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パラフィン紙ではダメなのか?

結論としては、ダメなようです。

何がかというと、パラフィン紙で本を包むのはよくないということだそうだ。古本を買うと、ときどき薄く透けた紙のカバーがかかっていることがある。あれがパラフィン紙、またはグラシン紙。昔はよく本のカバーとして使われていた。特性として、紫外線による本の日焼けを防ぐ。多少であれば耐水性もある。傷の防止にもなる。

しかしパラフィン紙もグラシン紙も酸性紙であり、長期的には本を傷めることがわかって、80年代頃からは使われなくなったという。今でも古い本を買うとパラフィン紙で包まれていることがあったり、古本屋では今も使っているところを見かける。ヤフオク等でもパラフィン紙で保護されている本を見かける。でも本当はあまり良くないんだそうです。

では、本を状態良く保存するにはどうすればいいか。何でカバーをすればいいのか。一番いいのはニュートラルグラシン紙という中性のグラシン紙を使うことだそうだ。普通のグラシン紙と同様に薄く透けており、中性だから長期的に利用しても本にダメージを与えない。ただし、ニュートラルグラシン紙は通常のグラシン紙の5倍ぐらいの値段がする。あれもこれもニュートラルグラシン紙で包むというのは、それなりのコストがかかる。

もう一つ、選択肢としてノンバッファ紙であるピュアガード45などを利用するという手もある。こちらはA4サイズが100枚で2,200円からあり、ニュートラルグラシン紙に比べるとそこまで高くない。ただし、パラフィン紙やニュートラルグラシン紙のように透けていない。白っぽい色をしているから、中身を確認するのが難しい。本棚に並べるには難しいかもしれない。

それでも実際に試したわけではないから、一度ピュアガード45あたりを購入してみようかと思います。もしくはカバーかけを滅多にしないのであれば、ニュートラルグラシン紙を買ってしまってもいいのかもしれない。他に何か良い素材があれば、教えて下さい。

参考

本の保存を考察する~第1回 書籍カバーの保護について | SEの不条理な日常 ~Revenge~
本の保存について。 - 私は本を読むのが好きでよく読んでいて、... - Yahoo!知恵袋
奇妙な世界の片隅で 本の保護について考える その2 本体編

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