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MasterClass Lesson: Day 32 "Massimo Bottura's Sauce"

今日の学び

・メインプレートにインスピレーションを与えたものがダミアンハーストなどのアート
・美しい色彩豊かなソースとバルサミコ酢、妙味をいかに深めるか
・Cooking is poetry and an act of love. not something that you have to do.

“SPIN-PAINTED” BEETというフード・アート

マッシモの真骨頂といえば、プレートにバンバンソースをかけていくスタイルですが、そのかけられているソースのつくり方を見ると、五基本味をオールカバーするだけではなく、深みをもたらすための工夫や手間がしっかりかかっています。
材料も無駄なく惜しみなく使われているし、バルサミコ・ディ・モデナっぽいものが決め手だと語っていましたが、非常に奥行きのある味わいが想像できます。
特に、THE HERB “CHLOROPHYLL” SAUCEは、感性を揺さぶる素晴らしいソースだと思う。
ダミアン・ハーストスピン・ペインティングから発想を展開することは可能かもしれないけれど、レストランで一瞬の芸術に昇華するフード・アートをやり続けるのは至難の技。考えれば考えるほど難しいことをやってのけているレストランだなぁ、と改めて感心してしまいます。

料理は詩作であり愛の行動

「料理を仕事ととらえるのではなくて、やりたいからやるんだ。」
というマッシモの言葉には非常に共感するところで、日々の生活のために仕事として料理をするという感覚は自分もほとんどありません。
同じ献立をつくるにしても、毎回微妙に変わる調理内容であったり、どんな人がどれだけの人数分、食事をするかでも変わってしまう。
名称は同じでも、まったく違う料理を作っている気持ちで食事づくりを手がけると、ずっとこの行動をしていきたいな、と思います。

オステリア・フランチェスカはマッシモを筆頭に、料理をする価値をひしひしと感じながら仕事をしているのでしょう。
翻すと、どんな人も料理をしているときは、食事をしているときは、そんな豊かさを感じられることができると思います。
ただの栄養補給ではなくて、愛とはなにかを慮る貴重な時間だというパースペクティブをもつ人がもっと増えると幸せの総量は底上げされていくんじゃないかと、この動画を見ながら思い馳せていました。

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