22時〜5時で眠りたい男の話 Day:1

AM 5:00、今日もfitbitがふるえる。

まだ夜も明けない暗闇のなか、
むくりと起き上がり、明かりをつけ、
コーヒーを淹れるための湯を沸かす。
そのあいだに、パソコンを立ち上げ、
コーヒー豆をグラインドする。
今日は丸山珈琲のゲイシャだ。
100gで2,160円もした。
新年に際して、奮発したんだ。
荒々しい音をたてて挽かれる豆の香りがとてもいい。

気温は2℃。吐く息も白い。
Russell Hobbsの電気ケトルからも白い湯気が立ちのぼる。
用意した挽きたてのコーヒー豆をフレンチプレスに入れ、
ゆっくりとお湯を注ぐ。
ここからも格別な快い薫りが部屋いっぱいに広がっていく。
4分間計測できる砂時計を反転し、
コーヒーができあがるのを待つ。

そうして、今日書きたい記事を思案し、
一日の流れを逡巡する。
今日は5:15〜6:15まで1時間、
生産的なアウトプットにコミットするぞ!

とまっすぐ横たわる布団のなかで思う。

1/10 今日も起きれなかった。
身体を縦に"く”の字にすればいいだけなのに、
それができない。
いつまでも「動け動け」と焦りが積もるばかりで、
あっという間に1時間がムダになってしまう。

『早起きして、面白い記事を書くんだ!』
そう意気込んでいた野望も、
朝からいきなり破綻する。
出鼻から挫かれると、その日がどんなに順調でも、
パズルが埋まらない気分になる。
それをもう10日間も続けている。

今日こそは、今日こそは、と思っても起きることができない。
起きなきゃ仕事に間に合わない時間にようやく起きあがる。

『2020年、22時から5時まで最良の睡眠をとる!』
年末に立てた目標も元旦から頓挫した。
イヤでもふるえて起こしてくれるバンド型のfitbitを眠気まなこで止めてから、
思考に耽っているのか、夢のなかなのかも分からない時間を過ごす。
三が日なんて、
『いつまでも寝ててもかまわんのだぞ?』
という悪魔のささやきを訊いてしまったら、動けたものではない。
3日も続けばそれ以降は芋づる式に怠惰に過ごせる。
それがもう10日も続いてしまったというわけだ。

これはいかんな、と夢の住人としても思っていた。
上記にあるとおり、朝のスタートが上手く切れなければ、
その日一日が慌ただしくなってしまうことを
我が身をもって体験した。
掲げた目標の裏には、たくさんの願望が詰まっているからだ。

ともかく、願望以前に、
立てた目標を達成することから改めよう。
2020年が10日も過ぎたころ、
朝のシャワーを浴びながら考えていた。
そして、
妙案というのは無防備なときに生まれるとはよく言ったものだ。
(自分調べ)

『目標に対しての進捗をブログにしてみてはどうか?』
面白い記事を書くなどという漠然とした設定より、
必ず迎える睡眠をコンテンツにして、
更新頻度高く、日々のあらましを書く。
そうしたログ的な記事なら続けられるのではないか?
なにより、目標への強制力がはたらく。

ということで、これを書いている。
このnoteの記事では、
我が身をもって睡眠の最適解を探りながら、
日々の進捗や成果物を発信していく。

便宜上、22時から5時までの7時間睡眠を最良の睡眠時間としてみる。
個人的にそう思っているだけで、
これが人類にとっての最適解だとは思っていない。
睡眠についての書籍や知見は世のなかにたくさん出回っているなかで、
自分の人生としてはこれが最適解かもと仮説をたて、
実践してみた結果を示せたらと思っている。
n=1の情報のひとつとして参考になったら嬉しい。

さて、いまから1/11の内容が自分自身、楽しみである。
ちゃんと起きて、続きを書いてみてくれ。

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