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新年度へ向けて始動/整序問題の解き方

なかなか投稿頻度が低くて申し訳ありませんm(__)m

言い訳ですが…
仕事で異動あってドタバタしてたり…
チーズ検定講師の準備があったり…

実際のところ、チーズ検定講師の準備をしてるときはアタマがそのレベルを教えるモードになってしまって、CP試験のモードにはなれないのです…(*_*;

まぁそれも終わりましたし、今は過去問の分析作業をしています。それによって、過去に投稿した一連の問題集を改訂したり追加したりしてパワーアップさせていきたいと思っています。

とはいえ、一通り問題演習は網羅しているので、受験者のみなさんはぜひ過去の投稿を探して問題演習をダウンロードしてご活用ください。

チーズの学校シリーズ→各章の問題演習→模擬試験、と進めていただければ良いかと思います。

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昔の試験問題は結構難しいものも多いですね。今、2009年の一次試験の整序問題(まるで英文法問題みたいな名前付けましたが(笑))を見ています。

少し紹介してみます。

○チーズの製造工程において使用される段階が早いものから順に並べよ
(乳化剤)
(圧搾タイプに使うアナトー)
(増粘多糖類ローカストビーンガム)

○次の原産地名称保護チーズで定められている産地の標高が高い順に並べよ
(Brie de Meaux)
(Queso Manchego)
(Castelmagno)

○次のチーズを脂肪分が少ない順に並べよ
(Harzerkäse)
(Valle d'Aosta Fromadzo)
(Cambozola)
(Herve)

ちなみに2009年の問題は『ワインとグルメの資格とし教室』の2014年版〜2010年版まで掲載されています。

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解答と解説

○アナトー(原料乳に添加)→ローカストビーンガム(加塩時に添加)→乳化剤(NC製造後)

❔ローカストビーンガムっていつ使うの❔

👉アナトーが最初で乳化剤がNC出来たあとなのはわかるでしょうから、クリームチーズでよく使われていることを知っていればNC製造の範囲内であることからその中間と考えられます。ていうか、ローカストビーンガムがどの工程か記載されていないので私も専門書などで調べるのに時間かかりました(*_*;

ここに記載されていました。
https://www.zao-cheese.or.jp/manual/nat_mak/mak_cre/mak_cre_mak03.html

○カステルマーニョ(標高1000m前後)→マンチェゴ(高原)→ブリ・ド・モー(平地)

❔緯度かと思ったら標高(゜o゜;❔

👉なんとなくカステルマーニョ=ピエモンテ州の山間地、マンチェゴ=高原、で答えられますね。

○ハルツァーケーゼ(脱脂乳)→ヴァレダオスタ(部分脱脂)→エルヴ→カンボゾーラ(ダブルクリームほか)

❔いや、どれも知らないし…カンボゾーラはなんとなくクリーミーなイメージだけど…❔

👉実はこの年度の試験の正誤問題のところにちょこっとヒントがありました。「オーストリアには脱脂乳から造られた❌バターミルクタイプというチーズがある。」(なんで脱脂乳なのにバターやねん(笑))→正解はサワーミルクタイプ、ドイツもオーストリアもこの分類があります。

ハルツァーケーゼがザウワーミルヒケーゼ(サワーミルクケーゼ)=脱脂乳とわかれば、あとは山のハード系は部分脱脂してるんじゃないか?、カンボゾーラはクリーミーだからクリーム添加してるんじゃないか?、と想像でいけると思います。エルヴはとりあえず無視(笑)して消去法でたぶん何も脂肪分調整してないんだろう、と判断。

脂肪分の並べ替えなら、脱脂乳→部分脱脂→何もしない→ダブルクリーム→トリプルクリームの序列(またはその逆)で出題されるとパターンを予想することも大事です。

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