見出し画像

世界にひとつの「等身大ぬりえ」を描こう(3歳とおうち遊び)

3歳娘は「ぬりえ」がだいすき。
じぶんの体をそのまま型どった大きな絵に、好きに色をぬれば、世界でひとつのじぶんのぬりえになるのじゃないかしら。さっそくやってみることにしました。

①模造紙を広げて、子どもを型どる

「ちょっとここにゴロンしてみて」。娘は「?」の表情のまま模造紙に寝そべります。3歳は、まだなんとか模造紙に体が入ります。

母は、クレヨンで体をそのまま型どります。

めちゃくちゃ、くすぐったかったみたい

あたまのまるいかたち、ほっぺのふくらみ、指先のなにげない角度。ひとつひとつの体の部分を愛らしく発見しつつ…。

だいたい型どることができました。

事件現場のようになった

②じぶんをぬろう

娘は、大きな紙に描かれた自分自身におおよろこび。これに、好きなように色をぬっていきます。

まず描いたのが、胴体に赤いまるぐるぐる3つ。「からだ」だそう。はからずも臓器や血管を彷彿とさせる
からだをはみ出して、紙いっぱいに広がる

母も一緒に塗りました。娘らしく見えるよう、顔と肌と髪と、服の模様を描きました。

途中から父も参加して、娘の仲良しの「おさるのジョージ」を描きました。ぬいぐるみを型どって、等身大のジョージです。

③できあがり!

娘が好きなようにあれこれ描いて、できあがり!

壁に貼ってみます。

余白には娘が描いた父と母の顔(ジョージの下と、足の横)

こうして壁に貼って、あらためて見ると、娘の体をいつもより大きく感じます。「いつのまに、こんなに大きくなっていたんだろう」と、客観的に成長を知る機会にもなりました。

④まとめ

「じぶんをぬる」というのが、娘にはとてもおもしろかったようです。

文具店や百均店で探す「ぬりえ本」は、どうしてもキャラクターものばかりなので(なぜだろう?)、こうやって、ぬりえの素材を身近に探すのもよいのではないかなと思いました。

なぞって描くのはとても簡単です。今回は全身を描きましたが、たとえば「手」だけをなぞって、それをぬりえするのもよいかもしれません。

娘の体をなぞり描いたのは、今回が初めてではありませんでした。娘が保育園に入る前の、親子で過ごすのんびりした日々の思い出に、「もうなかなかみられなくなるなぁ」とさみしい気持ちになり、お昼寝の姿をふとんのシーツにそのままなぞったことがありました(布ペンで)。

保育園に入る前の日に思わずふとんに描いた。残したかったのは、おだやかな親子のお昼寝の時間

この、「子どもを等身大で型どり描く」という遊びは、以前、絵に詳しい知人が「子どもが小さいうちに、ぜひやってみて」と教えてくれたものです。

姿をなぞると、体のすみずみまでいとおしく感じたり、ふだん目をとめない部位のかたちに気づくなど、新しい発見があってとてもおもしろいです。

あっというまに大きくなってしまう子ども。模造紙に入る大きさのうちに、(いや、はみ出ても)、これからもたくさんなぞり描いてみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?