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私の DTM遍歴

きっかけは「音楽ファンタジー ゆめ」、NHK教育テレビ(今のEテレ)で放送されていた子供向け音楽アニメでした。クラシックの名曲の数々をシンセサイザーで短くアレンジして、3DCGと合わせたもので、ここからテクノ音楽に興味を持ったのです。だから楽器をやりたいとあまり思わなかったのかも。

その中で特に好きだった曲がドビュッシーの「ゴリウォーグのケークウォーク」。冨田勲のカバーやCMなどで有名な曲です。小学校の頃何を思ったのか、この曲を耳コピして楽譜を書いてたんです。
 それも五線じゃなくて数字で。お琴とかのちゃんとしたのじゃなくて、自分で編み出したものです。これについてはいずれ。ただ、このおかげで、いつでも思いついたときにメロディのメモを取ることはできたので、いつか作曲の機材を手に入れたときに形にしようと、書き溜めてました。

 この当時、作曲はパソコンだけでもできたけど、ちゃんと作ろうとすると最低でもパソコンとハード音源とソフトシーケンサーが必要だったんです。うちにはパソコンもなかったし、当然ハード音源だから値段も半端じゃなく高いわけです。とても10代が買えるようなものじゃなかった。
 ところが、それを救う機械があったのです。それが、YAMAHAのQYシリーズ。

 私が手に入れたのはQY70とQY100。QY100は今もまだ持ってるけど使えますかね?やっぱりこの音源は好きなので。でも、作った曲は機械に入れっぱなしなので、内蔵電池が切れて消えちゃいました。辛うじて1曲だけあとでMIDIを一から打ち込みなおした曲があるのが、もっけの幸いですかね。

 その後初めてのPCを手に入れ、初めて作曲ソフトも入れたのです。この頃だとDAWはSonarとPro Toolsが主流でしたっけ。DAWはまだいいかと勘違いした私はSinger SongWriterを買っちゃったんです。楽譜とMIDIエディターが使えるから。音源はローランドのVSC(VSTではない)またはMSGSくらいしか使えず、ミキサー機能もないも同然だったし、当然エフェクトもなし。要するにソフトシーケンサーです。
 ただ、WAVは落とせたし、YAMAHAには劣るもののVSCの音質も良く、それほど悪い環境ではなかったです。PCのシステム上でVSCとMSGSを入れ替えて遊ぶのも楽しかったし。

 実はこの頃、曲も少し専用のサイト「Net Stage」にアップしてます。このサイトはなくなったみたいですね。

 そんなことを10年ほどやっていたらとうとうPCが壊れまして、買い替えることになりました。今度はDAWを入れようとある程度スペックの高いのを買い、さまざまなDAWやらVSTやらを試した結果、今の制作環境に至ります。
 今使っているのはStudio One Artistで、そこにオーディオインターフェースとミニキーボードを繋いでます。一応家で歌の録音をしようと思えばできないこともないので、もしかしたら自作の歌をアップすることはあるかもしれません。
 楽器は全然出来ませんが、歌は好きですから。

これでどのあたりの世代かわかりますかね。

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