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偏差値向上という目標と決して矛盾しない「真・アクティブラーニング」

こんにちは、cozyこと児嶋達彦です。
英語科教師になって、今年で15年が経ちました。
今年はおかげさまで教員向けセミナーにも登壇させていただき、
かねてからの目標である「教師の教師になること」、すなわち教員養成や授業力向上の仕事に取り組むことが実現できてきました。

いざ研修の場に出てみると、現場の先生たちは現状打破に強い意欲があり、
新たな取り組みを自分の授業に実装していこうと日々奮闘しているのが感じられ、
自分自身も襟を正される思いがするとともに、
自分も「毎日自己ベストを更新する」意識を持って仕事に取り組んでいかねばと、一層モチベーションを高めることができました。

授業において今一番関心があるのは、
先生が「教える」ことより、生徒が「身に付ける」こと
に重心を置いた取り組みに、深みとバリエーションを持たせることに加え、
進学目標や外部試験でも数字が出るような取り組みも実行していくのが目標です。

僕は英語科教員ということもあり、
黎明期よりアクティブラーニング型授業を実践してきました。
その中で今年度継続的に実行してきた型の1つに
「ルーブリック利用型アクティブラーニング」というものがあります。

以下の図のように、ルーブリックを提示することで目的・解決するべき課題を明確にしたうえで、ペアワークで問題解決(ここでは双方の作文の内容と正確さを向上させることがそれに当たります。)

またこういった取り組みを行っていると、現場で必ず尋ねられるのが、
「進学校のミッション達成に必要な知識・技能は身につくのか」
「偏差値は下がるのではないのか」
ということです。

これらについては今年度自己の取り組みと、生徒の活動成果物および模試の解答や各設問ごとの正答率・偏差値を追跡し続けてきましたが、
結論として、
「アクティブラーニング型授業」=生徒同士の学び合いを中核においた課題解決型学習は
作文の正確さ、分量、さらには偏差値にも
好影響をもたらすことが見えています。
(詳細な数値は公開できず申し訳ありません。本当はお伝えしたいくらいです)

もちろんAL型学習のおかげだけで生徒の力がついているわけではありません。(大部分は生徒自身のたゆまぬ継続的な努力の賜物です)
しかしながら、授業中にAL型を行いつづけることが、偏差値向上に必要な従来型の知識技能を習得させるうえで、少なくとも「障害とはならない」ことはかなり強く実感しています。
(これは実行者はみな口をそろえて言うところだと思いますが)

それは生徒同士での問題解決の場、アウトプットの機会を提供することが、実はALの最中に行われる、教員による講義型の学習への関心も高めるという好循環をもたらしているからだとも考えられます。

今後はこうした学習の種類を増やし、
生徒の学ぶ意欲を向上させ、
なおかつ数値などのミッションもクリアする、
楽しく・面白い教室づくりを実現します。

「真アクティブラーニング」実践の道を進みます!

本日はありがとうございました!



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