新人会計士の期末を振り返ってみる。

1.はじめに


みなさん、お疲れ様です。お久しぶりです。
闘うです。

令和2年の公認会計士試験から2年が経ちました。大学3年次に合格したので、2021年はコロナで制限されつつも学生生活を楽しんでおりました。

なので社会人になったのは現J3の方達より1年遅く、2022年4月からでした。

今年は初めての期末監査ということもあったので全てが真新しく、たくさんの経験できました。棚卸立会、現金実査、確認状の差異調整、AUP(合意された手続)、業務プロセスのWT、連結決算のアドバイス、ヒアリング、クライアントへの指摘、長期の出張等色々ありました。期末後はリクルート活動も関与させていただきました。

期末監査は失敗続きでメンタルが壊れそうなほど辛かった思い出があります。何もかもがわからず抱え込んでしまって辛かったです。それでも人間は慣れるもので、期末を乗り越えて仕事を繰り返していくと自分なりの仕事の進め方や作業の意義等がわかってきてスムーズに仕事ができるようになります。そうなったのも、上司、先輩、同期などのおかげなので感謝しかないです。僕は無能なのでこれからも素直になって優秀な方から教えを乞う必要があります。もちろん考えて自分の意見も持ちつつ教えを乞うていこうと思います。

2.期末の反省と新J1にアドバイス

上記で軽く触れたのですが、私の期末は失敗続きでした。捨ててはいけないものを捨ててしまったり、同じミスを何度も何度も繰り返したり、分からなくて抱え込んでしまったりなどしました。当然注意されるのでその度に自分を責めていました。次第にメンタルもしんどくなってきて4月5月はただただ辛かったです。

期末の自身の反省を踏まえて下記4つのアドバイスを書きました。(最後は私はしていませんが注意喚起です。)
少しでも期末にスムーズに仕事を進めるために下記のことを頭の片隅に置いて欲しいなと思います。すごく当たり前のことですが大事なことだと思ってます。

① 5〜10分考えて分からなければすぐに先輩かインチャージに質問、相談する。
 
会計士試験を突破された方は総じて真面目だと思うので、考えずに質問するということが少ないと思います。まず考えると思います。ですが、新人は経験(前職がある方は別かもしれませんが)がないので自己解決できる引き出しがありません。その状態で考え続けると確実に泥沼にハマります(かつての私、、、)。なので少し考えてわからなければ潔く諦めましょう。何がわからないのかしっかり説明すれば上司、先輩は教えてくれます。

インチャージやマネージャーが嫌がることは、「進捗やつまづいている所を把握できない」ことです。これは報連相とも関連しますが、何も質問やコミュニケーションをしてこないとその新人が今どういう状況なのかわからず逆に不安になります。それだけで監査の効率が落ちてしまいチームにいいことは何一つありません。それなら質問をたくさんしてくる方がいいです。極端な例ですが、ずっとわからないことを抱え込んで意見日のギリギリまでに調書が完成していないという最悪なパターンを観測したことがあります。

期末は時間との勝負なのでチームの全体最適を考えると新人の取るべき行動はこれだと私は思います。どんなに優秀なパートナー、マネージャーだって最初は何もわかりませんから!不安になることはない!

②仕事でしたミスはメモしておく

新人はマナーに慣れていない(学生上がりは特に)、報連相が徹底できない、自己判断などで上司に注意されることがあると思います。その時はミスした内容を記録しておきましょう。勉強と同じでそういう部分は改善しないと繰り返してしまいます。繰り返すと学習しない人認定されてあまり良い印象は持たれないし、今後仕事する上でもいいことが何もないです。新人は致命的なミスをしなければいくらでもミスが許される、聞いても許されるボーナスタイムです。この好機を活かしてたくさんチャレンジしてミスをしましょう。そのほうが成長するので!

記録する際はただ記録するのではなく、なぜ間違えたのか、繰り返さないための対策も具体的に記録しましょう。

私は、やらかした内容をExcelファイルにまとめていて、原因、対策を記録しています。そして、定期的に見返してもう大丈夫なところはグレーアウトしてます。みなさんが会計士試験でやって来たことと同じなので難しいことはないと思います。

③報連相をしっかりする。

これができれば100点の新人だと私は思います(どの立場から言ってるんだって話ですがお許しください。)。①で必要な理由を書いてあるのでそれを読んで欲しいです。上が進捗を把握できればそれを踏まえて色々アクションを起こせて物事がスムーズに進めます。報連相をできるだけで新人はチームに貢献できています!積極的にやりましょう!

④空チェックは絶対にやってはならない

正直程度が低すぎる話だし、そんなことしない人が99.99%だと思いますので迷いましたが記載します。(当然私はやっていません。)

空チェックとは手続きを実施してないのにしたことにすることです。例えば証憑突合をしていないのにしたことにするのが当てはまります。

これは監査人として一番やってはならないことで致命的な過ちです。それがバレたらあなたの信頼は失墜し仕事を任せられなくなります。倫理観がない人と言われてもおかしくないです。

またエラーは手続実施者が一番発見できるということを覚えておいてほしいです。調書レビューでは限界があります。あなたが空チェックすると誤謬、不正を看過する可能性がとても高いです。


3.まとめ

闘うのアドバイスはこんな感じです。他にも手続き関係の話も書いていこうかなと思います。





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