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【柊有花 個展「再会」】ご来場ありがとうございました!

みなさま、こんにちは。
cozyca products 直営店HIRAETHにて開催しておりました 柊有花 個展「再会」は無事終了いたしました。

たくさんのご来場、誠にありがとうございました!

今回の個展は、さまざまな形での「再会」をテーマに、カレンダーの原画やアクリルパネル、本「花と言葉」を基にした新作が展示されました。

作品の一部を会場の様子をご紹介してまいりますので、遠方でお越しいただけなかった方や、ご来場いただいたけれどもう一度ゆっくり味わいたい方、みなさまにとっての「再会」をお楽しみください。


まずは、cozyca productsから発売中の2023年カレンダーの原画から一部ご紹介。

妖精や鳥、月や星など、モチーフはさまざま。
いろんな生き物たちが自然と調和しながら柔らかなダンスを踊っているようなカレンダーです。

作品『ほとりのふたり』

静かに咲き誇るクリスマスローズと、寄り添うように泳いでゆく二羽の白鳥が描かれています。
『ほとりのふたり』というタイトルは耳に心地よい響きで、この作品の優しくも力強いイメージにぴったりだと感じます。
暦の上では春だけれど、まだまだ寒さは厳しくて、それでも春の足音はもうすぐそこに感じられる そんな季節にぴったりの絵です。
(実際にカレンダーでは3月の絵になっていますよ!)


もう一点は、今回の個展のメインビジュアルともなっている作品。

妖精たちがお月様の下で舞っている様子が描かれています。厳しい冬を越えて、春の訪れを祝っているのでしょうか。
わたしは、背景のブルーから 空間丸ごと柔らかく包み込んでくれるような安心感をおぼえつつも、なんとも温かく神聖な印象を抱きました。

作品『春を祝う』
カレンダー原画 展示の様子

次にご紹介するのは、柊さんが2年前に発刊された「花と言葉」という本をベースにした新作の原画。

「花と言葉」は、柊さんご自身がメールを通じてたくさんの方からお話を聞き、そこからイメージを膨らませて、一人ひとりのために紡がれた言葉と絵を集めた結晶です。
今回の個展で展示されたのは、その本の言葉と絵を参照しながら″現在また描くなら…″という新しい気持ちで描かれた作品たちです。

作品『ヒルザキツキミソウ』

調べてみると、漢字では「昼咲き月見草」と表記するのですね。
お昼に咲くのに、月見草。何だか不思議な感じがしました。
真っ暗な中で凛と咲いて、どこかから光を浴びているように感じられる姿がとっても印象的です。

黒の背景に絵を切り貼りして製作されています。
近づいてじっくりみると、絵の具のにじみやゴールドがキラキラしていて、
離れて眺めるのとはまた違う感覚をおぼえます。

近くで見ると 絵の具の滲みやゴールドのきらきらがよく分かります


「花と言葉」を基にした新作の原画

最後にご紹介するのは、今回の個展が初めましてのアクリルパネル作品。

こちらの作品は過去に製作・展示された原画作品を中心に、アクリルパネルとして今回並べられました。

アクリルパネル作品『夜も川は流れている』(左)
アクリルパネル作品『gift』(右)

実際は異なる時期の展覧会で展示されていた、これまでお互い出会うことのなかった作品たち。
それらが同じ場所に介しているということが何とも不思議な感じもあり、でも柊さんが生み出したものたちという繋がりをじんわりと感じたり。

今回のアクリルパネルの展示は、柊さんの表現する「再会」のひとつの形でもあります。
その時は出会えなかったり、出会っていても届かなかったり、それがまた時を経て新たに / 再び 出会うということもあるのだと実感しました。

アクリルパネル作品 展示の様子

何度も書いてしまいますが、今回の個展のタイトルは「再会」。

遠方からお越しくださった方も本当にたくさんおられて、(もちろん市内の方も!))お話をお伺いすると 本当に楽しみにされていたということが伝わってきて。
おひとりおひとりが、作品を通して いろいろなものとしっかり向き合われているような様子が印象的でした。
たくさんの方のそれぞれの「再会」の場として、おひとりずつのペースでご覧くださいました。

わたし自身もたくさんの「再会」と出会うことができました。
過去のHIRAETHでの展示で拝見した作品との再会、会期中何度もご来場くださったお客様との再会、作品から感じる 昔どこかで出会ったことのある懐かしい安心感のような気持ちとの再会・・・。
「再会」というものもまた、新たな出会いのひとつなのかもしれないと考えさせられました。


改めまして、たくさんのご来場 誠にありがとうございました。

今回ご来場いただけなかった皆さまも様々な形での「再会」をお楽しみいただけましたら幸いです。

またいつか、巡り巡ってどこか繋がって、今回の個展でのいろいろなこと(作品や感情、人との関係や記憶などなど)と出会うこともあるのだろうと思うと、ちょっぴりわくわくしています!

最後になりましたが、
柊さん、こんなに素敵な展覧会を開催してくださり 本当にありがとうございました!

(HIRAETH 青山)



次回開催の展覧会

いとい ゆき 個展
「ITOI YUKI CALENDAR EXHIBITION UKIUKI PATTERN MEMORIES 2022→2023」
at cozyca products shop HIRAETH
■2022年11月19日(土)-12月4日(日)
■12:30-19:00
※月曜お休み



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