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セクシュアリティの話がしたい

実はこれまでに同じテーマで何度も書こうとしたんだけど、自分でも何が言いたいのかわからなくなっていつも途中で筆が止まってしまっていた。
それでも結局書かずにはいられないだなんて、自分は単に置かれている状況と心情を吐露することで楽になりたいだけなのかもしれないな。

説明するのがへたくそなのはいい加減わかったので、セクシュアリティ分析サイト「anone,」の分析結果を頼りにしたいと思う。


「anone,」の分析結果

ここでは上の画像の項目のうち1、2、4番目について言及したい。

  • こころの性:体の性を越えたあなたらしさ(トランスジェンダー

  • 恋愛指向:異性に恋する(ヘテロロマンティック

  • 性的指向:女性に性的な欲求を抱く(レズビアン


こころの性:トランスジェンダー

自分は戸籍も身体も女性なんだけど、数年前から「男性でもある」と感じるようになった。それが結果に反映されたんだと思う。ある日急にそう確信したのではなくて、時間をかけて実感を強くしていった感じだ。
男性でもあるし女性でもあると感じる。

男性と女性が混ざり合っている状態がデフォルトで、人前ではやや女性を強く感じる。一人でいる時は男性の方が強くなる場合がある。これはあくまで内的な変化であって、服装や言葉遣いなどといった性表現が変わるわけじゃない。自分にとっても曖昧な感覚なので、他者から変化を感知されることはまずないだろう。

以前は周期的に服装のテイストが男性的、中性的、女性的と変化していくことがあって、自分でも不思議に思っていた。「男性でもある」と気付いてからは何故か変化は収まり、今はやや女性的な服装に落ち着いている。フェミニンさはあまり感じられないベーシック系のレディースと言えばいいのかな。単に地味ってだけかもしれない。

男性らしさや女性らしさといった性役割に関する話題や広告などを見たときに、よりプレッシャーを感じるのは男性らしさの方。
女性としての生きづらさにもある程度共感できるけど、男性としての生きづらさの方をより自分事としてとらえがちな傾向がある。


恋愛指向と性的指向

この2つはまとめて書いてしまおう。
それぞれ「ヘテロロマンティック」、「レズビアン」という結果が出た。
性的に惹かれるのが女性であり自分も女性なので、確かにレズビアンだ。ただ、身体的にはそうであっても精神的には違うと感じている。

自分は男性として女性を好きになり、性的に惹かれる。
だから、自分のことは同性愛者ではなく異性愛者だと思っている。ヘテロロマンティックという結果になったのはこれが理由だろう。


これまでとこれから

高校生の頃から漠然と「結婚は無理だな」と思っていたけど、そう感じる理由に気付くまでに時間がかかってしまった。「男性でもある」ことに気付いたのは数年前と前述したけれど、性的に惹かれるのが女性のみであることに気付いたのも同じ頃だった。思い返してみれば確かに性対象は子どもの頃から女性だったのに、なんで今まで気付かなかったんだろう。

カミングアウトをする気はないけれど、結婚も出産もするつもりはないということはすでに両親に伝えてある。母親にはそのことで悩んではいないよとも付け加えておいた。まあそれ以前にまずは病気の方なんとかしろよって話なわけで。母親には前々から「結婚しなさそう」と言われていたし、何なら女性好きなのバレてんじゃないかという気もしなくはない。確かめるつもりはないけども。

「女だけど男として女性が好き」ということに気付いて少しだけ生きやすくなった部分もある一方で、何となく男性的なコミュニティにも女性的なコミュニティにも馴染めないような宙ぶらりんの感覚は依然として残る。
こればっかりはもう仕方ないというか、そういう星の下に生まれたんだと考えるしかない。周囲に理解や配慮を求める必要を感じないだけ幸運だったと思っておこう。こういった場所で心情を吐き出しながらではあれど、一応は自己完結できているのだから。

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