個人で飲食店の営業許可を取るまで
実地調査が終わり、現在許可証の発行を待っている。飲食店の営業許可は、申請する前はけっこうハードルを感じていた。けれどいざやってみるとあっけなかった。地域によって違うかも知れないが、京都市はそんなに厳しくない。最低限のことしか求められなかった。
一番ハードルが高いのは建物の構造、設備の部分。施設要件を満たしていないと、そもそも申請する意味がない。項目として言われたのは、
調理室と客室を区切るドア
調理室の外に更衣室と清掃用具入れ
客用トイレ、手洗い
給湯器、換気扇、排水口、ドア付き食器戸棚、レバー式又は自動手洗い器、蓋付きゴミ箱、二槽流し台、冷蔵庫
耐火素材の内壁、床
といったところ。流しや手洗い場、ゴミ箱など具体的なサイズは要求されなかった。また更衣室なんてスペースはないため、更衣用の箱で代用できた。掃除用具入れもデスク下のキャビネットで通った。冷蔵庫用の温度計をわざわざ買ったが、チェックされなかった。
許可までの手順は京都市のページに載っているが、自分の体験を元にフローをまとめると
→物件の図面を持って医療衛生センターに相談に行く
このときにいろいろ相談する。内装工事前であれば具体的にどの工事が必要か聞いておく。営業許可の申請用紙や記入例、チェック項目などをもらう
→食品衛生責任者の講習を受ける
1万円と丸1日かかる。プレートも1,000円で買える
→申請書、平面図、周辺地図を書いて医療衛生センターで申請
申請書も平面図も周辺地図も結局手書きした。書き損じしまくったけど何も言われなかった。忙しいのとめんどくさいのとでここまで3ヶ月ぐらいかかった。申請に2万円弱かかる
→実地調査
平面図を元に要件を満たしているか確認するのみ。5分で終わった。営業前なので工具を置きっぱなしにしていても何も言われなかった
→電話連絡、許可証を取りに行く
一週間ぐらいかかると言われた
京都市のページはこちら
印象としては、細かくチェックして厳しく言うより、なるべく多く営業してもらうように積極的に許可を出している感じ。僕はわけもわからずにハードルを感じて、申請まで長々と時間がかかった。それがこんなにあっさり終わるとは、ある意味拍子抜けだった。
厳しさや要件は地域によって異なると思うので、それぞれの地域の基準を参考にしてください。
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