スポーツをする当事者と環境を作る主催者

「地域で強化する」、「地域独自の文化やシステムを作る」
こんな事が前々から私の頭の中にありました。ただ、地域に対して何かをできるわけでもないので、私の本業としているトレーナーやアスリートコンサルタントとして、様々な選手やチーム、地域での仕事をしてきました。
その中で、「こんな地域としての取り組みがあれば、良い選手が生まれてくるようなー」と感じることをいくつも体感をしてきました。

スポーツにはいくつかの目的があるように思います。
まずスポーツをする当事者として。
・発育、子育て、教育(習い事や地域スポーツ少年団)
・人間育成、人格形成
・強化(勝ち負け)
・職業として
・趣味
・コミュニティー(人と人の繋がりを作る、イベント、運動会や野球大会など)

私としては、一つの事に絞るのではなく全体のつながりを出していく事が最終的な目標としています。
上記にあげた6つの項目(もっと詳細にまとめたらまだまだ出てきそうではあります)の中で、各地域や各地域団体によってどこの部分を目的にしているかがあると思います。
上記の6つの項目はスポーツをする当事者としての話ですが、一方でスポーツの環境を作っている主催・運営側、各種競技団体、各クラブの面から考えると以下の4つに項目が絞れるように思います。
・普及
・振興
・強化
・興行

スポーツをする当事者と環境を整備する主催者と、それぞれに項目を考えておいたほうがよさそうだなと思っています。
どの主催団体でも基本は普及・振興・強化の3本柱を掲げて、事業を進めて行きますが、その中でどこの項目が強みなのか?
ここは特徴が大きく出てきそうです。

私が関わってきた中で見た、「茨城ジュニアゴルフ育成会」は強化を軸として行っていましたが、その強化をしっかりとできていたのは「普及」と「振興」があったらからのように私には写っていました。
小学生の頃からゴルフをしやすい環境を作って、そこで育った選手たちが中学、高校、大学と成長をして行きやがてプロとなってツアーで優勝をし、日本を代表するようなプロゴルファーになりつつあります。
そのプロたちが時々帰って、ジュニアに対して指導をしてくれたりと、良い循環が行われています。
これは、強化だけに特化をせずに、逆に普及や振興だけに終わらずに、この3つがうまく繋がった良い例だと思っています。
こうした事例が結構たくさんありますので、私の直に見てきたものをこのnoteで綴って、地域でのスポーツの取り組みに繋げて行きたいと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?