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古物商許可を取った話

ちょっと前になるけれど、「本とかの店」をやるにあたり古物商の許可を取った。古物商許可はリサイクルショップや骨董屋、古本屋、中古レコード屋、中古車ディーラーなど古物全般を扱うために必要となる。今回は古物商許可について、概要をまとめます。細かいところは以下などを参照。

許可申請手続きについて

許可を取るためにかかる費用は、だいたい22,000円。申請料19,000円、住民票や身分証明書などを揃える費用、古物商プレート代の合計。費用が高いと思うか安いと思うかはそれぞれだが、お金を払うだけで誰でも取れる。許可が降りるまでにかかる時間は1ヶ月以上。

身分証明書を取りに法務局へ行ったが、ハンコを忘れて家に取りに帰ったり大変だった。申請書類は管轄の警察署に提出するんだけど、住所の表記を住民票と全く同じにしないといけなくて(ハイフンを使用してはいけないとか)、いろんなところを何度も訂正した。

「本とかの店」は賃貸物件を借りており、営業所が賃貸の場合は貸主か管理会社の承諾書がいると言われた。貸主に許可を取るのは時間がかかるため、不動産屋にメールで承諾書を送って書いてもらった。不動産屋が管理会社だからスムーズだった。

何ができるのか

古物商許可が必要なのは、基本的には中古品の買取とか継続的な売却であり、例えばジモティで繰り返し売買していると、古物商許可証の提出を求められることがある(求められた人がいた)。

実はそれ以外にも必要な場面があって、僕が許可を取ろうと思ったのもそのためだった。古物商許可を持っていると、古物市場に出入りできるようになる。古物市場とは、簡単に言えば古物品のオークション会場のことだ。いろいろな種類の市場があり、そこで本やCD、レコードなどを仕入れることができる。もちろんアンティーク、骨董品も出回っている。売れるものはなんでもある。出品もできる。

古物市場へ行ってきた

12月に古物商許可を取り、1月に初めて古物市場に参加してきた。参加には紹介が必要だったけど、父親が骨董屋なので連れていってもらった。それどころか、市場のスタッフとして働くことになった。日当5,000円、弁当つき、市場参加費の1,000円が不要になる。もちろんオークションにも参加できる。

当日、古物市場は全国から集まるトラックで一杯になった。参加者は何人ぐらいだっただろうか。50ぐらい?めちゃくちゃ多くはない。大半がうちの父親ぐらいの年齢のおっさんで、若い人がまばらにいる感じ。少ないが女性もいた。今回出品されていたのは、家具、陶器の骨董品、アンティークのおもちゃ、レコード、本、掛け軸などなんでもかんでも。

レコードを仕入れてきました!

ここの市場は月2回あり、毎月9日と24日は市場で働くため「本とかの店」は休みです。


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