【逆噴射小説大賞2023】初めて一次&二次選考通過しました

昨日発表された逆噴射小説大賞2023の一次&二次選考結果において、私が応募した『VS暗黒サメ大名』が通過していました。

書いた小説が何らかの選考を通過することは人生で初めてなので嬉しいです。
逆噴射小説大賞にはこれまで2021、2022の回に応募しており、今年で三回目でした。

通過できなかったほうの『沙代歌の花遊び』や、過去の応募作も含め、できればちゃんとしたライナーノーツを書きたいところなのですが、時間が取れずフェードアウトしてしまいそうなので、今のうちに『VS暗黒サメ大名』の執筆経緯だけでも書いておきたいと思います。

本作はまずタイトルありきで、後から内容を考えていったものです。もとは全くの別の作品の劇中劇タイトルとして生まれました。

私は『小説家になろう』にて、カンサー・プロジェクトという名義で、パパ大好きな娘シリーズというものを執筆しています。これは、実父にガチ恋している幼い八姉妹とパパがいちゃいちゃする日常をひたすら描くというハードコアな内容なのですが、その中で次女・翔子という人物がパパとB級映画を見る回を書こうと考えました。そこで登場する映画のタイトルとして五秒くらいで考えたのが『戦慄!サメムカデ大名』。結局その回はまだ書いていません。

それから少し経ち、逆噴射小説大賞のネタを考えなければならない時期が来ました。「深く考えず勢いで書き上げることも大事」「力を抜いて楽しんで書いたほうがいい」といった話も聞こえますし、私もこれまでの反省やスケジュールの都合から、今回は力を抜いて気楽に書きたいと思いました。力を抜いて勢いで書けそうなネタといえばモンスター・パニックだな、と思ったところで、『戦慄!サメムカデ大名』を思い出し……いっそこれでいいのではないか、このタイトルから逆算して内容を練れば一本出せるのではないか、と考えました。
練っていく中で、組み込みにくかったムカデ要素をオミットし、サメ大名を登場させられる舞台設定を考え、色々あって今の形になりました。

翔子ちゃんがいなければ本作は生まれませんでした。ありがとう翔子ちゃん。
あとは少し前にサメ映画を見たことも関係しているかもしれません。ありがとうMEG、ジョーズ、シャークネード。


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