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01-お見合いのコミュニケーションって大事だよねって話


はじめに

数か月前、初めてのお見合いに行ってきました。
そしてタイトルの成果を得たので、少しずつ考えを整理していきたいと思います。

001-お見合い前の憂鬱

お見合い前の憂鬱になる感覚って自分だけでしょうか。
不安や恐れがもやもやして「やっぱナシで」と言い出さないように自制心が必要でした。(今回は自分からリクエストしたので)
車で1時間かけ会場に到着しました。
その頃には異常なテンションになり、気分はスターダストクルセイダース。俺は無敵だ。バアアアーンッ!

002-服装・身だしなみ

我、密林と街中で服を探す

服装は私服で向かいました。何でこんなことを書くかというとサポセンに向かった時はオフィスカジュアル系だったのです。(サポセン的には、むしろ私服でいいよ!って感じでした。ただ、男性はスーツ姿の写真が多かったです)

サイトによってお見合い時の服装の紹介はさまざまです。
傾向としては女性はカジュアルが多いですよね。
「デートに行くような服」と書かれているのを散見します。
おいおい、こちとらデートなんて少年ジャンプと同じくらいのフィクションだぜ。何を着て行けばいいんだよ。……結局、Yahoo!の画像検索で真似できそうな服を見つけました。二の腕とかあまり露出しない服です。

ところで、私は仕事・礼典以外の服を持っていなかった(クールビズで仕事カジュアルが解禁された結果、公私の服の区別が消失した)ので我々は密林の奥地に向かい一週間前に注文し、4日前に届きました。
ありがとうな、Amazon
でもサクラレビュー(?)どうにかしてクレメンス。

そして、明るめ色のズボンを持っていなかったので前日にしまむらで購入しました。
サンキュー、しまむら。良心的な価格でいつも助かっているよ。

ズボンの白はやりすぎかなと考えて、限りなく白に近い灰色を選択しました。ここ十年くらい生理中に着れない色のズボンを買っていなかったので新鮮な色のズボンでした。
パンツ透けねぇ!? 透けてないヨォ!(指差し仕事猫感)

アホみたいな確認事項ですが、女性的には大切なことですよ。皆もやるよね? え? やらない……そ、そう……まぁ今のご時世白だから透ける服なんて置いていないもんですが、ズボンを買うときの習慣です。

下着の色が分かるズボンはさすがに見かけないけど、シャツは普通に透ける素材ありますよね。
おじさん(に限らないけど)シャツに浮き出る乳首とか視線に困るので夏は皆も気を付けよう!

「だからどういう服だよ」と突っ込みが入りそうなので上は半袖で袖口がひらひらした服です。下はズボンです。大根なのでスカートを履く度胸はない。いや、買ってはあるけどね……。

汝、ポーチであれ!

服よりもよっぽど困ってしまったのが、財布やスマホを入れるポーチの類です。
普段、モバイルバッテリーや非常食、防災グッズ、本や学習道具を入れたリュックサックを持ち歩いています。普段に持ち物について書き出すと過剰で異常な気がしますね。ウオッすげえ荷物。これから登山に行くのかな?

さすがに場違いだと思ったのでしまむらでポーチも購入しました。
本質はポーチというより化粧品入れのような気がしますが、肩掛け紐も付いているのでお前は今日からポーチを名乗るがよい。
なお、ガバ目算により財布が入らず土壇場でカードを抜いてようやく入りました。荷物が少なくて不安です。リュックサックが背負いたい。自分いけますっ。行かせてくださいっ。

003-ここがあのお見合い会場のホールね……


駐車場と会場まで距離があったのでタクシーで移動しました。
平時なら会場まで3km程度の歩く距離ですが、その日は、気温は35度を超え、蝉は鳴きやみ、散歩している犬さえ靴を履く真夏日。
汗だくとなるのは必至なので素直にタクシーを使いました。
あとここは田舎なので蜘蛛の巣が飛んでくる危険性が非常に高い。

会場に着いたら念のためトイレのパウダールームで最終確認しました。指差し確認、ヨシッ!
お見合いルームまで行き、相談員の方々に挨拶。するとなぜかビックリされました。

「ええぇ、あのぅ、今日ですか?」

おっとぉ~~~やらかしたか~~~???
どういうことかと尋ね、担当者の名前を挙げて日時の指示されたことを伝えると誤解が解けた。
念のために日付を伝えられた時の通話を録音していたのでこの場では自信を持って言えた。(私は自分の記憶がすぐに曖昧になる自覚があるので通話録音が常になっている)

相談員との会話で、いろいろと分かったことがある。
まず、お見合いというものは、指定された時間ぴったりに行かなければならない、らしい
男女の到着時間はズラして設定されており、お見合い前に接触することを防ぐためのようだ。へぇ~知らんかったわサンガツ。

もし、今回の私のように、お見合いの時間に早く着きすぎる可能性がある場合は、相談員にあらかじめ相談しておいた方がいいでしょう。

自分の場合、周囲にちょうどいい喫茶店(汗をかかずに時間を調整できる場所)がなく、やむなく突撃してしまいましたが、場合によっては他の利用者の相談時間と被ってしまい、プレイバシー的にアウトだった可能性があります。はい。自己批判の上、反省します。

そんなこんなで目標時間30分前に現着したので相談員は別件だと思ったらしい。でも日付間違っていなくてよかったですよ、肝が冷えました。

004-お見合い

個人のあれこれがあるので詳細省きますが、もうひとこと「難しいなぁ」に尽きました。
会話の内容はさまざま考えてました。
「この話題からあの話題に派生できそうだ」とか「趣味が〇〇だから、あの分野にも接しているかな」とか「これなら共通話題としていけそうだ」とか。
会話のシミュレーションを行ってきましたが、問題はそれ以前でした。

挨拶以外のコミュニケーションを取ることが難しい。
普通に会話ができない。滑舌が悪すぎて聞き取れない。最初はふざけているのかと思ったほどに口が動かない。緊張のし過ぎで声が震えているし何なら体もガタガタ震えている。

「君、人質でも取られてるの?」

などと突拍子のないことを考えないと整合性がつかない程の緊張具合にこっちが驚きました。な、なんだァ……?(素直な感想)

緊張ならほぐしてお話することもできるかなと会話を試み、数回のやり取りで気付く。
ああ、こういう話し方をする人なんだ。
気付いたからと言ってこちらから何か出来ることはほとんどありません。

「もっと口を動かして話をしてくれませんか?」なんて初見で言える訳がないので、クローズド・クエスチョンと聞き取れそうな単語を狙うオープン・クエスチョンを織り交ぜて45分を過ごしました。

「まだ3分。時空が歪んでおる…?」


緊張でうまく喋れないというレベルを超える発音の悪さは、コミュニケーションが難しいですね。スムーズなやりとりができないですから。

もし、電話でこんな話し方をされたら「お電話が遠いようですが×5」されたって文句は言えないレベルでしょう。それか「君じゃ話にならないから他の人に電話代わってよ」と言われるレベルです。

スムーズにコミュニケーションが取れないので「人柄を知る」という目的を更新し「変な執着をされないように無難に面接を終わらせる」になりましたが、生産的な行いではないため経過5分で疲労感がドッと来ました。
お互い貴重な休日を使っている悲しみよ。

005-脱線の話-周辺の環境調査は大事って話


ちょっと話を脱線します。
今回のお見合い施設の建物には3か所の出入り口ありましたが、防犯都合により使えるのは1か所で、ノー守衛です。
お見合いでは来所と同様に時間帯をズラして退室しますが、たとえばの物騒な話、もしも追われた場合は、そこそこ高さのあるヒールを履いた女性の私が、スニーカーを履く男性から逃げ切るのは無理でしょう。

ここまで書いていて恥ずかしいことですが、さらに恥を上塗りするのなら、
こうした私の防犯意識は自意識過剰であり、被害者意識が強すぎると思います。一方で、不慣れな土地での防犯対策上では大切なことだと考えています。視聴覚や病気のハンディで咄嗟の行動ができない人であれば、なおのことです。

他人が何を考えているかなんて結局のところ分からないし差し迫った心情の人がいれば理不尽な目にあう可能性があります。男女問わず誰しもです。
今回は、特に繁華街も近い土地だったので、気を張って行動していました。何か起きるとは思っていませんでしたが、危険そうな所に近寄らないことは大事な危機管理意識だったでしょう。

個人的な過去をお話しすると、思い込みの激しい(やんわりとした表現)男性から好かれて嫌だったというトラウマ経験もあります。
……挨拶をしてくれたのが嬉しくて好きになったんだぁ……そっかぁ……でもそれで体つかまえてキスしようとするのはハッキリ言って気持ち悪いよ。
(特性のある人だということを後で知らされた。はよ教えろ)
(縁故採用の悪いところが全部出ている)

男女問わず会場の周辺施設の状況確認とすぐに飛び込めるお店の確認をしておくことをお勧めします。……今回? あったよアニキ! 待ち伏せにちょうどいい生垣が! ……フゥゥゥ~(深呼吸)

006-お見合いの所感


さて。発音の悪さは指摘する人がいないのか、指摘されても治せないのか、治す努力をしないのか、さっぱり分かりませんが、どのような理由だとしても円滑なコミュニケーションが取れないのなら、どれだけ取るのが難しい資格を持ち、収入があったとしても良好な関係を続けるのは、自分には無理でした。

一般コミュニケーション程度が難しい人がいることは、頭では理解していましたが、実際に目の当たりにすると困難さの理解が難しく、これから家庭生活を営むにあたり、その困難さを補うことが出来るか?という問いに、私は明るい返事は出来そうにありません。

お断りしたのは、言葉を聞き取れなかったのが最大の原因ですが、話している内容も別に興味深い内容ではなかったことも「また会いたいな」と思わなかった一因です。自分の趣味の話を十分に語れないのなら、他の内容も薄味という感じで。そして私に対する質問もほとんどなかったので、ふわっとした好意はあるけれど興味がないのだなと感じました。

相手には怪奇!質問矢継ぎ早女ッ!と思われているかもしれません。

しかし、話題提供しない姿勢は、お見合い的にはまず味の対応でしょう。

話し過ぎないよりは、話し過ぎる方がよいと思いました。
マシンガントークは困りますが、それも状況によりけりなのでしょう。
私は認知特性的に文字を認識することが得意ですが、音声でのやり取りを好む人もいると思います。そして、お見合いは言葉の扱いが得意な人に有利なシステムです。(進学や就職に付き物の面接もそうですが!!)

そして、お見合い中は、ちょっとした沈黙でも、うおキッツこれと感じました。

お見合いをしたことがない人でも分かっていただけると思うのですが、一般的に考えて、互いに親しくない間柄で発生する沈黙は、かなり苦しいことが想像いただけると思います。

普通のお見合いがどんな感じか見たことないけど、お互いのキャッチボールするもんじゃないのかな、先輩戦士たちのnoteではそう読んだぞ。

続きです。
相手方の好意はあるようなんですが、30代後半男性の発音の聞き取り訓練をしながら人間関係を深めていくには忍耐力を試されている気がしました。
まぁ出来ることは出来るでしょう。
会話の全てを私が常に「調子を合わせる」状態になるだけで。でもそれって私にとっては緊張感が少ない筈の家族という関係性のなかでコミュニケーションに多大な集中力を必要とする""仕事""が新たに増えるだけなんですよね。

そして相手からの話題提供が少ないので人物像がまるで見えてこない
「支えあっていけそう」、「一緒にいると楽しそう」、「この人のことをもっと知りたい!」とも思えないので内心では白旗を振り回していました。
未来をお祈り申し上げます。

こんなことを考えている時点でお互いに対等でいようね的な考え方ができないので心がツラい。人間関係をタスクとして見ている自分が嫌になります。あと「ぼんやりした好意」がある(たぶん)のに質問しないってどういうことなンだよ、何考えているのか分からなくて恐いしツラいよ。そのくせジッと顔を見つめてくるの意味不明で恐いよ。あと収入が年下で同業者の私の方が多いってどうなってンのだよ。もし強制お見合い中止ボタンがあったら連打していた。協力して話を続けるイメージがない人と話し続けるって難しいな。俺はツイッターでも壁打ちアカウントになりきれねぇんだ。営業職の人はやっぱすげぇよ。……なんてことを帰りの車を転がしながら考え、求める条件がより洗練されていくのを感じました。
ひとまず忘れよう。ね。全て。

007-お見合いの直後の動き


時間経過が前後しますが、お見合い終了直後の話です。
お見合いが終了すると、相談員の人との話し合いになります。
この場合の話し合いは「どうでしたか?」という感想から始まり、相手方の印象など話して最終的には、次の段階である仮交際へ進むための意思決定となります。
この時、交際の段階について簡単に改めて説明を受けます。
私は多少の緊張と疲労感で細々した内容が頭から吹っ飛んでいたので、とても助かりました。

結果は上述の通り、お断りすることにしました。
幸いにして相談員の方々は無理に勧めるようなことはせず、粛々と事務を進めてくれたようでした。

……雰囲気的にたぶん「迷っている」的なことを言ったら「もう一度お会いしてみては?」という方向へ行ったのだと思います。

一応、相談員の方に粘られた時のことを考えていろいろな断り理由を準備していましたが、使わずに済んでホッとしました。……我ながら嫌な準備すぎますね、これ。

今回、私は相談員に対し「話していて、緊張もあったと思うんですが、とても疲れてしまうので相性が良くないようです」と素直に言ったことが、うまく解釈されたようでした。
……まぁ嫌だって言っている人をくっつけても長続きしないでしょうからね。仕方ないね。

008-第1回お見合いを振り返る感想


初めてのお見合いでしたが、いやもう「難しいなぁ……」に尽きました。
書き出してだいぶスッキリしたのでもっと早くこうすればよかったと思っています。

今回のお見合いでいろいろな経験値を得ましたが、レベルは上がった気がしません。
またセッティングからやり直しかぁ……と考えるとさらに落ち込めます。
婚活戦士の方々の心が折れる理由はこういう理由かもしれないと実感しました。

もう二度と会わない人に払う労力は徒労感が凄いですね。楽しい会話が出来ていたら気持ちも違ったんだろうけれど……まあ、はい……

いやぁ……本当に、本当に、難しいですね……
当分は頑張りますし全力で取り組みますが……
こうした種類の困難さを持つ人と初手で出会うとは想像の範疇外だったので衝撃が凄まじく、新しい人間関係の構築にやや億劫になってきています。
そして、このレベルの困難さが連続すると心が折れそうです……

いえ、実は心が折れており、その後は1件しかお見合いをしていません。
しかも詳細を忘れてかけているのでそれについてはnoteにしません。
新しいお見合い等や婚活で考えたこと等があれば、今回のようにnoteでまとめていきたいと思います。

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