【音楽×珈琲 鑑賞録】11月19日~レナード・バーンスタイン ミュージカル 『ウエスト・サイド・ストーリー』
音楽観を鍛える鑑賞録。
エンディングまであと【43日】
11月18日のテーマは、【主題】
とりあげる作品は、
レナード・バーンスタイン /
ミュージカル 『ウエスト・サイド・ストーリー』
です。
レナード・バーンスタイン
Leonard Bernstein
1918年8月25日 - 1990年10月14日
ユダヤ系アメリカ人の指揮者、作曲家、ピアニスト
『ウエスト・サイド物語』(West Side Story)は、1957年8月ワシントンD.C.でトライアウト後、9月26日にマンハッタンのウィンター・ガーデン・シアターでブロードウェイ初演された、アーサー・ローレンツ脚本のブロードウェイ・ミュージカルです。
シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』から着想をえて、当時のニューヨークの社会的背景を織り込みつつ、ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人との2つの異なる少年非行グループの抗争でストーリーが展開するなか、若い男女の2日間の恋と死までを描いています。
キャストのほとんどが無名の新人というにも関わらず公開当初から話題で、ヨーロッパ公演なども盛況。恒常的な人気を博しますが、1980年のリバイバル公演ではさらにブラッシュアップされた演出・振り付けなどが話題になり、知名度を揺るぎないものにしています。
このミュージカルの音楽を手がけた、レナード・バーンスタインは1960年に、シド・ラミンとアーウィン・コスタルの手を借りてミュージカル中の主要曲を集めて編曲し、オーケストラのための演奏会用組曲「『ウエスト・サイド物語』からのシンフォニック・ダンス」(Symphonic Dances from 'West Side Story')を作っています。
この作品は演奏時間約30分とまとまっていて、バーンスタインの作曲能力の高さを窺い知れるとともに、アメリカの精神性や文化を感じ入れる音響に浸ることができます。
このサウンドはビッグバンドやジャズ、フュージョンの風合いも想起させ、クラシック音楽というには趣きがやや現代的ですが、だからこそオーケストレーションの醍醐味を味わうに最適な作品ではないかと思います。
タイトルの「ウエスト・サイド・ストーリー」の新作がスティーブン・スピルバーグ監督で、脚本がトニー・クシュナーという期待してしまう作家陣の作品が発表間近。
1961年版公開60周年に合わせた2021年12月10日に本国アメリカで公開され、日本では公開日が2022年2月11日とのこと。
作品のシナリオや演出も興味深いですが、音楽をどう展開するのか気になります。
劇伴音楽はデヴィッド・ニューマンが手がけるようで、バーンスタインの音楽をアレンジしているそう。これは劇場でぜひ観たい!
現代に甦る60'sミュージック。
今から楽しみですね。
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