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さてっと夏休み!小中学生の皆さんへ!


学習支援で得た知見を基に色々書き始めて20回目です。

 小中学生の皆さん!おまちかねの夏休みですね!
 一学期分の授業が終わって やれやれ めんどい勉強がない!って思ってますか?
「なんだって ほっておいてくれないのかね。遊びたい~!」って気持ちはわかりますけれど
そーはいきません!だって しっかり夏休みの宿題が出てるでしょ?
 どうしてだと思う?
 先生たちは一学期の授業内容をしっかり覚えてほしいから
宿題と言う形で学習を続け得てほしいんです。
 というのは これから続く学習の基礎が小学校と中学校にあるからで 
ここで「わっかんない!」点があると この先で「学習のつまづき」が始まるからで
「つまづき」が増えてくると勉強がつまらなくなるし
そのうち学校が嫌いになってしまう怖さがあるからです。
どうせ 「勉強」は続くんだし どうせなら楽しくできないかな?という提案です。

 
①まず 考えてほしいのは「自分は一学期中に習った事をしっかり理解できているか?」です。

 教科書を開いてください!え”っ!教科書は学校においてあって 手元にないって!!
確かに そういう学校が増えていますね。
学校に連絡しましょう!学校は休みになっても先生方は登校しています。
担任か学年担任か教頭先生に
「一学期の復習をしたいんですけれど 教科書や副教材やノートなんかが手元にないので勉強できなくて困ってます。取りに行きたいのですが…」ときちんと話してみてください。
何とかしてくれるはずです。

 これから先もあることですが 学校の学習は教科書を中心に組み立てられているので 必ず手元に置いておく事を心がけましょう。ノートも同じです。
また 先生によっては副教材や自分で作ったプリント教材を使う人もいるので こうしたものはバラバラにならないよう 見やすいよう順番にまとめておきましょう。

②学習に必要なものは揃いましたか?
 そうしたら一つ一つの教科を 学習順に見みやすく整理しましょう。
 一学期の学習総量が見えてきますね。

③夏休みの宿題が どれくらいあるのか ページ数と 提出日を確認しましょう。
 
④今から二学期が始まる一週間前での日数を数え7で割ります。
 その数に6を掛けると 学習で使える日数が出てきます。
 夏休みの宿題の総ページ数を学習で使える日数で割れば 一日の学習予定量が出てきます。

⑤さて カレンダーを用意し 円グラフを二つ書きましょう。

⑥一日は24時間ですね。なので円グラフを24等分し そのうち寝る時間をまず確保しましょう。みんなの年齢だと9時間くらいは必要です。

⑦学習する時間は 大きく二つ必要です。
 1つは 一学期に習ったことがしっかり解っているかを復習する時間。これは比較的涼しい午前の方が効果的です。②で出てきた総量を④で出てきた日数で割れば 一日に必要な復習時間が出てきます。

⑧次に ④で出てきた学習予定量を 自分ならどの位でこなせるか考えながら 学習予定時間を書き込みましょう。日中は暑いです。なので その間は「ボ~!」としてもいいような事をしたほうがいいですよ。ゲームとかユーチューブとかね。

⑨みんなの年齢だと 集中できるのは一時間前後なので 時々休む時間を入れる事。
 で 余った時間を使って 遊ぶとか お手伝いとか 御飯を食べるとか お風呂に入るとかの時間を作りましょう。

⑩ところで 毎日こんなことをしていると いやになっちゃいます。
 そこで 二つ目の円グラフに 休息日の予定を書いておきます。やりたいことを書くこと!
 ④で計算した時の残した 一週間に一日の休息日をこれにあてます。

⑪さて 夏休みの学習計画ができました。
 でも 実際に計画を進めるとうまくいかないものです。
 そこで ④で考えた一週間の余裕が使えるので 安心してください。
 また⑩で決めた 休息日を使ってもいいですよ。

⑫最後に 予定は「…するつもり」です。なので うまく予定どおりには進みません。
 だから 一週間に一回はうまくできなかった予定を進める時間を作っています。
こうやって予定を組み立て保護者に方に見えるように貼っておきましょう。
 では 楽しい夏休みを過ごしてくださいな! 
 
⑬保護者の皆さんへ どうか 子どもたちが自発的に学習意欲を持てるよう ご協力ください。

21 JULY.2021.ARAI