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1枚の紙が悩みを解決していった話ーすべての知識を20字でまとめる 紙1枚の独学法(ネタバレあり)ー

書けない!!!!!
書けないよ!!!!!!!!!
ひとまず、人差し指を押しっぱなしにして進まぬ文字数を進めてみる。
っっっっっっっっっっっっっっj
なんて無意味な。やけくそにもほどがある。ため息をつきながら、Delを押して白紙に戻した。

唐突の心の叫びから失礼。
猛烈にスランプだ。
今私は週一で修行をしている。
読んだ本に対して2000字。本は読んだ。後は書くだけ。なのに書けない。

悩みその1 自分の感想が長すぎる。
悩みその2 この本はこんな本ですよ!と伝えるのが下手くそ。
悩みその3    そもそも読者メリットってどんなふうに伝えたら伝わるの???!!
悩みはどんどんかけるのに(むしろ尽きない。)肝心の本文が書けない。

もう月曜日が来てしまう。

ああああああああああ!!!! (今度は意味のある連打だから消さない!)
どうしよう! どうしよう! どうしよう!
こんな時はね、一旦離れるが吉! 本屋いこう!!
そう、逃げるようにして本屋に来た日曜日。

出会った。うん、出会ったのですよ!!(逃げるは恥だが役に立つー! と叫んだ私の心境。)

「すべての知識を20字でまとめる 紙1枚の独学法」

まじか。まじですか。
20字にまとめられちゃう? 嘘。今の私にぴったりなやつじゃない。

もうね、財布の中身とか気にしなかったですよ。クレジット一括でございます。(来月の私よ、泣いてくれ。)
さて、時間がないぞ! 読むぞ!! 意気込みまして。ページを開きました。

読み進めておりましたら。

「学びが学びになっていない」

あわわわわ。入り口付近からグサグサっとやられました。
読んでも内容を後から話せない。忘れている。そんな人にこそこの方法を試してほしい! というこの本。なにこれ、まさに私のことじゃないの。もう、こちとら飢えているのだ。その方法とやら!! さっさとくれ!! とページを読むスピードをあげた。

書いてあった方法はこんな感じだ。

①本質へ導く20字を練り上げる。
②3Qシートを使って思考整理をする。
③自己完結型から他者貢献型へ。


まず、①本質を導く20字を練り上げる。
その本の中に書かれていることを20字以内でまとめる。必ずしも筆者が言っていることでなくても良い。自分が見つけたい、読もうと思ったきっかけを満足させてくれる、ものでも良い。自分なりの20字。これが重要。意外と難しい。そして、人に伝えるシンプルさも必要。ここで救いをくれるのが浅田さんなりの20字を生み出すプロセスだ。「考える」から入るわけではなく、「キーワードを書き出す」ところから。やってみて感動した。あ。私、そうか。こんなこと気になっていたんだ。とか。この本のここが私のキーポイントだったんだなと気づくきっかけをくれた。

そして②3Qシートを使って思考を整理をする。
3Qシート!! これも、浅田さん考案の思考整理のためのシート。3つの疑問(why,what,how)で掘り下げ、人に説明できるレベルまで自分の中の理解を深めるためのお助けツールその2。

Q1はwhy? (なぜ)
Q2はwhat?(何を)
Q3はhow?(どうやって)

Q3はQ1を解決するための答えをどうやって実行するかだ。ポイントは動詞ではなく動作。動詞で終わらせてしまう。それこそが読むだけで身になりにくいということらしい。つまるところ、「痩せる」を「痩せるために〇〇する」という風に変えること。そして、実行する。最初シートを見た時は理解不能だったけれど、やってみるととても腑に落ちる。


最後に③自己完結型と他者貢献型。この気づきを自分の中で昇華させるならば自己完結型。気づきを他者に役に立つ形まで発展させるのが他者貢献型。他者貢献型の場合はどう伝えたら有効かも考える。
これを考えるための浅田さんのシートが「1枚式コントリビューション」
①、②を1枚にまとめたものだ。対象は自分でも良いし、もちろん他の人に対しても有効である。


以上を踏まえ、浅田さんの1枚式コントリビューションを書けない自分宛でやってみた。

①私が悩んでいたのは、読者に「この本読みたい」と思わせる文章が書きたいのに書けないといういうこと。悩みをチラ見しながらこの本を読んで、キーワードを書き出した。キーワードは3つに分けられた。一つ目が20字という本質につながる言葉を見つけること。2つ目が3つの疑問が説明されている理解は他者のわかるにつながるということ。3つ目は他者ありき。自己で終わらせない、他者貢献までをも視野に入れるということ。これらから、自分なりの20文字を作ってみた。

本の良さを短くまとめ、他者メリットを伝える。

②なぜ私はこの本を読もうと思ったのか。(Q1)
2000字をどう書くかで悩んだからだ。
何より、自分の書く文章が読者に伝わっているのかという不安があった。その本を読んで得られるであろう他者メリットってどう伝えればいいのという疑問を抱えていた。

この本にはなにが書かれていたのか。(Q2)
20字にまとめる方法。他者に伝わるとは説明できる領域の知識であること。相手の2w1h(why, what, how)の疑問が解決されると伝わりやすいといういうことだ。

それらをどうやって実践するのか。(Q3)
まず、その本の本質を自分自身が掴むためにキーワードをあげ、20字で書く。そして、2w1hを意識し、読者に疑問を残さぬよう2000字に膨らます。膨らますにあたり、その本をどう伝えたら一番伝わるのかを考える。自分に起こった変化で伝えるのか、文章でズバッと伝えた方が良いのか。本とどんな人に伝えたいか。ここは本によって違いそうである。

③自己完結型としては20字をもとに2000字を書き終える。これを他者貢献型にかえるならば、他者にとって有意義な2000字にする。

はて。有意義とは……。

心地良い状態かしら。面白かったり、すかっとしたり。たまに苦い文章だとしても何かしらえるものがあったり。するすると読めてひっかかりのない。ならば、疑問のない文章かしら。
そうなると……私が書くべきは、読みやすい、疑問のない2000字だ!

②、③を踏まえ、①を書き換える。

本の良さは短く、読みやすい二千字を書く。

できた。20字
気づけば2000字を大幅に超えている。

もう時間がない。今回はこれを提出しよう。
お恥ずかしながら、私の苦悩と解脱の過程である。
でも、最初のステップが見つかった。

来週の私よ!! 今週の私を糧に勉強結果を生かすのである。
今書き悩んでいるあの本の感想を言葉にしよう。まずは20字から。
学びを学びにするのだ!!
(終わり)

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