジメントセンター)他

第2回<2/26>
黒田剛(くろだ・ごう) 株式会社QUESTO代表 書籍PR

1975年、千葉県で「黒田書店」を営む両親のもとに生まれる。芳林堂書店外商部を経て、2007年より講談社にてPRを担当する。2017年に独立し、PR会社「株式会社QUESTO」を設立。講談社の『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(黒川伊保子)は、シリーズ50万部を超えるヒットを記録。『いつでも君のそばにいる』(リト@葉っぱ切り絵)をはじめとする葉っぱ切り絵シリーズは25万部を突破。『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子)は、発売2ヵ月で50万部突破。その他、集英社、KADOKAWA、マガジンハウス、光文社など、多くの出版社にてPRを担当。

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