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Jonathan Tchamwa Tchatchoua

ベイラー大 2年生
身長6-8 体重245 WS7-3
出身 Douala, Cameroon
ポジション PF/C
たぶん読みはジョナサン チャムワ チャチュア
ニックネーム  Everyday Jon
ドラゴンボール、ワンピース、ナルトが好き

彼の事を語る上で絶対に外せないのがパッションです。真面目な話、出場時間にもよりますが1試合通してパッションを出し続けることのできる選手はとても希少です。私の見た4試合ではコート上にいる間ずっとパッションを感じさせるプレーをしていました。これは驚異的なことです。パッションパッション言っても何が何だかという方もいると思うので、私が熱くパッションを感じたプレーをあげたいと思います。

・トランジションへの参加
マイボールになったら全力で走る、相手ボールになったら全力で戻る。この2つを常に徹底できる選手なんてほぼいません。そんなの体力的に不可能だ、という意見もあるでしょう。しかし、それだけの問題なのでしょうか。私はこれらが徹底できない理由の多くはメンタルにあると思ってます。実際にチャチュアはそれを成しえています。これだけでチャチュアのパッションの凄さが分かるでしょう。

・オンボールスクリーンに行く速度
チャチュアはスクリーンに行く時常にダッシュです。そこからピタッと止まります。ディフェンスが遅れてついてくることでユーザーはやりやすくなってる気がします。NBAだと他の要素が色々入ってくるので比較はしづらいですが、カレッジの選手の中でこういう細かい部分の頑張りはチャチュアが頭抜けているように見えます。

・ハーフコートディフェンス
彼は身長は6-8しかありませんがCをやっています。WSは7-3ありますが、それでも相手Cとゴール下でやり合うのは得策じゃありません。そのため、相手のCがポストでボールを貰おうとしたらすぐに前を取ります。この時のパッションはとても素晴らしいです。NCAAトーナメントの決勝vsゴンザガでは、ゴンザガのCであるティミー(パウパウに似てる)にマッチアップ中1度もいい場所でボールを持たせていないと思います。あんまよく覚えてないけど。ボールを入れる側のパスが出せるタイミングをよく読んでパスコースを切ってるようにも見えたのでIQも高いのかもしれません。あと、ボックスアウトの意識が高く力強いボックスアウトが毎ディフェンスに見られます。

・ディフェンスコミュニケーション
とにかくよく声を出します。これはベイラー大のディフェンスシステムが理由かもしれませんが、それにしてもよく声を出していると思います。常に味方に指示をとばしているその様子には、もしかしたらドレイモンドグリーンのようになれるかもしれないと期待させられます。ちなみに私はあまりドレグリを好きじゃないので彼の事は詳しく知りません。試合を通してオフェンスでもディフェンスでも声を出し続ける事ができる、というのにもパッションを強く感じますね。

さて、ここまではチャチュアの素晴らしきパッションについてお話しました。パッションとだけ聞くと「あれ?こいつヒラメじゃね?」って思う人もいると思います。しかし、そうでは無いのです。パッション以外にもチャチュアは優れた物を持っていると私は思っています。

・ディフェンスで頑張りどころを抑えてる
チャチュアは相手の得点に繋がりそうなカッティング、ポストアップ、ピックプレーなどがあった際には全力で止めに行きます。これにはヤバそう、点に繋がりそうといったプレーを理解している頭の良さを感じました。

・ガードを守れる
オンボールスクリーンでスイッチをしてガードについても守れる身体能力とディフェンス能力を持っています。フットワークがあの体格の選手とは思えないほど良く、vsOSUではケイドカニングハムを何度も止めています。チャチュワが最初に入学したUNLVのアシスタントコーチは「リーグを見ると全体的に小さくなってきている。複数のポジションの選手とマッチアップしなければいけない状況にチャチュワの運動能力はマッチしている。」と述べています。

・綺麗なシュートフォーム
チャチュアがミドルシュートを打っているのを見たことはありませんが、FTのシュートフォームはとても綺麗です。FTの確率も77.3%と悪くありません。今後ポジションがあがった際に外のシュートを打てるようになる可能性は高いと考えています。

・ディフェンスでの指示が的確
パッションのところでも述べましたが、チャチュアが味方に指示を出しているシーンがよく見られます。ミスマッチの解消、ピックアップで誰につくか等の指示もよく出しています。また、ヘルプローテーションの際にも動きながら指示を出していました。それらの中でも特に素晴らしいと思ったシーンを紹介します。ディフェンスローテーションの中でコーナーが空いてしまった場面でした。ゴール付近に相手のビッグマンがいてチャチュアがゴール下、その近くには味方のガード1人がいる状況でした。コーナーのシューターとの距離は僅かにチャチュアが近かったのですが、すぐにガードに出るように指示して自身はボックスアウトに向かいました。つまり、次のプレーも考えた上での指示を出したのです。この選択ができる選手はそう多くはありません。色々な可能性を天秤にかけた上で判断しているのが垣間見えたプレーでした。

このようにチャチュアはバスケットIQの高さも持ち合わせています。また、シュートも練習すれば向上するでしょう。優れたパッションを持ったビッグな3&Dになれる可能性に溢れています。

・ハンドリング能力が未知数
・オフェンスリバウンドを取ったあとのパスが雑(囲まれると冷静にさばけない?)
・身体の使い方が下手そう
・背が低い(WSは7-3)

などの欠点もありますが、いつか彼がNBAの舞台で活躍してくれると私は信じています。頑張れチャチュア!!!

名前の読み違ったらごめんね!

ちなみ彼がバスケを始めたのは16歳くらいらしいです。そして今ぐんぐん上手くなっています。圧倒的に足りていない試合経験をつみ、試合ごとに成長しているとドリューHCは言います。
誰よりも努力している彼が成長するのは当然のことですが、賢さも持ち合わせているとベイラー大のストレングスコーチは話しています。賢くて身体能力が高くて努力家で謙虚であることは彼を特別な選手にするでしょう。

最後にドリューHCが彼について発した言葉を記したいと思います。

「彼の成長曲線は垂直だ。まるで彼のダンクのようにね。」

_人人人人人人人人人_
> パッション!!パッション!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

※私の文章は書かれていない「たぶん」「きっと」「そんな気がする」で溢れています。見当違いでも許してね!パッション!!パッション!!

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