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【WIXOSS・ウィクロス】GP後はMIXスタイル環境? 対策にはダンプカー!? (解放派リルデッキ紹介)

5月26日にディーヴァグランプリ2024SPRINGが開催されました、参加された方はお疲れさまでした~。
自分の戦績は解放派エルドラを使用し5勝2敗でルリグ賞をいただくことが出来ました。

悔いは無し…と言いたいものですがやはり悔しい!
今回の参加者は323名、322名は少なからず悔しい思いを抱えて帰るのが大会というもの。だからこそ勝利に価値があるのです(勝ちだけに)

そんな中優勝したのはMIXスタイル構築の防衛タマゴでした。

構築が広く知れ渡っていたわけでもないのに使用者が24名もいたという事もその強さの裏付けでしょうか。

きっと今後の大会環境でも防衛タマゴを見かける機会が増える事でしょう。
しかし、タマゴだらけの一色環境とはそうそうならないのがWIXOSSメタゲームの難しい所。
己の信じるルリグ・戦術で戦うというスタイルのプレイヤーが多いのがWIXOSSですからね(愛知県でその傾向が強いだけという説もありますが…)

しかしGP大会中に気になった点がひとつ。
予選ラウンドが中盤を超えたあたりから勝ち残っている人のデッキ構成がアシストルリグ有りのMIXスタイル構成がなんだか多いと感じました。
単騎アーツ構成と比べて圧倒的というわけではありませんが、それ以前の名古屋大会やTwitter(旧Twitter)で流れてくる全国の上位デッキレシピの割合と比較すると、防衛タマゴを抜きにしても多かったです。

アーツから始めた人はピースを2枚入れる構築ルールを見落としやすいので気を付けましょう。

MIXスタイルが多かった理由として考えられるのは、GP特有の「ルリグNo.1賞」というシステムやデッキ研究が進んだからという点もありますが、アーツ環境になってからのメタの移り変わりのタイミングが重なったという説もあるんじゃないかと思います。

selrctorバトルスタイル、いわゆる単騎アーツ構成の強みの一つとして、リミットアッパーによりレベル3になれば即リミット8となり強力な盤面を構えられるいう点があります。
サーチ系アーツも優秀でシグニの採用枚数は以前よりレベル1を減らしてレベル2を増やした構築が主流となり、その流れで低レベルシグニを除去するためのカード(例:オーバーパシュート)は減少傾向にありました。
その結果、MIXスタイルの弱点であるリミットが7止まりである為下級シグニを多めにに採用し終盤まで下級シグニが盤面に出るという点が現環境ではそれほど大きなリスクではないという考えがあったのではないのかなと。

他にもコネクトスピニングによる奇襲のようなピースを交えた色々なコンボを考えているんだなと見て取れましたね。上位者やNo.1ルリグのデッキレシピが公開されれば他にも色々分かることがあるでしょう。

そんなわけで今後の大会環境には様々なルリグのMIXスタイルも多くなるというのが自分の予想です。
3派閥やディソナルリグのような強力なエクシード4の効果を内蔵しているテーマは特に要警戒です。

MIXスタイルにはダンプカーが刺さる説?

盤面に出ているところを未だ見たことがない…

MIXスタイルの主な特徴として、防御の際に先ず片方のアシストルリグをグロウしてリミットを+1して、その後はアーツで守るというのが基本的な動きとなっています。
ただMIXスタイルですとアーツは基本2枚、アシストルリグをグロウしない場合でも4枚が最大となり、リコレクト効果持ちのアーツは基本的には採用されていません(1~2止めデッキは除きます)

アタックフェイズで使用できる非リコレクト防御アーツは現在12種

この中でダンプカーの持つ「ダウンしない」「相手によって効果を得ない」の耐性から守れるアーツは

アタック無効
12000以上バニッシュ
パワーを下げられた後に別のアーツで除去される場合

の3種のみで、ダーク・ソード+αで止められるパターンは滅多にないと思われます。
すなわち、相手のデッキに緑の採用が無さそうであれば、ダンプカーによる防御貫通を狙って動けます!

しかしこのダンプカー、とても扱いが難しく
・出せない
・使うトドメ場面までたどり着けない
・使わない場合邪魔でしょうがない
といった難点を抱えております…

だがそんな難しい浪漫カードこそうまく使ってみたくなるというもの!
欲を言えば、難しいことは百も承知ですが、防衛タマゴがシグニバリアを溶かされながら防御アーツとTAPDOWNTAPを抱え落ちしていく姿を見てみてぇよ!

そんな希望に一歩近づくかもしれない、MIXスタイルをもってMIXスタイルを制する!解放派リルデッキの紹介です。

赤エナが重要なので、青エナで使え相手のエナを増やさない為のアイスアロー。
ダンプカーが2枚でも十分使えるのがこのデッキの特徴です。
相手が攻撃型デッキの場合、足りない防御面数はメルを置いてなんとか耐えましょう。

何故解放派リルデッキなのか?

①トラッシュからライズを場に出せる

リルの起動効果のおかげで、エナ・トラッシュにあるライズは2エナで場に出すことが出来ます。
なので使わない場面ではとことん出番のないダンプカーも2枚採用に抑えたうえで十分に戦術として扱えます。
ダンプカー以外のメインデッキ38枚とルリグデッキも殆ど通常の解放派リルデッキと変わらないので、ダンプカーが刺さらない相手では通常の解放派リルとしての立ち回りが問題なく出来ます。

元々解放派デッキと相性がよく、ダンプカー的にも下敷き3体の回収役になります。
解放派ギミックでは増やせないエナを補ってくれる赤色シグニ。採用はお好みで。

②トドメに行くまでに足りない点数を補ってくれる

リソース回復、ライフクロスクラッシュ、下敷き追加!

解放派最大の強みであるピースですね。
今回は更にアーツ「鏡花炎月」によるライフクロスクラッシュも加えることでダンプカーによるトドメまでなんとかたどり着こうという考えです。
またこのピースはLBケアの為に先攻であれば1ターン目に使用することが多いですが、後述するエナ焼きの為に使用を遅らせる場合もあります。

③相性の良い解放派シグニ達
④エナ焼きによる防御アーツの牽制

優秀なパートナーシグニ。このデッキでは「ダブルクラッシュ」も重要です。

解放派シグニの相手シグニバニッシュ効果は赤青ピルルクを除いて出現時に行えるので、除去効果を活かした後にライズの下敷きにすることが出来ます。

解放派の下に置かれているシグニはダンプカーにライズした場合も引き継がれます。その場合「解放派」としての効果を得ることは出来ませんが、レベル1・2・3の参照には数えることが出来ます。例え青色であっても
極端な例ですが、盤面がレベル1のサシェ3体であってもリルのゲーム1効果でレベル2と3を置いた後にダンプカーにライズすれば全ての効果が適用できます。

遊月、イオナ、メルによって行えるエナ焼き効果も重要です。
ダンプカーの強みは相手の防御アーツを無駄にしてトドメまでもっていくことですが、相手も当然それを予知して先に使用してきます。
2面止めのアーツコストは3~4と重めです。それを打たせない、打ちずらくする為にエナ焼きを行います。

それでも防御アーツを先に使用された場合のサブプランもあります。シモンバールの「ダブルクラッシュ」です。
ダンプカーにはライフバースト効果もある程度回避できる性質があります。
防御を使い切った状態の相手にダブルクラッシュ&ダンプカーを叩きつけて逆転を狙ってやりましょう。


以上が主な解放派リルの選択理由です。
ただ、対MIX用のMIXデッキと言いましたが、このデッキ自身もダンプカーが弱点どころかアシストでもライフバーストでも何一つダンプカーが止まる要素がありませんwww
まさか相手にもダンプカーなんて入ってないやろー精神ですが、万が一にもミラーマッチとかなった際は早打ちガンマン勝負です!


ただ解放派デッキは元々回し方に癖がある上、ダンプカーを的確に刺しこむにはアシストも含めたルリグデッキの知識と経験値が必要となるので、扱い難度としては少々高めとなります。

例えばルリグデッキ豆知識をひとつ

アーツの効果処理は上から順に行うというルールがあり、ダンプカーに対してシャイニングクロックを使用しても、「アタックできない」を付与することは出来ずにその後の「能力を失う」でダンプカーの能力を消すことは出来ますが、アタックを止めるには追加で防御をする必要があります。

優勝防衛派タマゴにも採用されていたアシスト。もしや既にダンプカーを警戒していた!??

しかしアシストルリグの場合は、グロウ時に発動した3つの「出」トリガー能力を好きな順に解決することが出来ます。
なのでダンプカーのに対しては「能力を失う」を適用した後に「アタックできない。」を上書きすることで攻撃を止めることが出来ます。今回の場合は普通に上から処理していますが、アシストルリグによっては下効果から処理する場合もあることを覚えておきましょう。

アーツ・アシスト読みは慣れるまで難しい、慣れても難しいですが、読みが的中して防御を貫通し勝った際はとても気持ちが良いものです。
ダンプカー以外にもそういった役割の出来るシグニ・戦術もありますので是非狙って大会を楽しんでいきましょう~ノシ

※デッキ内容の知れてる友達とのフリプで露骨なメタ構築をやると不仲の原因になりかねないので気を付けましょう!(笑)


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