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株式分割する企業最近多くない?

こんばんは。会計業界にいらっしゃる方は繁忙期真っ最中ですね。
期末日後45日以内に短信開示になるので、ちょうと短信が出て一息ついたところでしょうか。まだまだ有報までは長いので引き続き頑張りましょう。

さて、今週私が考えていたことは「株式分割」です。
2024年に入り、株式分割をよく聞くようになりました。
一説には新NISAが関係しているということで、投資家が購入しやすいようにという話があるみたいですが。
そこらへんをまとめてみたいと思います。


一般的な株式分割の企業側のメリット

ざっと10くらいの解説ページなどを見に行ったのですが、書いてるのは大体下記3つでした。

株式の流動性を高められる

より多くの投資家が購入できるようになるため、株主数が増加する。
→株価の上昇し企業価値を高められる。
→また広く資金調達が可能になる。

株価の安定

株主の数が増えれば1人あたりの影響力が弱くなるので、大量に売られても株価は下がらなくなり安定する。

上場市場の変更

市場基準に株主数や流通株式数がある。
例えばスタンダートからプライムへの変更を計画している企業が株式分割を行う。

2024年に株式分割した会社

下記の四季報さんの記事によれば、「2024年3月中に基準日をおいて株式分割を実施する企業は60社に迫る。その多くが業績好調企業だ。株価の高騰で投資家が購入しにくくなり、株式の流動性確保を求めて株式分割を実施する銘柄が多い。」とのことでした。

たしかに、メジャーどころの企業のHPで株式分割理由を探してみたんですが、見たところ全部が流動性確保が理由でしたね。

「望ましい投資単位の水準」っていうのがあるらしい

これは知らなかったのですが、
「東証では、個人投資家が投資しやすい環境を整備するために、望ましい投資単位として50万円未満という水準を明示しています。
また、上場内国株券の発行者に対して、望ましい投資単位の水準以上(50万円以上)で株式が売買されている場合には、事業年度経過後3か月以内に、50万円未満の水準へ移行するための、当該発行者の投資単位の引下げに関する考え方及び方針等を開示するよう義務付けています。」らしく、株式分割が促されているという側面もあります。

おわりに

以上、株式分割について知らなかったことをまとめました。
株式分割が増えているのはやはり新NISAを意識しての動きが大きかったようですね。
また気になったものについてはまとめていきたいと思います!
それではよい週末を!

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