わたしの家族①
おはようございます。
時刻、8時09分
生後9ヶ月の娘はNHK番組に夢中です。
早速ですが、実話を語りたいと思います。
東京生まれ、千葉県の田舎育ち
私は兄以外の【 家族 】を知りませんでした。
幼少期の記憶はほとんどありません。
あるとすれば、ところどころで親戚らしき人の家で過ごしたこと、
2歳上の兄と共に児童相談所へ預けられ、数年の間、養護施設にいたこと。
年齢別で分けられていた事もあり、施設の中では実兄ともあまり会えず、会えるのは施設行事だけだったように思えます。
" 児童養護施設 "
その施設は、青や緑の輝く自然が広がる町にありました。穏やかで静かな場所。
施設の先生達は優しく、実の母・父のよう。
同い年、年下の子、年上の子は兄弟・姉妹のよう。
毎日を楽しく、そしてずっとここにいるものだと
ここが居場所なんだと、思っていました。
そんなある日、
"母親" "祖父"と名乗る人が迎えに来ました。
兄と一緒に、施設の先生の付き添いの中、わたしは初めて本当の【 家族 】を知りました。
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