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息子たちにも「日本の自然」の素晴らしさを伝えたい。Coyoriと歩んだ10年で生じた心の変化。

「Coyoriスタッフって、どんな人?」

そんな疑問にお答えするためにスタートした特集『わたしとCoyori』。今回は、Coyoriが生まれた当初から、Coyoriの責任者をつとめてきた川上をご紹介します!

幼い頃から自然に親しみ、現在は3人の子供の母親として「未来に日本の豊かな自然を繋げていきたい」と、より強く思うようになったと言う川上。Coyoriは2020年10月で10周年を迎えますが、これからのCoyoriの展望について語ってもらいました。

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まずは自己紹介から。

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こんにちは。Coyoriの川上です。

祖父母が海と山に囲まれた鳥取の「大山町」に住んでいて、子供時代は夏休みの帰省を毎年心待ちにしていました。また、祖父母から届くトウモロコシなどの新鮮な野菜が好物で、幼心に田舎暮らしに憧れていました。小学校の卒業文集には「将来の夢は農家」と書いたくらいです。

大人になっても自然の中で過ごす時間が好きで、暇を見つけては日本各地を訪れました。大学も農学部で、自然と人間の「共生」について学んだり、環境や持続可能性について学ぶ学生時代を過ごしました。

そんな私も、今では3人の男の子の母親です。長男は小学一年生で、下のふたりは3歳の双子です。小さい男の子が3人もいると、正直、毎日がてんやわんやです。子供部屋を綺麗に片付けても、1日も経たないうちにゴチャゴチャに散らかります(笑)。

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子供たちが小さいので、以前のように気軽に遠方へ出かけることはできなくなりましたが、今は近所の公園に家族で散歩によく出かけます。

驚くのが、子供たちの観察力は鋭さ!

ちょっとした草花や園内にいる虫の違いに敏感です。「宝探し」のような感覚で、てんとう虫、ふきのとう、虫の亡骸など、公園から心惹かれるものを次々と見つけていきます。「桜が咲いたなぁ」とか、わかりやすい季節の変化しか感じとれてなかった私にとって、子供たちは自然のささやかな変化を教えてくれる先生でもあります。

10年間で様々な生産者様から学ばせてもらった。

このように自然に親しんで育った私なので、社会人として働くうちに、日本の豊かな自然を未来に残すことに貢献したいと思う気持ちが次第に強くなっていきました。

そうして、誕生したのがCoyoriです。

日本各地で自然と共生している生産者の方々が、想いを込めて育てた自然素材を原材料とすることで、スキンケアを通じて「自然の豊かさ」をお客様に感じていただきたい。その想いから、「あなたの肌で召し上がれ」というメッセージを、CoyoriのWebサイトやカタログに書かせていただいてます。

そんなCoyoriも、今年の10月で10周年を迎えます。

おかげさまで多くのお客様にご愛用いただき、商品の種類も増え、原材料として使用させていただいている自然素材の数も合計で66種類まで増えました。私自身、北海道から沖縄まで、様々な生産者の方々とお会いさせていただき、学ばせてもらうことばかりです。

例えば、「Coyoriレストラン」でお客様に召し上がっていただいている「奇跡のりんご」の木村秋則さん。無農薬での栽培で有名な木村さんですが、農薬を使用せずに育てることがいかに大変かを、実際に畑に足を運んだり、木村さんから直に話を伺うことで痛感しました。

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生産者の想いが詰まり、自然の恵みの結晶でもある日本各地の自然素材。

その価値を、しっかりと目の前のお客様に伝え、未来に繋げていきたいと想う気持ちが、10年前と比べ、ますます強くなっていきました。

心が豊かになる体験も届ける

ここ数ヶ月の私は、Coyoriの10周年を迎えるにあたり、これからの5年・10年で、どういう価値を私たちは提供していきたいかをスタッフのみんなと話し合っていました。

その中で、私たちがよく口にするのは、肌に優しいモノを届けるだけでなく、「心が豊かになる体験も届ける」ということです。

今年、Coyoriでは、四季に合わせて使い分ける4種類の美容液オイル『雪月風花(せつげつふうか)』の発売を発表しましたが、こちらも季節ごとにスキンケアを変える体験を通じて、お客様に四季の変化を楽しんでもらいたいと思ったことが企画の発端でした。

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そして、今後はスキンケアという領域を超えて、お客様に四季の自然を味わっていただくため、様々な企画を考えています。

例えば、Coyoriオリジナルのカレンダーを届けること。

旬の食べものや草花、美しい季語の数々が掲載されていて、「365日のなかで、今日がどういう一日なのか」を教えてくれるカレンダーが暮らしの中にあると、より四季を楽しんでいただけるのではないだろうか。

そんなお客様に届けたい体験のアイデアを、みんなで考えています。

母親となることで生まれた変化

そして、私自身、この10年間で大きく変わったことがあります。

それは冒頭で話したように、母親となったことです。

Coyoriを通じて、私が感じた日本の自然の素晴らしさを子供たちにも伝えたい。そう思うようになりました。

実は、昨年、Coyoriでお付き合いいただいている生産者様のところに、はじめて子供と一緒に伺う機会があったのですが、そこで体験したことにかなり影響を受けたようです。自宅に帰った後、なんと毎日のように自分で料理をするようになりました。

Coyoriレストランで料理を担当いただいている山崎シェフから、いつも食育の大切さを聞いていて、子供に”食”への関心を持ってもらいたいと思っていたので、母親として嬉しい変化です。自然、そして自然と共生する生産者の方々の持つ言葉の力の偉大さを感じる瞬間でした。

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そして、私たちのお客様にも、お子さんをお持ちの方が大勢います。

子供に自然に触れてもらいたい。自然を嗜む心を養いたい。家族で自然を楽しみたい。そう思っているお母さんは、少なくないのではないでしょうか。

そういう願いにも応えていくことも、Coyoriがすべきことではないかと思うようになりました。お客様のご家族と一緒に生産者様を訪問したり、日本各地の生産者の方々と深いつながりがあるCoyoriだからこそ、できることがあるのではないかと考えています。

心が豊かになる体験を届ける

今、国連が掲げる持続可能な世界を作るための開発目標『SDGs』を多くの人が知るようになり、「サステナブル」への関心が高まりつつあります。

それは、学生の頃から、自然と人間の共生を考える私にとって望ましいことでもありますが、「テーマが壮大すぎて、いまいちピンとこない」と感じる人もたくさんいると思います。

まずは、自分の暮らしの中に自然を感じることができるもの。自分たちと自然は繋がっていると感じられるものを取り入れていくことが、持続可能性や環境について考えることのキッカケになるのではないでしょうか。

「お客様」と「生産者」をつなぎ、豊かな日本の自然を未来につなげる。

Coyoriの責任者として、一人の母親として。Coyoriが大切にしてきたこのビジョンにに向けて、これから「心が豊かになる体験」を届けていきたいと思います。

これからのCoyoriにご期待ください!

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