「ワクチン・検査パッケージ」について考える、ワクチンに対するアレルギーについて議論しました(10月7日こびナビTwitter spacesまとめ)
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「ワクチン・検査パッケージ」について考える、ワクチンに対するアレルギーについて議論しました(10月7日こびナビTwitter spacesまとめ)

こびナビ(CoV-Navi)

※こちらの記事は、2021年10月7日時点での情報を基にされています。※

2021年10月7日(木)
こびナビの医師が解説する世界の最新医療ニュース
本日のモデレーター:峰宗太郎


アリナミンの香り

峰宗太郎
前田先生、おはようございます。聞こえますか?

前田陽平先生(Twitterネーム「ひまみみ」先生)
おはようございます。今聞こえました、ごめんなさい。

うちも嗅覚の専門外来があるんですけど、COVID 後の嗅覚障害の方がやっぱり結構くるようになってきましたね。

峰宗太郎
やっぱり治らないですか?すぐには?

前田陽平先生
治らないから来てるっていうところが、大きいですね。
「周りもコロナになって、匂いがわからないって人がいっぱいいて、ほとんどの人が治ったのに、自分は治らない」っていうのとかが割と典型的かもしれませんね。。

峰宗太郎
あれはアリナミンテストとかするんですか?

前田陽平先生
アリナミンテストもやりますよ。
やっぱりアリナミンテストで匂うと、患者さんには予後も比較的期待できるかもしれないと言えるので、いいですよね。
ただ、コロナの患者さんでアリナミンテストの結果が良かったら本当に治るのか? ってのは、十分なデータがないので、ちょっとそこはなんとも言えないんですけど。匂わないよりはいいですよね。

峰宗太郎
ちょっと前田先生、僕らマニアックな話してますよ。
「アリナミンテストってなんだ?」って簡単に説明しちゃってください。
これで今日聞きに来ていただいている千人以上の方は満足してくださって、僕が何を話しても許してくれるっていう(笑)

前田陽平先生
そもそものこととして、匂いの検査は難しいんですよね。
視力の異常があるなら、眼科へ行ったらいっぱい検査されるじゃないですか? でも単に視力を知りたいだけなら、いわゆるランドルト環を使った検査*である程度わかるんですよね。

※視力検査
アルファベットの「C」のようなマーク(ランドルト環)を使った視力検査

耳鼻科での聴覚検査は、聞こえてきたらボタンを押してくださいねっていう検査をよくやるわけなんですけれども。

匂いってそう考えると難しいですよね。
聴覚検査と同様に自覚検査ですが、日本で保険適用されている T&Tオルファクトメーターという検査があります。
特定の5種類ぐらいの匂いを嗅いでいただいて、匂いを感じたら「はい」って言ってもらいます。そして同じ種類の匂いをだんだん強くしていくのです。
検知という「何か匂う。これくらいならわかる」という値(検知域値)と、認知という「何の匂いかわかる」という値(認知域値)を確認して数値化し、ある程度の嗅覚機能がわかるわけなんですね。
ただ、この検査は結構大変なんですよ。検査中に匂いがすごくこもっちゃうんで。

▼T&Tオルファクトメーター
https://j-ichiyaku.com/t-t/#t-t-howto
出典:第一薬品産業株式会社

峰宗太郎
匂いをリフレッシュしないといけないですね。

前田陽平先生
そうなんですよ。本当だったら実験室に置いてあるような、空気が抜けていくようなものとか、を用意しないとダメなんです。
※前田注
調べてみると、必須というわけではないようでした。「十分な換気が必要」という記載でよさそうです。

もうちょっと簡易にできるものとして、アリナミンテストがあります。
これは患者さんにアリナミン、簡単に言えばにんにく注射みたいなものを注射して、匂いがわかるかどうか、をチェックをするものです。わかるなら、ある程度嗅覚の機能が残っていると判断します。
それ以外に「どんな匂いがわかるかな?」と患者にアンケートする検査もあります。

※「日常のにおいアンケート」
日常生活で体験する数種の匂いに対する患者の反応をアンケート方式で数値化し嗅覚の状態を評価する
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrhi/48/1/48_1_1/_pdf/-char/ja

峰宗太郎
非常にわかりやすく、ありがとうございます。
要はアリナミンって、皆さん知ってるビタミンBなんですよね?

前田陽平先生
そうですそうです。その通りです。はい。

峰宗太郎
あれは匂いがきついんですよね、錠剤飲んでも。それを利用してるんですよね。

前田陽平先生
そのとおりです、はい。

峰宗太郎
私もそうですが、皆さんの中にも、初めてアリナミンを飲んだときに「なんだこの匂い。すげえな」と思った方がいるかもしれません。あの匂いのきつさを逆に応用しているんです。
あの匂いの成分を注射して、成分が血を巡って鼻に達した際に、匂いを感じるかどうかで嗅覚機能を簡易的にチェックする。それがアリナミンテストです、と前田先生に教えていただきました。

どうでしょうか?
これで今日参加して聞いていただいてる1500…1500人⁉ 多いな! 1500人の方は、雑学を1つ手に入れたので、もうあとは何を話しても満足ということで。
安川先生よろしいでしょうか?

安川康介
あ🥦いいです。
僕はなんかいつも鼻詰まってる感じなんで、いつかそのテストやってみたいです。

峰宗太郎
あのね、鼻づまりは関係ないんだな、このテストはあまり。

安川康介
いや、なんかあまり匂いが嗅げないような気がするんですよ。

峰宗太郎
おお~?

安川康介
嗅覚障害がある気がする。

峰宗太郎
前田先生、気導性の場合には、このアリナミン検査はどう解釈すればいいんですか?

前田陽平先生
気導性の場合はアリナミンテストだと、匂うことがどっちかというと多いとされていますね。だから逆に言うと、その鑑別ができます。
安川先生のような訴えの方で、アリナミンテストだと匂う、ということなのであれば、鼻づまりしていてもちょっと匂ってる、ということです。

実はですね、厳密にはアリナミンテストって不思議なんです。
「匂いを嗅いだら臭いと思うものを静脈注射したら匂うか?」という検査なので、冷静に考えると不思議です。
どこから匂ってくるんだよ!? 注射して匂うってなんなの? 血が巡って肺へ行って、そこから匂いがしてくるのか? など実は完璧にはわかっていないんです。肺から逆行性ににおう要素と、血行性に直接刺激する要素の両方があるのではといわれています。
いわゆる、純粋に鼻が一時的に詰まって匂わないだけ、というような方の場合は、アリナミンテストをすると匂う、というのが典型的だと思います。

峰宗太郎
ありがとうございます。
ということで、適度なウォーミングアップの話題として良かったです。

コロナの話題っていっぱいあるんですけれども、もうそろそろ皆さん飽きてきたかなというか。それで今回 Twitterスペースの開催が減ってるっていうところもあるんですけれども。

今日出たニュースとしてはですね、バイデン政権がお金を配っておうちでできる簡易検査をもっと広げるよ、とか。
それから、世界的にワクチンの供給量の問題がいろいろあるよって話題とか。

今日もいつものようにジャーナル巡回をしてたんですけど、

▼Myocarditis after BNT162b2mRNA Vaccine against Covid-19 in Israel
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2109730?query=main_nav_lg
出典:The New England Journal of Medicine 2021/10/6

The New England Journal of Medicine に登場したのはですね、イスラエルの大規模調査で、ファイザーの mRNAワクチン接種後の若い男性での心筋炎が、当初言われていたよりちょっと多いんじゃないか? と。
10万人当たり2.13人ぐらいいそうだと。特に若い年齢層の16歳~29歳に限ると、10万人あたり10.69人ぐらいで見られたと。
死亡が無い訳じゃなくて、ちょっとよくわかんない死亡が1例あったんじゃないか、これが Caridiojenic Shock(心停止)になっちゃってるという話でしたね。
そういうふうに状況がわかっていて、だんだん副反応も精度高くわかってきているという話題でした。

ワクチン全体としてはそういう個別の効果や安全性に対するデータはここのところあまり、大きな動きはないですね。

日本は接種が順調にどんどん進んでいます。このままいけばヨーロッパもぶち抜いていってくれるんじゃないか。もうアメリカを追い抜いてる訳ですけども、日本は良いところまで行くんじゃないでしょうか。

▼The Our World in Data COVID Vaccination Data(世界各国でのワクチン接種率データ)
https://ourworldindata.org/covid-vaccinations

日本はワクチン担当相も政権ももちろん変わったわけですけど、できれば引き続き接種をしっかり進めていただいて、よりコントロールしやすい社会状況を作ってこのコロナ禍を早めに終わらせる。
第6波が来たとしても、まあ来るんですけど、大きなものにせず重症者や死亡者が出ない状況にしていくことを、ぜひどんどん目指していただきたいですね。


「ワクチン・検査パッケージ」を考える

最近、僕が色々なメディアの方からご質問をよく受けるのがワクチンパスポートの話です。
日本では「ワクチン・検査パッケージ」と呼んでいるものですね。

▼ワクチン接種の進展と日常生活の変化に関する提言案について
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/bunkakai/dai7/gijisidai.pdf
出典:新型コロナウイルス感染症対策分科会 2021/9/3

スピーカーの人数がまた今日は少ないな👶
安川先生、ニューヨークでは導入されたって聞いてますけど、我々の地域(米国メリーランド州)ではされていなくて、アメリカでもまだ全土的に行われているわけではないんですよね?

安川康介
そうですね、何かアプリ見せなきゃいけないっていう状況は、僕たちの地域ではないですね。

峰宗太郎
そうなんですよね。
我々のメンバーにもニューヨーク在住の人がいるほうが、状況がわかっていいですよね。山田先生*を引き抜いてくれません? どお? 安川先生?
*山田悠史医師:マウントサイナイ医科大学老年医学・緩和医療科/コロワくんサポーターズ代表

▼コロワくんサポーターズ
https://corowakun-supporters.studio.site/

安川康介
あの…話してみます🥦

峰宗太郎
こびナビに来ない? って言って(笑)

ニューヨークには私も研究者の友人がいっぱいいて、状況を聞いています。
飲食店に入るのにもイベントに行くのにも、もうワクチンパスポートを提示しなければいけないということですね。ワクチン接種済証明書です。

前田陽平先生
話の途中ですみません。
ニューヨークで提示してるものは、いわゆる紙ベースのものなんですか?

峰宗太郎
スマホのデジタルコードのものもあるんですよね。

前田陽平先生
両方あるんですね。紙とデジタルと。

峰宗太郎
それが結構マイナートラブルがあるようで、打った会場と紐づけてやっているらしくてですね。変な会場で打ってたりすると、期限が早く来ちゃってデジタルで表示できないから、結局紙を持っていかなければいけない人の話も聞いています。

今度民放のゴールデンタイムにあるテレビ番組に出るんですけど、その収録でカメラクルーと取材の方々にニューヨークからわざわざ来ていただいたんですね。私の家の近くに。真夜中に収録をしたりしていたんですけれども。

その方々に「ワクチンパスはあるんですか?」と聞いたんですね。
「もちろんみんな示しています」ということで。「それはもちろん検査証明もあるんですよね?」って聞いたら、「いや、ワクチン打ってない人はもういないでしょ⁉」っていう話になりまして。「検査の証明出すのってどういう人よ⁉」っていう話をしてたんですね。

でも、テレビとかで見ていると、ワクチンを打ってないという理由で、地下鉄の運転手などを中心とした municipal、つまりニューヨークの地方自治職員が解雇されて、人手不足になるというニュースもあって。
アメリカのテレビをぼーっと見てると、ニュースレベルでそのように報じてもいるので、ワクチンを打たれていない方はまだ結構いるのかな? と思ったりしています。

一方で、日本のワクチンの接種率は、このままいけば全国民の9割ぐらいいくんじゃないかと私は思ってるんです。
「ワクチン・検査パッケージ」とアドバイザリーボードもなんかごにょごにょごにょごにょ言ってますけども、検査をどこまで入れるかっていうところがアレだと思うんですよね。

検査72時間前とか3日前とか言いますけど、皆さんご存知のようにですね、検査大好きな人がいっぱいいるんで。
聞いておられる中にも、検査、検査で洗脳されちゃった人もいるとは思うんですけど…検査してもね、偽陰性ってすごく多いでしょう? 多い上に、72時間前はまだ無症状だったのかもしれないし、その後発症するかもしれない。
それどころか、その後感染する可能性は接種している人よりも高いわけです。
人が多いところに来たら、そこには、感受性の高い人が紛れ込んでいるわけですから、ワクチンを打ってる人からでもウイルスが排出されていることもないわけではないんですね。

そういうことを考えると、ワクチン接種と検査を同列に扱いすぎるのもアレかなと。
何を目的とするかによるんですけども、あまり検査、検査言うのも…ごまかしで。
「ワクチンパスポート」って言ってしまうと、ワクチンを打ってる人と打たない人でなんか差別が起こる、という一部の loudy な人たちの声があるので、それに対応してるのかな、という感じを受けるんですけども。

ワクチンを打っているとですね。感染予防効果・発症予防効果・重症化予防効果は当然ありますね。ブレイクスルー感染してたとしても、ワクチン打ってる方からの viable なウイルス発出量は減ってるであろうと。

それから簡単に言ってしまえば、ブレイクスルー感染はリスクとしてありますが、発症したとしても軽症とか無症状が多いですね。重症化する人は、いないわけじゃないし、亡くなる方もいるんですけど、これはごく少数なんで。

社会全体とか地域とかじゃなく、イベント会場とか飲食店などの局所的なコンパートメントのリスクを高くせずに…下げるってことじゃないですよ、高くせずにワクチン接種でゲートを設けてコンパートメントを分離する。これは経済社会活動を、より自由に再開させるという方向においては、非常に合理的な考え方であると思うんですね、私は。

ここらへんについて、安川先生、何かありますか?

安川康介
前にスペースで話したとおり、デルタに関しては検出されるウイルス量が同じぐらいかもしれないけれども、実際に感染性のあるウイルスはワクチン接種者では少なく、排出量の低下も早いため、他の人に感染するリスクが低いだろうということがわかってきています。
峰先生がおっしゃったように、ワクチンを受けている人は受けてない人と比べると、感染や重症化するリスクは低い。
その点からも、接種者と未接種の扱いを別にするのは、医学的には合理的だと思います。

ただ、やはり反発もあるんですよね。特に「ワクチンパスポート」っていう響きがよくないと感じます。「ワクチン接種証明書」ならいいけど「ワクチンパスポート」は嫌だ、みたいな人はもしかしたらいるかもしれないのです。
うまく運用すれば大丈夫なんじゃないかなと思います。

峰宗太郎
まあ、そうかもしれませんね。確かにパスポートだとねえ…。
「ワクチンビザ」にしますか? いずれにしろパスポートって言うとなんかアレですけどね。ビザだったらフィットするような感じもしませんか?

安川康介
接種証明書ですかね? 「パスポート(接種証明書)」とよく書かれています。

峰宗太郎
いや、「ちぇっちゅちょうめいちょ👶」かもしれないですけれど「ワクチン・検査パッケージ」って言うと… loudy なノイジーマイノリティの方が中心になって、強硬に反対されてるワクチンアレルギーの方々、これは「医学的な」アレルギーじゃないですよ、そういったワクチンアレルギーの人たちの対応を和らげるために「検査でも OK」と入れてるのかな? っていうところがあるわけですよね。

ここで必ず出てくるんです。「いやいやいや! 医学的に打てない人がいる!」って言う人が。
安川先生改めて、医学的に打てない人がどういう人で、これ人口の何パーセントぐらいいるんでしょうね?

あれ、安川先生、反応できなくなっちゃいましたね。もしもーし?

いや、なんか調子悪いですね。接続が悪いようなら、僕が引き続き喋ります。
これ、多くの方に聞こえているんでしょうかね? 音声が途切れるのか途切れないのかがちょっとよくわかんないですけど、喋り続けますね。

まず、今回の mRNAワクチンで、医学的に打てない方とは、ワクチンの成分に対してアレルギーがある方ということになるんですね。
基本的に即時型のアレルギーですとか、アナフィラキシーが起こったことがある状況が事前に分かっていることって、ほとんどないんですね。これ、ポリソルベートとかポリエチレングリコールに対するアレルギーですけれども。

多くの場合は1回目の接種でアナフィラキシーが起こってしまって2回目は打てないよ、というようなケースになるわけです。
そういう例はもちろん注意してあげなければいけない。これは100万人あたり5人ぐらいは発生するわけです。

しかし、それ以外で基本的に打てない人はいないんですね。
たまに「私、アレルギー体質だから打てない」とか「造影剤アレルギーを起こしたことがあるから打てないと医者に断言された」と言う人がいますが、そういう不勉強な医者にかかってる時点でもうちょっとどうかしてる、という部分もあるんですが。
「医学的に打てない」という理由では無いです。「医学的に」っていう条件を付けると、ですよ。

「怖い」っていう個人的な心情で「打たない」、という選択をする人はもちろんおられるわけですけれども。

そういった方はうん、別に打たなくてもいいんですよ。
そこに配慮してリスクを下げるんじゃなくて、リスクを上げないで経済社会活動を再開させる、というところに狙いを定めている規制緩和策なわけですから。

そう考えますと、基本的には、何もしなければリスクが上がるようなイベントなどの場所には参加しない、ということも含めてのワクチン接種の選択、ということにもある意味なりますね。
もちろん、お子さんに対しての接種はちょっとまだ考えなきゃいけないところもあるわけですが。

基本的にはワクチンで区切っておく。例外的な人には検査を用いる、という考え方なので、あまり検査を強調しすぎるのはどうかなと感じています。

安川先生、完全に落ちちゃいましたね。
池田先生、お久しぶりですね。元気ですか?

池田早希
元気です。峰先生お元気そうですね?

峰宗太郎
いや、あまり元気じゃないんですけどね(笑)
全然元気では無いんですけど。

そんな感じで、パスポートについてダラダラと私の考えを述べました。
この前 NHK や他の局でも、もうちょっと丁寧に説明したんですけれども、いい具合に他の人との抱き合わせで、結構極論を言ったように切り取られていて。
そんなに強そうに言ったかな? と思いました。そんなに強そうに言ってる気はないんですけれども。
 
「ワクチンパスポート」をやってリスクを上げずに経済社会活動再開できるのは、これは飲食店とかイベント業界にとっては嬉しいですよね?

池田早希
そうですよね。とても大事ですね。
行動制限の緩和を安全に進めるために、自身の健康だけではなくて、周りの人の健康を守るっていう意味ではとても大事だと思うんですよね。

ちょっと例えが悪いかもしれないですけど、タバコの副流煙は人の健康に害することなので、それに対する制限があったり、他にも医療従事者に対して結核のスクリーニングをするとか。
そういうのと同じように、自分だけではなくて他者の健康を守るって意味ではとても大事なので、必要なのかなと思いますね。

峰宗太郎
ありがとうございます。そういうところですよね。あまり目くじら立てずにね。

ワクチン接種も進んでって、打ってる方が増えてきたら、やってもいいのかなと。
もちろん、配慮は必要なんです。そういう人を別にあえていじめに行く必要は全くないわけですから。

先ほどからですね、黑川先生がスピーカーに上がりたいという意見表明をしていただいているんですが、見えないんですよね。黑川先生消えてますよね? 完全にこれいないですよね?

池田早希
最初はいた気がしますけど、今いなくなってますね。

峰宗太郎
Twitterスペースのアイコンで探してるんですけど、申し訳ないけど見つけることができません。
ええと…ちょっとスピーカーとして上がっている方も少ないので、完全に独演会状態になっちゃってるんですけど。
他の方の意見もよく聞きたいんですけど。まあ皆さんお忙しいのかな、というところではありますけど。

池田早希
この話に関連して。
私自身はワクチンを海外で打ってるんですよね。
アメリカで2020年12月15日と翌年の1月5日に打ったんですけど、日本でワクチン検査パッケージをする場合、自治体に登録がなかったりとか、配られる接種券に付いたバーコードで接種してないので、私の接種証明はどうなるのかな? って疑問に思ってます。

峰宗太郎
なるほど確かにね。

池田早希
紙媒体で持っていけばいいのかな?

峰宗太郎
紙で見せて対応してくれるように求めるしかないんじゃないですか?

池田早希
そうですね。全くその話題が無いんですけど…

峰宗太郎
いや、これね、あれなんですよ。海外で中国製ワクチンとかを打たれた方とかをどうするか、とかいろいろ細かい論点はいっぱいあるんですよね。

池田早希
日本への帰国者の隔離期間に関しては、「日本で承認されている3つのワクチンであれば、同等の扱いとして認める」とは出てますよね。
だから、そんな感じになるのかなと予想はしています。

▼ワクチン接種証明による待機期間の短縮等について
https://www.mhlw.go.jp/content/000836306.pdf
出典:厚生労働省 検疫所 2021/9/27

※10/5の文字おこしもご参照ください。
https://note.com/cov_navi/n/nfa9b5b14bb8e

峰宗太郎
なるほど。
黑川先生、上がれました?

黑川友哉
上がれました。聞こえる? 聞こえる? 聞こえました?
良かった~ありがとうございます。

ワクチン打てない方、っていう話をされていて、すごい喋りたかったんです。


「アレルギー」があるから打てない⁉

黑川友哉
日本はもうイギリスを抜いて、かなり接種率が上がってきてるじゃないですか。
グラフを見ると1回目接種率はかなり高いんですけど、そこに2回目が…もちろん世界的には非常に高い水準なんですが、そこに2回目の接種率が追い付いてないっていう部分もあるんです。
これって結構、医療者側に誤解されている方がいるのが原因なんじゃないかなと思うのですが。

1回目の接種で副反応が強かったから、2回目を控える方もいらっしゃるでしょう。
あとは、アレルギー反応ではないけれども急性のもので、ちょっと唇がピリピリとした気がしたとか、腕がしびれた感じがしたとか、そういった症状があったから2回目はやめときましょう、っていう声をまれに聞くんですね。
そのように、2回目をちょっと注意しすぎっていう傾向もあるのかな、と思っています。
それだけ言いたくて(スピーカーとして上がりたくて)わちゃわちゃやってたんですよね。

峰宗太郎
それもそうなんですよね。
「1回目の副反応で参っちゃって。もう2回目受けない」っていう言う方も、私のマシュマロにも結構くるので観測はされています。
実際副反応がきつかった方は、2回目はもう嫌だなってなる方もいると思いますね。

一方でアメリカでは、1回目でアナフィラキシーを起こした人に2回目を打つという試験の報告の論文もあるんですよね。

黑川友哉
あります。そうなんですよ。

峰宗太郎
それで意外に2回目はアナフィラキシーを起こしていないんですよね。

黑川友哉
いけてるんですよ。そう! なんですよ。

峰宗太郎
これ、チャレンジテストみたいなもんなんで、医師としては、これはむしろ怖いことしたなって。

黑川友哉
いや、よくやったなって。あれ、論文見たときに思いましたけど!
意外と2回目にアナフィラキシーは起きてないんだ、って。
アナフィラキシーが起きる原因も、ひとことでアレルギーとは言えないのかな? アレルギーはアレルギーなんでしょうけど、1回目で起きた人が必ず2回目も起きるわけでもない、というのは、非常に重要な治験なのかなぁと思いますね。

峰宗太郎
そうですよね。

重要なこととしては、とにかく安全にしっかりワクチンを打っていただくということ。
科学的な根拠に基づいてですね。根拠ですよ、根拠が大事ですよ。想いとかお気持ちじゃないですよ。根拠に基づいて接種の選択をするのが重要である、ということは変わりないです。

前田陽平先生
すみません、ひとつだけいいですか? アレルギーの話のところで。

医療従事者の方で1つちょっと皆さんに確認しておいていただきたいのですが、日本アレルギー学会がコロナワクチンとアレルギーについての声明を出しているのです。Google とかで「日本アレルギー学会 コロナワクチン」と入れたらすぐに出てくるので、良かったら一度ご覧になってください。

そこに「ほとんどの方が打てますよ」と書いてあります。
PEG 自体でアナフィラキシー起こした方や、似た構造のものに対してアナフィラキシー起こした方についてはコメントがあるんです。
そしてわざわざ、他のアレルギーがあるから打てないということにはならないですよ、と声明を出しています。
アレルギーがあるので、打つ側の医師が忌避的になるケースがどうもあるみたいだ、ということもお聞きします。
その場合は、他の医師にももう1回聞いていただくのがいいかもしれないです。

▼新型コロナウイルスワクチン接種について
https://www.jsaweb.jp/modules/news_topics/index.php?content_id=585
出典:日本アレルギー学会 2021/8/3

峰宗太郎
ありがとうございます。非常に大事な情報提供をいただきました。
日本アレルギー学会の考え方が出ていますので、ぜひ見ていただきたいと思います。

さて、今日はじゃあ早めに上がろうかな、ということなんですけど。れおにい、最後に何か言いたいことあります?

岡田玲緒奈
(笑)
今日は話の流れも見えないんでアレですけど、来週はいつですか?🎻
来週は月水金でしたっけ?

峰宗太郎
いや分かんないですけど、僕はやりますよ。
もうコロナの話題に飽きたんで…飽きたとか言って👶
そのぐらいの間隔でいいと思うんですけど。スピーカーが集まらないと面白くないので、もっとスピーカーが集まれる日程でやりましょうよ。

オーガナイザーがオッケーだからというよりも、スピーカーが集まるときにやんないとこれ、オーガナイザーきついわ!
だって話しかけるも何も、今日は前田先生と急遽企画をやろうとかいう、そんな無茶ぶりになっちゃうとこでした。

岡田玲緒奈
(笑)
そうですね🎻

黑川友哉
すみませんでした、最初入れなくて…🍵

峰宗太郎
全く問題ないですけどね。
まあ、そういう裏方の話は裏でやれっていうものなんですけど、それもご愛嬌ということで。空いている日には私がその代わり穴を埋めて、ばぶスペを勝手にやっておきます。

黑川友哉
あとあと🍵皆さんにご報告なんですけど。
私、こびナビのお問い合わせフォームをチェックさせてもらってるんですけど、もうここ1か月ぐらいかな? デマに関するお問合わせが極端に! 減っているんですよね。これは本当に素晴らしいことだなと思っています。

これまでは1日1個はデマに関するお問い合わせがありました。

例えば、デマが流れてるんですけど、とか YouTube でこういう動画を見たので不安になりました、っていうお問い合わせがあったんです。
YouTube や、フェイスブックもなのかな? 間違った情報に関するチェックの目が非常に厳しくなったのもあって、そういうものに不安を感じる方が減っている、とすごく実感しています。とてもいい傾向かなと思っています。

それだけちょっと皆さんに、お伝えしたくて。
皆さん、本当にいろいろとご協力ありがとうございます。

峰宗太郎
それは本当にね、いいことですよね。
日本でワクチン接種がこれだけ進んでいますので、身近な人がワクチンを打っていて、特に問題が起こってなければ「あれ? あれは普通にデマだったんだ」と思ってくださっている方も増えていってるのかもしれませんね。

当然順調に今後もワクチン接種は進めるんですけど、大きな第6波を起こさないように。
これは政府が起こすわけでは無いんですよ。これはウイルスが起こすわけですね。

もう1つの要因は、やはり接触が増えることですので、1人1人の心がけと予防対応によって変わってくるわけです。
第6波が大きなものにならないように、ぜひリスクは上げず、束の間流行が収まっている期間に楽しめることは楽しんでいただきたいと思います。楽しみつつ、次の予兆を感じたときは素早く対処できる。そのような体制を整えていく考え方を忘れずにいていただきたいと思っております。

今日は2分ほどオーバーしましたけれども、これで終わりにしたいと思います。
あまり今日は詰め詰めにしませんでした。またお聞きいただけると助かります。
こびナビの Twitterスペースの無い日は、できるだけ私が埋めてみようと思います。

では日本のみなさん、よい一日をどうぞお過ごしください。
ありがとうございました。


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