見出し画像

仕事をやめた。人生で最も怖いこと


「一度きりの人生 怖いのは死ぬことじゃなくて退屈なこと。」ルパン三世

多くのサラリーマンが会社を辞めたい理由は様々。労働時間が長かったり、ノルマに追われる毎日だったり、給料が少なかったり。転勤が多かったり。1番多いのは、人間関係。パワハラにあったり、いじめられて辞めたい思うのをよく聞く。自分も同じ不満がたくさんあった。しかし辞めたいと思っても次に何をすればいいのかわからなくて、辞めることができなかった。そんなふうに考えていた自分がついに辞めることになった!なので、仕事についてまとめた文章を書いてみた。


仕事について

高校の頃、ロボットを研究し、大学で医療を学び、国家資格である臨床工学技士という資格を取得。医療機器のスペシャリストになった。

その後、埼玉県のとある総合病院で約6年臨床工学技士として勤務した。基本的に、平日の8:30〜17:15まで。しかし、手術室で働いていたため、緊急手術の際は呼び出しの電話がある。それは夜中であっても、土日であっても、クリスマスもお正月も電話がかかってくる可能性がある。24時間365日だ。休みなんてあってないようなものに感じた。私は基本的に手術室とICUで働くことが多かった。主に医療機械の操作やメンテナンス、手術のサポートを行う。冬になると手術がめちゃめちゃ多く、自分1人で仕事を抱えることがあり、何度も泣きそうになりながら仕事をしていた。

でも手術に関わるのはとても楽しかった。でもやっぱり嫌が勝ったので辞めることにした。

仕事で楽しかったこと

  • 手術に関われるのが楽しい

  • 医者や看護師から感謝されたりする

  • 亡くなるかもしれないような人が助かった時はやりがいを感じるときがある

  • 上司や、同僚は優しい。

書いてて気づいたけどあまりなかった。やりがいは感じる時はあったが、患者を直接救っているのは医者で自分はあくまで医療機械でのサポート。医者ほどのやりがいを感じなかった。結局は一緒に働いている人たちが優しかったおかげで続けられたのかもしれない。

仕事で嫌だったこと

  • 休みの日や朝、寝ている時に電話がかかってくる。(このせいでiPhoneの電話の音が嫌いになり、電話自体にビクビクするようになった。)

  • 公務員気質の職場なので、改善アイデアや提案を受け入れてくれない。変化が少ない。

  • 長期休暇が取りにくいので、海外旅行に気軽に行けない。

  • パワハラも受けた。

  • 仕事の忙しさに波がある。

  • 実は自分の仕事にあまり興味がなかった。

  • 職場の雰囲気は悪かった。

  • 飲み会に行っても愚痴ばかりで嫌っだった。

  • 退屈な時間が苦痛だった。


仕事で1番嫌いなこと。それは退屈なこと

不満をあげるとキリがないが、実は1番辛かったのは忙しい時間より暇な時間の方だ。手術室で働いていると忙しさに波があるのがわかった。特に夏は患者が少なく暇な時間が多く、やることが本当にない。なのに8時間縛られなければならない。これが1番の苦痛だった。暇なのは羨ましがる人もいるがとんでもない。死ぬことより怖い。でも新しい業務を見つけて、提案しても上司や他の部署から嫌がられ通らないし、私語ばかりしていると上層部から目をつけられる。何をすればいいの?ってなる。なにもやることがなくても出勤しなければならない。仕事をしてるふりをしなければならない。やりがいは見つからなくなってきた。
お金は安定してもらえる。でもやっぱり嫌が勝った。辞めよ!辞めよ!…辞めよ!

辞める理由ができた

このままだらだら続けてたら、鬱になって自殺する気がする。どうせ死ぬのなら、世界一周してからがいいなと思ってた。よく日本一周、世界一周した後に自殺する人がいたりする。同じ理由なのだろうか。生きる目標が見つからなかったからの結果なのかもしれない。もし、自分もこのまま辞めて世界一周に行こうとしたら、こうなるのかもしれない。辞めたくても次どうすればいいか分からなかった。誰かに道を照らして欲しかった。

そこでシェアハウスに引っ越すことになった。これが大きな転機につながった。長期で海外に行くことにしたのだ。
シェアハウスの記事はこちらからどうぞ!

上司・上層部に辞めることを報告

もし辞めるとしたら、どうすれば、穏便に辞めれるかを今までずっと考えていた。上司や同僚は優しい人が多かったので、後味の悪い辞め方はしたくなかった。だけど理由がないと職場が嫌いになったのだと思われてしまう。(実際にそうなのだが)

そこでオーストラリアに留学に行きたいという風な言い方にした。これからの日本の将来を考えた結果、英語を学んで、海外でも医療の仕事ができるようにしたいと話した。そしたら、背中を押してくれた。中には、否定的な意見も少なくなかったが、はっきりと目標を述べたので、誰も言い返してこなかった。2023年6月で仕事を辞めて、7月から海外に行きますということを半年前に伝え、無事、みんなから応援される形で辞めることができた。

新社会人へ伝えたいこと

偉そうなことは言いたくないけど、伝えたいこと。最近は、ワークライフバランスを大切にする傾向を感じる。自分の場合もそうだった。やりがいや給料よりも休みの日を優先する。それは間違いではない。人生の優先度は人それぞれ。それぞれの事情がある。

でも、夢中になるものをぜひ見つけて欲しい。楽かどうか、安定かどうかではなく、ワクワクするかどうかでぜひ選択してみて欲しい。でないと退屈な人生になってしまう。それが正しいのかどうかは分からないけど、自分が今まで社会人として働いた感想である。

7月から無職に。

6月30日に最終出勤をし、7月からとりあえずノマドニアに参加するためにタイに行く。タイはすごく行きたかった国。ワクワクする!先ほども話したが、1番嫌いなのは暇なこと。暇な時間があると、どんどん不安が押し寄せててくる。辞めた次の日にバンコクに行くことにした。大学卒業後、初めて無職になる不安を考えたくなかった。
リュックを背負ってスーツケース片手に成田空港へ向かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?