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立ち上がるちから

どん底の1年だった

仕事でもプライベートでもとても辛い事が続き
食欲も無く
夜もあまり寝れない日々が続いた

そもそものネガティブな性格と
本当に大事な事は直ぐに忘れてしまうのに
嫌な事ばかりは事細かに覚えていて
四六時中頭の中では辛かった事がぐるんぐるん回り続け、最悪の事態を想定して更に妄想を膨らませては落ち込むという負の無限ループ

とても面倒くさいがそれが私だ

そんな私がなんとか立ち上がる事が出来たのは

最近出て来たお腹が、ぽっこりなんて可愛らしい言葉では到底表現出来るものではなかったり、
お酒を飲んだ日はいびきというより、ミュージカルライオンキングの
心配ないさ〜!くらいの雄叫び、絶叫をし、
いったいどんなストレスが溜まっているんだ!
と、こちらが心配になり眠れずとても迷惑だが、
私の行きたいという所にはなんだかんだいつも付き合ってくれ、家事も嫌な顔せず手伝ってくれる優しい夫と

ツンデレクールにも程がある
1歳になったばかりの無口な猫のおかげだと思う

気の利いた言葉や欲しい言葉を言ってくれるような器用な人ではないが
こんな私の事を1番分かっているのは夫で、本当に何度も何度も救われた

すぐに小さな事で落ち込む私は
猫によく話を聞いて貰う

先日も他の人にはなかなか言えない私のネガティブで全然面白くない話をじっと聞いた後
ゆっくり近づいて来て自分の手で私の足をそっと触ってくれた

まるで
大丈夫!俺がついているにゃ!
と言っているようで
もやもやしていた心がすーっと軽くなったのだ

まだまだ辛かった事を毎日考えてしまうし
相変わらず小さな事で落ち込んでしまうけど

辛かった事があったから
辛い目にあっている人の気持ちが分かったり
周りの人にも、ほんの少しだけど優しく出来る自分が居たりもする

今はまだ無理だけど
鼻歌を歌いツーステップなんて踏みながら
歩き出せる時が来る気配だけは
感じている