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新型コロナワクチンの15歳以下を対象とした研究結果について(4月1日こびナビClubhouseまとめ)

2021年4月1日
こびナビの医師が解説する世界の最新医療ニュース
本日のモデレーター: 木下喬弘


【クラウドファンディング御礼】

木下喬弘
みなさん、おはようございます。
今日は、もう……こびナビのクラウドファンディング、3,000万円達成しました。
ありがとうございます!!

前田陽平先生
おめでとうございます!

木下喬弘
前田先生、ありがとうございます!
先生も、結構入れてくれた感じですか?

前田陽平先生
そうですね、1,000万くらい……

木下喬弘
先生に1,000万円入れていただいたお陰で、3,000万円到達することができました!
みなさん、本当にありがとうございました!
……僕は正直に生きていきたいと思います(笑)

峰宗太郎
今日は嘘ついていい日ですよ?

前田陽平先生
峰先生、ナイスフォローありがとうございます(笑)

木下喬弘
ボストンはまだ3月31日なので、何のことやらという話なんですけども(笑)
日本では4月1日ですね。

こびナビのクラウドファンディング3,000万円、正直2週間くらい前から無理そうだと思っていたのですが、到達することができました。
ひとえに皆さんのご支援のおかげです。本当にありがとうございました。
これから我々がどういう情報提供をしていくのか、今持っているイメージを元にしながら具体的な施策に落とし込んで進めていきたいと思っていますので、楽しみにしていただけたらと思います。

峰先生、池田先生、安川先生、玲緒奈先生、コメントありますか?

岡田玲緒奈
岡田です。
応援コメントを見ているとクラブハウスを聞いてくださっている方も多いので、この中にも支援してくださった方がたくさんいらっしゃるかと思います。
本当に到達できるかどうかと思っていましたが、まさかの最後駆け込みでたくさん入れていただいて、3,000万円到達することができました。
本当にありがとうございました。

木下喬弘
本当に応援コメントがすごくありがたくて、これから一つずつお返ししていきますので、少しだけお待ちいただければと思っております。

池田早希
みなさん、ご支援ありがとうございます。
情報が伝わっているかどうかで命が守られるかどうかが決まりますので、皆さまにたくさん支援いただいて本当に感謝しております。
いただいたご支援は一銭も無駄にせずに大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

峰宗太郎
本当にたくさんのご支援をいただいたことに感謝、感謝です。
「新型コロナワクチンが日本に全然来ていないじゃないか」というご批判も結構あり、その中でどういう風に効果的に情報提供をしていくか、国にも進めていただきたいですし、我々もこれまで以上に確実に正確な情報を届けていく必要があると思います。
まだまだ油断せずにしっかりやっていきたいなと改めて……なんでしたっけ、「兜の緒を締める」でございます!

木下喬弘
「兜の緒を締める」って、「勝って兜の緒を締める」でしたっけ?勝ったのか?

峰宗太郎
とりあえず一つ大事な目標をクリアしたということで、皆さんのサポートを受けてパワーアップしていきたいということですね!

木下喬弘
ことわざを使う必要があったのかよくわからなくなっちゃいましたが(笑)
おっしゃる通りだと思います!

池田早希
「ワクチンが実際届いていないじゃないか」というご批判があるということでしたが、こびナビが正確な情報を発信することで、国がワクチン接種を進めていくのに良い影響を与えられたらいいなと思います。
国に対してもできる限りのサポートをしていきたいです。

木下喬弘
私は国の動きも結構変わってきていると思っています。
まず、厚労省がかなりわかりやすい Q&A を出しています。公的な情報機関は SEO の観点で有利で検索したら確実に上位に出てくるので、そこにわかりやすくて正確なことが書いてあれば助かる人が多いのではないかと思います。
PMDA(医薬品医療機器総合機構)についても有害事象報告をアップデートしているということなので、これについては後で黑ちゃんに解説していただこうと思います。
このように国の動きがポジティブになっていて、これらは全部こびナビのおかげということで、僕たちのがんばりで国が動いたことは確実です。4月1日なのでこれくらいの冗談は許されるかなと思います(笑)

黑ちゃん、PMDA が有害事象報告システムをアップデートしたということですが、少し解説していただくことはできますか?

黑川友哉
ありがとうございます! 私、すごく感動しています。
PMDA の安全部で役職についている方と友達なのですが、「これすごく困るよ~、今さら FAX 使ってるってなんやねん」という話を雑談でよくしていました。
前から動いてはいたらしいのですが、アップデートされた点が2つあります。

まず、副作用・副反応報告の在り方については大学で習うわけではなく、医師に定着していないので、しっかり指針みたいなものを出したらどうかという話をしていました。
実際に新型コロナワクチンの接種が始まって、上がってきた副反応の処理に困るケースがやはり多かったようです。
そしてちょうど昨日、役所から「副反応の報告はこのように書いてください」という通知が出ました。
その中で一番重要なのは「ブライトン分類」です。アナフィラキシーについて評価をしなければいけないので、ブライトン分類を用いてきちんと評価できるような形の所定の様式があり、各臓器症状を詳しく書けるようになっています。

もう1点重要なのが、報告のシステムについてです。
今までは FAX でしか報告ができませんでした。国立感染研究所から副反応報告アプリが出ているのですが、そこから直接電子メールが送れないという不便なシステムになっていたのが、まさに今日、爆誕したんですよ!
私もまだ「4月1日から使えるようになるよ」という知らせを受けただけで実際に見てはいないのですが、これが本当であれば、アプリから入力したものを PMDA に報告できるシステムが今日から稼働しているはずです。
詳細は今日確認をした上で、何かしらの形で資料の中に組み込んでアップデートしていきたいと思います。

木下喬弘
ありがとうございます。まとめますと、PMDA から「ブライトン分類に沿って報告しましょう」ということが指針として示されたことと、アプリから副反応報告ができるようになったことですね。
詳細はまた黑ちゃんが解説してくれるとのことです。ありがとうございます。

【ニュース1】ファイザー社製ワクチンの思春期の子どもに対する臨床試験プレスリリ-ス


今日の話題は、新型コロナワクチンの適応が変わる結構なビッグニュースなので取り上げておきたいと思います。

PFIZER-BIONTECH ANNOUNCE POSITIVE TOPLINE RESULTS OF PIVOTAL COVID-19 VACCINE STUDY IN ADOLESCENTS
https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-biontech-announce-positive-topline-results-pivotal
出典: ファイザー社プレスリリース 2021/3/31

ファイザー社のプレスリリースによると、ファイザー社・ビオンテック社の新型コロナワクチンについて、青年期に対する研究の結果を報告しました。
具体的には、12~15歳を対象とした臨床試験の結果が発表され、その臨床試験における有効性がなんと100%だったと報告されています。
プレスリリースの趣旨としては、16~25歳の有効性をさらに上回るような効果を証明することができたということです。
プレスリリース内で、子どもは重症化のリスクは低い一方で、特にアメリカでは通常の生活にまだ戻れず、例えば公立学校では対面の授業を避けてオンラインが続いていると書かれています。
日本でも給食は前を向いて黙食をしなければいけないといったことを聞いていますが、そうした通常の生活に戻れていない子どもたちを、感染から守ることが非常に重要だということを言っています。
また、B.1.1.7 というイギリスで見つかった変異ウイルスが広まっているので、ワクチンで集団免疫をしっかり達成するために接種対象者を拡大していくことの重要性も指摘されています。
                                         臨床研究の内容としては、2,260人の12~15歳の子どもたちを2グループに分けて、1,131人がワクチンを接種するグループ、1,129人がプラセボを接種するグループとしています。
ワクチン接種者の中で新型コロナウイルスに感染して発症した人は0人、プラセボ群は18人だったとのことで、ワクチンの有効性は100%と報告されています。
また、幾何平均抗体価はワクチン群で1,239.5まで上がり、これは16~25歳の705.1に比べて抗体価の上昇も高くなっています。
この幾何平均抗体価の解釈について、峰先生教えていただけますでしょうか。

峰宗太郎
幾何平均抗体価というのはひとつの表現方法で、まずはそもそも抗体価が何かという話をしたいと思います。
私たちの血は液体の部分に抗体が溶けていて、採ってきた血を希釈していって、ウイルスを中和できる限界の濃度を測ります。
採ってきた血をそのままウイルスにかけると1倍、血を食塩水で1/2に薄めてウイルスにかければ2倍です。さらに倍、倍、と薄めていくと、2倍、4倍、8倍、16倍……16,777,216倍とかになります。
こうして薄めていったときに、どこまで薄めても抗体が動くかが「抗体価」なんですね。たとえば「640倍」と言ったときは、抗体を640倍に濃くしたのではなく、640倍に薄めてもまだ効くという意味です。
ですので、抗体価は何倍まで薄めてもウイルスを中和できるか、つまりウイルスの機能を阻害できるかを示します。
病気に感染するとき、ウイルスは細胞にメリメリっと入っていきます。その入る様子を培養細胞で見るのですが、入る現象が見られなくなる濃さまでどんどん薄めていくわけです。
例えば今回の臨床試験治験での値については、ワクチンを打っていない人と打った人で、どのくらい倍率が違うかを見ることができますし、ワクチンを打った人の中でもどのくらいの倍率があるかを見ることができます。

木下喬弘
ワクチンを打っていない人と比べるということですが、ワクチンを打っていない人の場合は1倍希釈でも中和抗体がないのではないでしょうか?

峰宗太郎
その通りです。抗体は全くないのですが、他の成分が影響することがあります。また、「交差抗体」というのを持っている人が稀にいます。昔、別のコロナウイルス(新型コロナウイルスではない、従来からある風邪のコロナウイルス)にかかっていて、それがちょっとスパイクタンパク質に反応すると、1倍だったら効いてしまうことがあります。
ですので、そういった誤差を見るためにも比較をします。

感染した人、感染中の人、ワクチンを打った人などを時系列で追っていくと、その倍数がだんだん減って濃くなっていき、値が下がります。
そうすることで、ワクチンの効果が出ているのか、続いているのか、落ち始めているのかといったことが数字だけでも見ていくことができるんですね。
抗体価が高ければ高いほど、つまり希釈しても効くという抗体価であれば、高い”efficacy” が得られるという前提があり、だいたい相関するということが今までのワクチンの検査からわかっています。

ただ、ファイザー社、モデルナ社に対して指摘したいことがあります。
今回、efficacy、effectiveness を見ている検査において感染している人としていない人がいるわけですが、その人たちで抗体価がどのくらい違うかについて論文で見たことありますか?

木下喬弘
いやぁ、僕こういう論文は全く調べていないので(汗)

峰宗太郎
本来は、 NEJM(The New England Journal of Medicine、医学雑誌)の付録にそうしたデータが掲載されているべきなのですが、そこを丁寧に公表してくれてはいないので、外側から見ている研究者には抗体価が何倍であれば防御効果がどのくらいあるのかがハッキリとはわからないんです。
ですので、今回幾何平均抗体価が出ていても、これを見ただけで「efficacy すごいね」というのはなかなか言えません。
実際は、immunogenicity、efficacy、effectiveness の中の immunogenicity が大人と遜色なくしっかりつくということがまず言えて、それから efficacy のデータが出ているし、抗体価が高ければ防御能ももちろん高いんだろうという推測が成り立っているので、ほぼ確からしいと蓋然性から言えるという状況です。
厳密な意味でのリンクの科学的証明は、ファイザー社、モデルナ社が頑張ってくれないと我々は断言ができません。

※日本語でいう「効果」について、英語では次の3種類があります。
・基礎研究の観点から
immunogenicity
免疫原性。臨床検査上は中和抗体ができているか、どの程度出来ているかなどで測る生物学的反応の効果。
----------------------- 
・疫学の観点から
efficacy
臨床試験(ランダム化比較試験)で検討し判明した効果。 
effectiveness
実社会で実際に接種した時の効果。

木下喬弘
ありがとうございます、非常によくわかりました。
「何倍希釈」でもスパイクタンパク質を中和できるかということで、これは数字が大きい方がいいと。
ただ、この「1,239.5」という数字は幾何平均抗体価の平均値ですよね。この研究に参加した人が平均的に1,239.5倍に薄めても中和能をまだ持っていたということなので、全員が一律に1239.5倍だったら、恐らく100%の efficacy で、今回まさに100%という結果が出ていますが、人によって抗体価が上がったり上がらなかったりするのかについては公表していないということですよね。

峰宗太郎
そいうことです。我々は点々はグラフを見るしかないんですね。

木下喬弘
データ提示の基本として、生データを開示することが非常に重要だと僕も思います。
ですので、このサマリーデータとしての1239.5という値だけでは、標準偏差もついていないし、どれくらいのバラツキがあるのかわからないということです。
また、中和能を保てない、中和抗体が上がらなかった人もいるのかどうかもわからないというのが峰先生のご指摘かと思います。

峰宗太郎
もう1点指摘し直しますと、抗体価がどのくらいが閾値なのか、つまりここよりも抗体価が高いと感染しなくて、ここより低いとダメという値がありますよね。よく麻疹とかの検査で「何倍以上ついていれば安心」と言われるものです。
その閾値までは、今回のワクチンについてはまだ明言できません。そこが言えるようになると、もっと情報提供がしやすくなりますし、いつワクチンの効果が切れたと判定するかについてもわかってくると思います。

木下喬弘
ありがとうございます。
感染防御は抗体価だけじゃない、獲得免疫だけじゃないという話もあって、ここからはさらに複雑な話になるのだと思いますが、一番重要だと考えられている獲得免疫、抗体価に関しても、人によってどのくらい差があるのか、そして感染してしまった人としていない人で大きな差が見られるのかといったことも今後調べていく必要があるということですね。

今回のファイザー社のプレスリリースに関しては、12~15歳の有効性が100%、ワクチンを打った人の中に発症した人はいなかったということがわかって、恐らくこれが FDA(アメリカ食品医薬品局)に申請されて審査が通ると、12~15歳のワクチン接種が始まると思います。
またプレスリリース内では、次の9月に学校が始まるまでにワクチン接種を計画しているということも書かれています。
さらに、6か月~11歳の人を対象とした第1/2/3相試験も同時に発しているそうです。より低い年齢層の人に対して、有効性・安全性がどうかということを確認していくとあります。

12~15歳を対象としたときの安全性に関しては、16~25歳を対象としたときとほとんど変わらない数値だったと報告されています。
特別、子どもにばかり副反応が多いといったことはメカニズム的に考えにくいのですが、第3相試験でも実際そのように確認されていて、これも良いニュースではないかと思います。

【ニュース2】補佐官のワクチン選択発言は「勇み足」河野氏が会見で撤回

もう1つ、一昨日のニュースで挙がっていましたが、こびナビの医療ニュース解説でも取り上げていたので修正しておきたいと思います。

補佐官のワクチン選択発言は「勇み足」 河野氏が会見で撤回
https://mainichi.jp/articles/20210330/k00/00m/010/060000c
出典: 毎日新聞 2021/3/30

「補佐官のワクチン選択発言は勇み足」ということで、河野氏が会見で撤回したというニュースです。


ワクチン選択発言について、まあ、どないやねん、と。僕らは結構ここで盛り上がって、ワクチンを選べるのがいいことなのか悪いことなのか話していたわけですが、撤回となったので、「そ、そうですか……」というリアクションなんですけれども、これについて久米さん今お話しできますか?

久米隼人氏
はい、はい。

木下喬弘
久米さんに聞いてもしょうがないとは思うのですが、なぜこんなことになってしまったのでしょうか。

久米隼人氏
うーん……小林さんに聞いてみないとわからないですが、どこまで言っていいかとか、「ここまでは決まっています、これは決まっていません」という線引きをを政治家の方々にちゃんと理解してもらえているかどうか、今みたいに物事がたくさん動いていると勇み足になってしまうこともあるということですかね……(苦笑)

木下喬弘
ありがとうございます(苦笑)
おそらく行政側でも検討はしていて、検討中の内容を誤って決定事項のように出してしまったということなのでしょうかね。

久米隼人氏
そうですね、検討するという話は中ではすると思いますが、今も「絶対にやらない」と言っているわけではなくて、「決まっていない」ということですね。
個人的には、今アメリカのバージニア州では会場によってワクチンを選べると思うのですが、一部のワクチンが人気が無いといった話も聞くので、どちらがいいかについてはもう少し見極めてもいいのではと思います。

池田早希
質問しても良いでしょうか。
バージニア州ではワクチンの供給は余っている状況なのでしょうか。十分あるのであれば、選択も可能なのかなと思ったのですが。

久米隼人氏
僕もバージニア州に直接聞いたわけではないので正確にはわからないのですが、感覚的には若干遅い感じがしています。
昨日、いつ成人全員を対象とするかが各州で決まってきたところで、バージニア州は確かまだ「4月中」としていて具体的な日付を言えていないと思います。
ですので、余っているという印象は個人的にはないですが、ご存知の方いらっしゃったらコメントください。

安川康介
おそらく、接種会場によっては2種類のワクチンが供給されていて、予約のときに選べる形になっていますが、バージニア州全体ではなく限定的なものだと思います。
僕の友人の親戚の方がバージニア州の薬局で選べたと聞きました。モデルナ社のものを接種する予定だったけれど、ちょうどインドに帰る前だったので1回で済むジョンソン・エンド・ジョンソン社のものにしたいと思い、変更して打ったと聞きました。

池田早希
そうですね、会場や時期によるかもしれないのですが、私の今いるテキサスメディカルセンターの MDアンダーソンでも、1月の時点で友人が「モデルナとファイザーを選べる」と言っていました。
選択できるくらい十分な供給があるかどうかが大事で、今の私たちがいるパンデミックの中では、公衆衛生的にも、また、コロナウイルスにかかってからでは遅いので、個人を守るためにも、手元に届いた打てるワクチンを早めに打つことが重要ではないかと思います。

木下喬弘
ありがとうございます。
前回もいろいろ議論があったところですが、原則としてアメリカで多くの場合はどれを打てるか明示的に選べるわけではないと理解しています。その上で、会場ごとで選べたり、会場内で選べたりということが例外的にある状況かなと思います。
また、ニューヨークにいる同僚から聞いたのですが、昨日か今日から小児以外の全年齢がワクチン接種の対象となったそうです。
我らがマサチューセッツ州は4/16から打てるようになるので、予約したいと思っています。
ちなみに予約は相当取りづらいようで、ウェブサイトで空いているところをクリックすると、ページを読み込んでいる間に「予約済み」になってしまって取れないようです。「今までのビデオゲームの中で一番難しい」なんて言われています。
このような状況で、みんなフラストレーションが溜まっている状況のようです。

時間的にそろそろですね。
もう1つ、フランスの状況について興味深い記事が出ていました。
フランスは日本と同じようにワクチンの信頼性が低い国で、たとえば「ワクチンは国と製薬会社が儲けるためにやっていることだ」という陰謀論を信じている方が30%くらいいるという内容です。
これも面白いかなと思ったので、時間があれば後日見てみたいと思います。

それでは、繰り返しになりますが、昨晩締め切りのこびナビのクラウドファンディング3,000万達成に、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
いただいたご支援をどのように使わせていただくか、かならずアナウンスしながら進めていきますので、これからもこびナビを使っていただけたらと思います。

ご登壇いただいた先生方、何か追加でお話しいただくことありますか?
今日は木下の料理の話がない……今日の昼はまたバーガーキングでクラファンのお祝いをしていたわけですけれども……

安川康介
いいですか?
このクラブハウスを聴いてくださっている方って、僕はたまに下の方までばーっと見るんですけれども、毎回聴いてくださってる方が一緒だったりとか、ずっと聴いてくださっている方がいるのかなと思っています。
たまにほかの「コロナワクチン」と書いてあるルームがあって、入って聴衆の1人として聴いると、変な話になるとスピーカーの中に「こびナビ」の名前を出して「こびナビ」っていう情報サイトがあるからそういうところを見てくださいっていうことを言ってくださっている方がいて、それが何回もあってすごく嬉しいなと思っています。
皆さんお忙しいと思うんですけれども、毎回クラブハウスをリアルタイムで聴いてくださって本当にありがとうございます。頑張ろうっていう気持ちになるのでそれをちょっとお伝えしたかったです。

木下喬弘
安川先生、ありがとうございます。
結構よく僕たちも言われるんですけれども、「医療情報提供界隈あるある」みたいなので、ご友人の方にワクチンなんかを勧めていただく方って、きつい思いをするっていうことがよくあるんですよね。
つまり「このワクチン安全らしいよ」と友人に言ったら、質問攻めにあうわけじゃないですか。
例えば「遺伝子組み換えって嘘らしいよ」と言ったら、「いや、でもメッセンジャーRNA が入ってるんでしょう?」とかこういう質問を3回4回繰り返されていくと、非医療従事者の方って答え切れなくなるという話がよくあるんです。
あまり全部ご自身で答えようとせずに、いくつかの情報提供とともに「あとはここを見たら書いてあるよ」という感じで言うほうがいいというのは、僕が「ママ友界隈でどうやって情報提供するかすればいいか」ということを世のお母さん方にヒアリングしたときに教えていただいたことなんです。
そのような感じで「こびナビ」のことをご紹介いただけたら、またそういった正しい知識を広めていただくのにお役立ていただけたら、そのような使い方もしていただけたらな、と思います。

安川先生、どうもありがとうございます。
そして安川先生のおっしゃるとおりで毎朝「過疎化が叫ばれるクラブハウス」で今も毎朝400人ぐらいの方に聞いていただいていて、本当にありがとうございます。感謝しております。
ということで本日はこの辺で終わらせていただこうと思います。ご登壇いただいた皆さん、ありがとうございました。

それでは日本の皆様よい1日をお過ごしください。

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