春の選抜システム、再考 〜みんな納得できるシステムを作りませんか?〜


トーナメント制の大会なのに、
勝ち上がったチームではなく、
恣意的な「選考」により全国大会の参加校が決定する。

「選抜」という仕組みが
そもそもチームスポーツの勝者決定にそぐわないと僕は思ってしまいます。

トーナメントのある試合後に
「今日は君たちが勝ったけど、総合的な投手力は相手の方が上だったからそちらに次の試合を戦ってもらうことにするね」
ってなったら異常極まりないですよね。

もし 選抜 する制度を継続するのであれば

①選考基準、つまりどの項目を比較検討しているのかを事前告知する。
 また数値化されたデータの一覧の開示を行う。

これはどうでしょうか。
現代の英語教育でも「ルーブリック評価」すなわち評価基準の提示により、生徒たちがその基準への到達を目指して作文やスピーキングを行い、恣意的な評価を排除することが一般的になっておりますが、その応用と言えます。

そもそも大会のシステムを変えることができるのであれば、以下の2点を採用するのはいかがでしょうか。

②関東大会・東海大会など選抜の対象となる区分においてはトーナメントではなく
 リーグ戦を採用し、あらゆるチーム同士の力関係を明確にする。

③ ②なければ、候補校を発表した後、決定校(各支部大会優勝校)を除いてトーナメントあるいはリーグ戦を行う。その際、上位校にアドバンテージを付ける。

こうした変更を行い、
選考に客観性を持たせていくことが重要だと考えます。

大人たちの密室会議で全てが決められる時代が
1日も早く終わることを願いつつ。


ありがとうございました。

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