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近くの店④ レコード屋「meditations」

めっちゃ近いってわけではないけれど、家からギリギリ徒歩圏の店、第4弾。今回訪ねたのは、最近の日記で何度も取り上げていた「meditations」。知ったきっかけは、長くなるんだけど…もともとラジオで環境音楽が本格的に流行しはじめていることを知り、最近も環境音楽に関するネット記事を目にした。記事には今年の5月に発売された「ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド」という本が取り上げられていた。その本の著者が、レコードショップmeditationsのスタッフだそうだ。meditationsは思いの外近くにあったので、行きたいと思っていた。

というわけで、レコード屋です。レコード屋って、今まで数えるほどしか行ったことがない。それも全部去年から今年にかけて。レコードプレーヤーを買ったのが去年であり、それまでレコードを目にしたのは大昔に親戚の家にあったアニメ主題歌のレコード盤のみ。普通はそんなもんなんじゃないだろうか。レコード好きという人以外、レコード屋は縁遠い。一生入らずに終わっても珍しくない。なんせ、現代で音楽を聞く手段の主流は配信アプリだ。若い人はもしかするとCD屋にも行ったことがないかもしれない。

※余談だが、イギリスHMV本社は2013年に経営破綻、経営再建を試みるが失敗し2018年に再び経営破綻、カナダのサンライズレコーズに買収された。アメリカのタワレコ本社は2004年・2006年に破産、全店舗廃業の後、他社にブランドを売却。現在はオンライン販売のみ。いずれも日本法人は売約済みで別会社が経営している。

とにかく、僕は30代後半になって初めてレコード屋という店に足を運ぶようになった。これまで全然行ったことがない人も多いと思う。まあ別に、レコード屋はレコードが売っているだけで特別な場所ではない。タワレコやHMVだってかつてはレコード屋だった。そういう大きなチェーンではないレコード屋だと、中古レコードも売っていたり、店のグッズがあったり、音楽とは全然関係ない古本も売っていたりするぐらい。

しかし、meditationsである。メディテーションとは日本語に訳すと「瞑想」を意味する。なんでそんなものがレコード屋の店名になっているのか。それはメインで取り扱っているジャンルがアンビエント、ニューエイジだからかもしれない。よくわからないけれど、meditationsを訪ねる体験は、ちょっと変わった体験であった。

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石だ!石が看板になってる!

階段を登ると観葉植物。ドアを開けると、まず気がつくのはお香の匂い。それも市販されているもので嗅いだことのないような、インドのお香から雑味を取ったような

中に入る。

ブワワワワワ!!と大音量で音楽が流れている。本当にそういう音。ニューエイジの音楽なのだろう。「これなんの曲ですか」と聞いて買いたくなった。音の発生源は、カウンターの前に直立する二本の筒型スピーカー、yoshii9である。30万円する物で、実物は初めて見た。この音の空間が心地よく、ニューエイジにうとくても聞いていたいと思った。

店内の壁は真っ白に統一されており、レコードやカセットテープが並ぶ。間に観葉植物と、お香も売られている。レコード屋にありがちな、ごちゃごちゃした感じがない。整然としている。

店内を一通り見て回り、僕はwebページであらかじめ目星をつけていたレコードを手にとって、カウンターへ向かった。「いきなり店に行っても選べない」と聞いていたから、予習していたのだ。僕はまだニューエイジ、アンビエントはわからないから、今回買ったのはこれ。

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ジャケットは多分レイ・チャールズ。ガーナの音楽も入っているらしい。

店の様子は公式のInstagramにも載せていらっしゃる。

お香はmeditationsの名前が入ったオリジナル商品のようだ。店では気づかなかったが、Tシャツやレコードバッグも売られている。Instagramではむしろ、レコードの情報が少ないぐらい。レコードプレーヤーを持っていない人は、お香やグッズを求めてお店に立ち寄るのもいいと思います。

ちなみに「ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド」はここでは売られていない。本を書いた人はWeb上のスタッフらしい。

お香、レコード共に通販もやっているようなので、遠方の方はwebページから購入できますよ。近くの人もwebページのNew Arrivalあたりから検討をつけて、店舗に足を運ぶと商品に迷わない。

#近くの店 で他にもギリギリ徒歩圏の店を紹介しています。

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